あらかわ交通ノート

文章と写真などでお楽しみいただく鉄道を始めとした交通情報や旅行などを取り上げるブログです。鉄道や旅行、地理のこと、アイドルの話などさまざまな情報を発信をしていきます。

丸ノ内線の近況

f6c87e09.jpg自宅からかなり近い場所を通るにもかかわらず、あまり取り上げていない路線がある。これは東京メトロ丸ノ内線で、私が住んでいるのは中央線沿線であるが、実際には丸ノ内線の駅とも近い。
丸ノ内線の新宿〜荻窪間は、中央線の陰に隠れて、存在が比較的地味で、すぐに忘れられてしまう印象もある。この区間は、都電の代替区間として建設され、青梅街道沿いに駅がある。駅名も、中野や高円寺、阿佐ヶ谷といった中央線駅に新だの東だの南だのつけて、没個性的過ぎるのもこの傾向を強めている。

丸ノ内線のこの区間は、私も実は乗車したのが営団地下鉄完全制覇を狙っていた当時(約10年前)は最後の方で、つい数年前までは新高円寺と東高円寺の区別がつかなかった。

駅名の没個性さのせいで、JR高円寺駅では、よく両駅へはどう行けばいいのか?尋ねられることもある。実際に東高円寺であれば、高円寺よりも中野のほうが近いというのが更に不思議でならない。

最近、池袋〜荻窪間の本線でも方南町線同様にホームドアの設置工事が行われ、来年には丸ノ内線はホームドア設置の路線として生まれ変わる予定だ。現在、南阿佐ヶ谷・新高円寺の2駅が設置準備を終えた。まず、郊外部から終え、その後で、利用者の多い地域へと伸ばして行く方法だ。
しかし、丸ノ内線は、電気方式が第三軌条で、線路の横に電気が流れている。その為、ホームへの転落は他路線よりもかなり危険なものがある。都営三田線などは、架線電圧なので、線路内に落ちても電圧は流れない。
その狙いは、ワンマン運転の開始にある。しかし、利用客の多い丸ノ内線でワンマン運転は上手く出来るのか?特に新宿や池袋、赤坂見附といった利用客の著しく多い駅があり、朝ラッシュなどは、駆け込み乗車などの問題などでドア開閉に時間がかかる場所もあるなど、導入直後は不慣れ等によるラッシュ時の遅延などが心配されるが、これも慣れだろうから、看過しておく。

丸ノ内線の新宿〜荻窪間の最大の問題といえば、特に日中は新宿駅での池袋方面から来る電車を段落ちさせる事で、池袋〜新宿間では4分間隔になるが、新宿から荻窪までは6〜7分間隔になり、それとともに特に新宿〜中野坂上間の混雑が激しい。この区間の混雑の激しさは、中野坂上までは、方南町方面への利用者がいるために、方南町までの利用客も中野坂上までは荻窪方面行きを使う。その為、新宿駅発車時点では、方南町方面を加えた10駅分の利用者が使用するので、混雑が発生する。

丸ノ内線のこの区間は中央線に押されているものの、利用者が多い。その理由として
この地域が人口の極めて多い地域で、中央線沿線だけではとても利用客を捌けないことやもともと街道沿いということもあり、人口が集積していた点もある。また、街道から外れても、特に杉並区内に見られるが、駅から離れた場所にも住宅地が拡散しており、この地域は中央線よりも丸ノ内線を使うか、井の頭線を使うかのいずれかになる。どちらかと言えば、井の頭線的な雰囲気のある場所も多い。

これまで利用が多いものの、内容が乏しいので、あまり話題にならなかった丸ノ内線だったが、ワンマン化などで状況がどう変わるかその動向にも注目したい

ザ・日記パレードのネーミングから

192c1653.JPG当ブログのアクセス数が増加して大変嬉しい今日この頃であるが、これに伴い、これまで以上に質の高く、有意義なブログを目指そうかと考えているところです。

さて、このブログは「ザ・日記パレード(赤版)」が正式名称ですが、なぜ赤版か気になった方もおられるので、名称の由来をここで紹介する予定です。まず、ザ・日記パレードですが、はじめはどのような内容のブログにするか迷いがあった。鉄道も時事問題も政治も地理も書きたい、これをひっくるめてどうすればいいかと考えたところ、祭典などのパレードを思い出した。パレードは、鼓笛隊の演奏からドラムマーチ、バトントワリングやチアガールの演技、ミスコンテストで選ばれた女性のオープンカーの乗車、警視庁や自衛隊音楽隊、また、上野で行われる上野夏祭りのように、東北・北陸・信越地方の祭りの披露などもある。このようにパレードは音楽だけでなく、さまざまな人たちが出演する。このブログもパレードと同様にさまざまな事を書いていきたいので、ザ・日記パレードになった。

パレードでお勧めは、都内近辺では上野で7月に行われる上野夏祭りだが、ここ数年は京成上野駅と大江戸線上野御徒町駅を結ぶ地下工事中で中止になっている。ここのお気に入りは、音楽隊だけでなく、東北地方などの祭りが見られるのでとても好きなパレードだ。

さて、赤版・青版の由来について。なぜ、赤版か。青版はどこにあるの?についてですが、青版は、芸能などが中心で、Yahooのブログを使っている。リンクからもアクセスが可能だが、更新回数が少ない。赤版はこの版でブログの中心になっている。
さて、赤か青かの由来は、それは私の生まれ育った京成電鉄にヒントと答えがある。京成は1960年代・70年代に、電車の色を上は肌色に下は赤の赤電と青と緑の塗装が中心だった青電の2タイプの電車がいた。その為、赤・青の2色に分けることで、多彩な内容の車両がいたことから、ブログの内容を同様に多彩にするべく、赤と青に色分けした。赤が主力になったのは、京成が時代を追うに連れ、赤電が中心になったので、主役にするべく、赤版をメインにしていった。

以上がこのブログの名前の由来でした。最後の赤青の説明は完全に鉄道趣味者向けになってしまったが、パレードと京成という自分の好きなものから名をとっていった点がある。適当な名前かもしれないが、実際はこのような裏事情から取っていったものだった。こんな名前ですが、名前を決めるにあたりこれを考慮した。

この先の続きに書いてあることは、京成及び鉄道に興味のある人向けの内容となっています。
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押上・業平と錦糸町の対比

365229d6.jpg数日前、墨田区の錦糸町や押上周辺を散策した。この辺りは、私の故郷の葛飾とも近く、比較的馴染みの深い場所だ。このエリアは、錦糸町の再開発の進展と将来の第二東京タワーの建設が押上付近で行われ、下町の中でも隅田川を挟んだ対岸の台東区に比べて地味だった墨田区のこのエリアも今後は変貌を遂げる可能性もある場所だ。

錦糸町から始まるこの散歩。錦糸町は、10年毎に大型再開発があり、80年代は丸井と楽天地、90年代はわずか数年で閉店し、今はアルカキットとなっているそごうデパート、そして2000年代の現代は錦糸町の駅北口にオリナスというショッピングセンターが出来た。これはもともとセイコーの工場の跡地で、この地域は時計産業などで栄えた。中は、ファッションブランドショップなどが多く、アリオ亀有にも言えるが、これまでファッション系の店と縁のなかった下町地区にはこのような出店は珍しい。工場跡地利用での再開発が進展し、大型店をいれ、下町もさすが自由ヶ丘だの代官山だの目指すのは難しいが、大型店でプチ自由ヶ丘や代官山化を目指しているようにも見える。これは、下町の新しい動きを作る上ではかなり重要なもので、賑わいとはこのような点での賑わいを目指しているのかもしれない。

錦糸町からは15分ほど四ツ目通りを歩き、押上に到着。半蔵門線では1駅になるが、この区間はバスも頻繁に走り、道路も碁盤の目上になっているので、非常にわかりやすい。押上は言わずと知れた京成の本社の所在地だ。京成橋と都バス
私が以前、葛飾から錦糸町や亀戸に行く際は、押上まで京成に乗り、押上で都バスに乗り換えるルートをしていたので結構利用していた。半蔵門線が開通して3年、押上は、地下鉄2路線の起点駅で、交通ターミナルとして発展しているかに見えるが、実際は単なる中間駅に過ぎず、これが現在まで続いている。尤も押上は、1950年代までは交通拠点で、路面電車と京成の乗換駅だったが、1960年の都営浅草線と京成の相互乗り入れからこれが起きているように見える。


新東京タワーはここ?

新東京タワー建設予定地となるこの近辺だが、しかし寂しい現実がある。浅草通りや四つ目通り沿いにある商店街は、空き家が多く、人の賑わいも少ない。これは頻繁にこの辺りに行っていた10年くらい前から見ても明らかだ。錦糸町だけでなく、浅草・上野とも近いこの場所は、浅草や錦糸町へのストロー化が生じているように見える。つまり、地方都市などでよくありがちな高速交通の開通によるストロー効果が、東京都区内でも生じているのだ。ここでは、高速交通よりも周辺の再開発が原因のようにも見える。それだけではない、空き家が多いのは商店街の店主の高齢化なども一因になっている。せっかく新東京タワーを建設して地域活性化が期待されるのに、これだけではタワーだけで何も見るものが無い街になってしまう。新東京タワーの建設とともに、商店街も活性化させるべきではないか。どうせならば、西側などのような派手な町並みと言いたいが、こんなのは錦糸町や亀戸、亀有などの再開発テナントに任せ、浅草に負けない下町らしさや錦糸町と違った再開発に頼らない気概のあるまちづくりを進めるべきではないか。タワーだけの町おこしでは、短期で終わってしまう。

錦糸町と押上は、半蔵門線が開通して3年経つが、大きな差が出ているように思う。押上も、交通の利便が良いのに、これでは、とても残念だ。しかし、魅力ある街にすればどうすべきかを再考するの契機が新東京タワーになれば良いだろう。

JR東日本新幹線全席禁煙とN700系への期待

bbba774c.JPGlivedoor ニュース


来年春から全席禁煙の新幹線が増えそうだ。まずはJR東日本の東北新幹線・上越新幹線でも長野新幹線に続く形で全席禁煙が行われる。また、東海道・山陽新幹線でも、来夏登場の新型新幹線・N700系新幹線使用の新幹線は全席禁煙とし、喫煙ルームを設ける方向でいるそうだ。

私は幼時時代の喘息の経験から煙草は基本的には吸わない。なので出来る限りであれば、禁煙席の方が良い。しかし、喫煙席に乗ることも時たまあるが、あまり気にしていないものの、やはりこの理念から基本的には指定席を取る場合は、禁煙席にしている。
東海道山陽新幹線に喫煙ルームを設けたのも、最高で5時間(東京〜博多間)乗車するため、やはり5時間煙草なしではヘビースモーカーにはきつい。特に同新幹線の対抗交通機関の飛行機が完全禁煙であるためにそれを敬遠し、新幹線を使う人もいる。完全禁煙では、喫煙家の理解が得られないからかもしれない。それよりもN700系には、喫煙ルームよりもリラクゼーションのための部屋が欲しかった。

指定席の予約状況では、喫煙席よりも禁煙席の方が座席が埋まる確率が高い。特に多客時などでは指定席禁煙車が発売後短時間で完売してしまう。たとえ、東海道新幹線の場合16両中10両以上あっても、このような状況だ。それを考慮すれば、禁煙車指向が極めて高いのもよくわかる。

N700系は、今日のラジオのニュースで聞いたが、車体傾斜装置によるカーブの高速走行等での時間短縮などを図るそうだ。東海道新幹線の場合、特にカーブの半径などからスピードに限界があるので、技術でしか時間短縮は図れない。山陽新幹線内では時速300kmの走行をする。500系では、騒音も大きいので、N700系では超高速時の騒音軽減にも期待したい。特に九州へ行くときにでも乗車したい。私は、たとえ旅客流動のほとんどを飛行機が占める東京〜九州間でも、魅力ある新幹線車両がある限りは、新幹線での移動を基本としている。新幹線は例え超高速であれども、街の風景を眺めることができる。富士山、浜名湖、京都や大阪の市街地、瀬戸内海などなど飛行機では味わえない風景を見られる。更に日本が誇る最先端技術に間近に触れることが出来るので、新幹線に乗るだけの魅力は計り知れない。こういう私はやはり物好きなのかな・・・

まちづくり三法を考える

b8750350.JPG昨日の亀有からの話の続きになるが、最近では大型店の出展を規制するまちづくり3法の法案成立が間近に迫っている。このまちづくり3法は、「都市計画法」「中心市街地活性化法」「大規模小売店舗立地法」で、その中でも「都市計画法」「大規模小売店舗立地法」の改正によって、郊外への出店を大きく規制するとともに、中心市街地への商業施設の促進を進める予定だ。これについては、昨年12月24日付のブログで掲載した内容の続編となる。

この法律については、悪法である事だけは確かだ。大型店の規制をかけたからといって人は戻ってこないとこの日のブログでも書いたはずだ。当日のブログでは、むやみに規制をかけるよりも人の流れに合った町並みを作るべきと締めた。

ここでは、大型店が地域に招く事を羅列してみた。大型店は、都市部と地方部とでは様相が異なる。一例として、都市部の大型店の例を挙げよう。都内の都市部の大型店は亀有以外では、江東区・江戸川区など東側の区に多い。この場合、特筆されるのが自転車利用が多いことにある。つまり地域型のショッピングセンターとなっている箇所が多いのだ。自動車利用の場合は、駐車場数が少なく、相対的に渋滞数が多くなる。一方、地方部では、自転車で行ける店も少なく、大半が自動車だ。これは交通分担率などにも違いがあるのだろうが、自動車社会か公共交通社会かを出す一例となっている。個人的には、大型店の出店は、人口の多いDID地区から自転車でも時間がかからず、なおかつ幹線道路沿いにある店が最も理想的ではないかと思う。しかし、現実は甘くなく、大型店は都市計画の区分では、準工業地域や市外調整区域などの箇所のみが出店の対象となる。実際に都市部の大型店の大半は、工場跡地などに出店するケースが多い。その為、大型店が進出するのが辺鄙な未開発地が多い。大型店は品揃えの反面、渋滞などに懸念が生じる。これについても有効な解決策が見つからない。大型店は良さも悪さもある。

大型店の問題も駐車の問題と同様に、公共性が問われるものであるが、どちらかと言えば、商業の自由をやや妨害している点をこの法では問題になっている。それだけでなく、日本のまちづくりの法律は1998年の改正法もそうだったが、どうしても規制をかけても今ひとつになってしまう点がある。商業は自由が問われるもので、自由を制限すること自体が本末転倒ではないかと考える。法律は確かにルール作りのものであるが、法律の規制に馴染むものと馴染まないものがある。実際にこのまちづくりの件はどちらかといえば、馴染めないものだ。もう一度言うが、商業は自由が問われるものだ。だから、このような規制をしても失敗に終わる。

名義の商店街を活性化させたいのならば、支援をしていくような法律が必要になるのではないか。今の退廃的な状況になっている商店街の現状を見ずして、大型店だけを絶対悪にするのは、法律の効果は絶対に目に見えている。私が一番言いたいのは、大型店の規制ありきで商店街への支援を困難にしているために、このような法律を成立させることに問題があるのではないかとも考える。

アド街ック天国亀有編

d10ca4c3.JPG予想通りといえば、予想通りかもしれないが、今日の内容はアド街ック天国の亀有からお伝えする。

葛飾区が取り上げられるのは、新小岩・柴又・金町・青戸立石・堀切と亀有の6回であったが、2度取り上げられたのは柴又と亀有の2箇所のみだ。当然、全ての回見ている。

亀有はこのブログで幾度と取り上げているように、私の出身の青戸の隣で非常になじみのある街だ。実際に生後直後及び幼少時は今は亡き祖父の家が亀有にあったのでよく預けられた。その為、古くから自分の住処のようにも扱っている。実際に始めて行ったイトーヨーカドーは亀有店で、このヨーカドーは駅前でもなく、現在のアリオ亀有のヨーカドーの西側にあった。(現在はジャパンホームバリューの位置)

さて、今回の亀有の感想は、こち亀よりもアリオ亀有に重点を置いたものだった。アリオについては3月3日13日のブログに詳細が書いてあるので、ここを参照していただきたい。それにしてもアリオ亀有は、3ヶ月ながらにしてこの地域に溶け込めている。
しかし、四半世紀以上亀有を見ていて最大の魅力は、地域の商店街にある。八百屋にうなぎや、焼肉、持つ煮込みの店、おでんの店など多種多様なバラエティに満ちた商店街がこの街には多い。その店の多くを私は知っている。幼少時に行っていた「さんかね」というパーラーがなくなったのは残念だった。亀有伊勢屋には両さんドラ焼きがある。このドラ焼きが、版権等の問題で難産の上、誕生したとの秘話をあったのは大変驚いた。今では、地元の友人等への葛飾の名産と紹介しているだけに、この話題は興味を持った。(実際に亀有に行かなくてもヨーカドー四ツ木店などでも購入ができる)今日の内容にも知らない箇所があり、四半世紀も亀有が日常圏として見ている者としては、新たな発見も生まれた。

両津勘吉像が、北口にできたのは、2月12日のブログで紹介したとおりだが、今年の秋には南口にも完成するそうだ。ここ数年、亀有がこち亀を中心としたまちづくりを行っているのは、このブログでも幾度となく書いているが、最近こち亀は150巻の発刊を達成した。これまでの亀有は、再開発などで盛り上がったが、最近の地域資源としてこち亀を生かしているのには共感できる。1999年・2001年にはこち亀の舞台も亀有リリオホールで行われた。ここで初めて話すことになるが、1999年にこち亀の初の映画が公開されたときに、葛飾区民を対象にした試写会も行われ、実は当選し、誰よりも先にこち亀の映画を見ている。こち亀と地域のかかわりはアニメの放送開始になったこの10年間であると考えられる。

亀有はこち亀だけにはない下町のさまざまな側面が盛られる街だ。香取神社
元々水戸街道の一里塚が置かれたので、歴史資源も多く、香取神社もその一つと言える。歴史、工場、商店、住宅、そのさまざまな点において充実している。これが亀有に限らず、葛飾区や周辺の江戸川区小岩等にもいえる地域の魅力だろう。アリオ亀有は、新たな買い物需要を喚起したが、アリオだけの無機質的な街にして欲しくない。亀有には商店街と大型店の共存ができるだけの魅力があるのでそれを生かして欲しい。

環八通り通過感想

livedoor ニュース


環八通りの新規開業区間を少しだけ見てきた。所感を述べたい。

まずは、南田中近辺から

環八荻窪・高井戸方面から環八に入るには、井荻トンネル内に入るしか道筋はなく、井荻トンネルで交差する早稲田通りや新青梅街道辺りから環八へ行くことは今はできない。後々完成させる予定だ。その為、荻窪や高井戸などからは環八赤羽方面への恩恵はあるが、井荻付近の周辺等道路からからは環八赤羽方面へは別の道を通らなければならない。内回りは、環八から本線荻窪方面、側道として早稲田通りや新青梅街道への道筋が地上で交差しており、環八から周辺道路を含めて全てに行くことができる。しかし、信号制御及び井荻トンネル内の工事が車線1本ずつでまだ途中なので、トンネル近辺は激しい渋滞を生じており、完全完成が待たれるところ。

気づいたのは、既存開通区間の平和台付近で、ロードサイドのレストランや家電量販店・スーパーが多く、環八で交通量が少ない時代の名残か路上駐車が多く発生しており、特に週末はこの近辺を中心に交通渋滞になりかねない。せっかく開通しても、路駐などによる渋滞は、せっかくの効果を減殺せざるを得ない。特にこの平和台駅の周辺は早く手を打つべきではないか。そうしなければ、環八屈指の渋滞箇所として汚点がつくことになりかねない。
同様の例は、既存開通区間の志村3丁目付近で、平和台同様に路駐と大型店渋滞が特に休日に発生しそうに見えた。せっかくの道路の開通も渋滞が発生しては、使えない道路になってしまう。当然環境等にも影響が出る。こうなっては、本末転倒だ。

しかし、新規開通区間の大半はトンネルや立体交差で、空いていれば快適に走行できる。また、住宅地を通過することから防音壁など環境に大きく配慮している。板橋区内の区間は、周辺地形に合わせて坂になっている箇所もある。(板橋区は荒川沿いの北が低く、南が高い地形なので区を南北で移動する際は高低差が生じ、坂がある)ただ、外回りは下り坂なのでここは注意が必要になる。

環八通りの開通は、浸透するにはしばらく時間がかかるかもしれないが、南田中付近の見切り発車的な部分や平和台・志村3丁目付近など手を打たねばならない箇所もあるが、この道路の開通によって、東京周辺の交通が大きく塗り替えられることを期待したい。また、快適な道にして、井荻トンネル周辺の環八で終日渋滞が発生していたことによる経済損失や1400億の高額で建設した道路の効果を是非とも還元していくべきではなかろうか。
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