ゴールデンウィークは特に高速道路では帰省や行楽地へ行く車で激しく渋滞する。なぜ高速道路に自動車が集中するか考えてみた。

高速道路の場合、いうまでもなく信号がなく快適に通過することが出来る。しかし、なぜ高速道路に自動車が集中するかもう一つ考える必要がある。それは、山道などの峠越えなどの場合、一般道路はカーブや勾配がきつく、運転に神経を擁する。一方の高速道路は、一般道路に比べて緩く作られている。その一例が、東京都八王子市と神奈川県相模湖町を結ぶ小仏峠だ。国道20号線は大菩薩峠でカーブがきついのに対して、中央自動車道はカーブは少しきついがトンネルを越えるので一般道よりも楽に通過できる。その為、この区間を通過する場合は中央自動車道のほうが気持ちがいい。っていうじゃない・・・
でも、この区間は4車線道路で、自動車の流入が激しくなったら、大渋滞しますから、残念!!!
中央自動車道は6車線の区間が山梨県の上野原を越えた区間ではじめて現れ、それ以外の区間は4車線で走る。これはもともと市街地化が進んでいた東京都多摩地区を通過するので、土地買収が出来なかったことなどが原因だ。中央道は、高井戸インターでの下り線未設置問題など問題の多い道路だ。(下りに乗る場合は、嫌でも3km手前の首都高の永福インターから乗るか、下道を7km走り、調布インターから乗らなければならない)

中央道の話が長くなったが、高速道路(自動車利用)は鉄道よりも安くつくという利点もある。一般に高速道路の料金は高額なのは良く知られた話であるが、二人・三人・家族連れと複数利用になると鉄道よりも安く着く。なぜならば、鉄道の場合は人数分の運賃が必要なのに対して、自動車の場合は自動車1台につきの料金で済むからだ。ガソリン代を含めても人数が多ければ鉄道よりも安く着く。更に地方都市では、自動車社会のところが多く、自動車がないと生活しにくい場所もある。その為、鉄道よりもどうしても有利にならざるを得なくなる。ましてや一般道利用では、ガソリン代だけで済むので、ますます自動車利用が増える。しかし、自動車ばかり絶賛するのも良くなく、環境破壊や騒音などの問題も生じるので環境には良くない点もある。自動車が優位に立つのも限界があり、起点からせいぜい300km程度でこれ以上の距離では新幹線や飛行機などが有利になる。300km自動車走行しても、時速50kmの場合は6時間かかるので、これが限界なのかもしれない。