a57b94fa.JPG1月7・8日に青春18きっぷで東海道を下った。その時の事を報告する。

新宿からは湘南新宿ラインのグリーン車で戸塚まで行く、戸塚で東海道線のグリーン車に乗り、熱海を目指す。戸塚駅は東海道線と横須賀線が段差なしで乗換えができるので、乗り換えの便は大変良い。現在は、グリーン券を買えば、青春18でもグリーン車に乗れるので、そこは大きく改善されたと言える。新宿〜戸塚間は231系のグリーン車、戸塚〜熱海間は特急踊り子用の185系のグリーン車に乗った。(一日1本東京→伊東間の列車に185系が使われている列車があり、これを狙った)まさか、青春18で特急車両のグリーン車に乗れるとは・・・お買い得だ・・・

熱海からは吉原へと向かう。ここで訪れたのは岳南鉄道だ。

岳南鉄道8000系

岳南鉄道は富士市の吉原駅から市内の北東部の岳南江尾へと向かう9.2kmの鉄道路線で、旅客輸送だけでなく、貨物輸送も盛んな路線だ。乗車したのは、京王井の頭線の3000系の中古車両だ。京王井の頭線のこの車両は、全国各地に散っており、地方で再就職が盛んに行われている。昨年11月に乗車した上毛電鉄と違い、揺るが少なかった。富士市は製紙などを行っている工業地帯であることから煙突などが多く見られる。その為、駅の中に貨物のヤードがある箇所もあり、いかに富士市の工業地帯を走る鉄道の様相がわかる。利用客は土曜の午前中であったが、どのローカル線でもいえるが、ここも中高生や高齢者など自動車免許を持たない層の利用が多かった。駅の裏にロードサイドのショッピングセンターが集積しているのも、何だか鉄道が使われていなくて勿体ないように感じた。
起点となる東海道線吉原駅も、貨物輸送のための側線が多く敷かれているが、あまり使われていることがなく、鉄道の貨物輸送の衰退化なども進んでいるようにも感じた。

吉原から東海道線に乗り、静岡へ。静岡は通過数が多いが、市内を歩いたことはなかった。県庁の21階の展望台を登った。県庁の高層化も賛否両論があるが、今回はこれを考えずに登った。静岡は清水方面の日本平、長沼山、賎機山(しずはたやま)など多くの山があり、駿河湾も近い。ここが風光明媚な地と呼ばれている理由がよくわかった。ちなみに賎機山が静岡の地名の由来となった。もとはといえば、城下町で駿府とも呼ばれていた。静岡県庁からの風景
でも、静岡市。2005年に発足した政令市で清水・葵・駿河の3つの行政区があるが、葵区などは大井川鉄道の井川の山間部付近までが行政区内で、同じ市民としての意識が大きく異なっているようにも見える。人口71万人の政令市というのも政令市=人口100万人以上の中核都市と覚えて来た者からすれば違和感もある。

静岡からは浜松へ向かう。この区間は大井川・牧之原台地などがあり、自然的な魅力も多い。静岡県内は東海道線で越えると大変長いが、風景の移り変わりはとても楽しい。車両は運が悪ければトイレなしの電車に当たってしまうこともあるが、今日はそうでなかった。

浜松は静岡県西部の中心地で、城下町から明治以降は産業都市として発展した。バイクや楽器などで有名な都市だ。浜松市も昨年の合併で広大な面積を持ち、県の西端部は、ほとんどが浜松市になった。ここで訪れるのは遠州鉄道で、浜松駅と旧浜北市の西鹿島(現・浜松市)とを結ぶ。
遠州鉄道は、1時間5本の電車(12分間隔)がパターンダイヤで走る。車両も比較的新しく、しかも自社製造の電車だ。更に、ナイスパスというICカードも発行し、大都市鉄道と変わらぬ鉄道運営をしている。
遠州鉄道1000系
起点の新浜松駅は、浜松駅から徒歩5分程度の位置にある。それも高架駅である。土曜の夕方であったためか、利用者は多く、2両の電車が座席が満員になるほどだった。利用層は老若男女さまざまであった。特に若い利用客を中心に活発だったのが大変良かった。沿線は、都市から郊外へ向かう郊外電車のような様相だった。
浜松市は80万人の人口がいるが、旧浜松市と旧浜北市の人口は合わせると65万人(浜松57万人+浜北8万人)で、多くはこの2市に集中する。なので、DIDもこのエリアに集中している。積極的なサービス展開が、利用者を掴んでいる点もある。ICカードは利用しなかったが、鉄道・バスと一体化して、交通網の充実を図っているのは、他の都市も見習ってほしい点もある。逆に言うと浜松のような人口・都市規模だから交通網の充実などが図れるという見方もできる。

浜松からは東海道線を西へ。浜名湖を通過し、愛知県に入る。浜名湖周辺は、国道1号、東海道線、東海道新幹線が通過し、(東名はもっと北を通過)交通集中点となっている。しばらくすると豊橋へ。浜松〜豊橋間は、東日本と西日本に二分したときは境目になるように見える。

豊橋到着後、豊橋鉄道も訪れたかったが、時間の都合でカット。豊橋からは東海道線の新快速で名古屋へ向かう。それにしても名古屋の新快速はスピードを出す。あっという間に、名古屋に着いた。
明日は、リニモや愛・地球博跡地、中部国際空港などの見学をしたのでその模様をお届けする。