1eec746d.jpg来年の完成を目指している池袋〜新宿3丁目〜渋谷間を結ぶ東京メトロ13号線の名称が決まった。「地下鉄副都心線」だ。(東京メトロのプレスリリース
日本一の混雑区間として知られている山手線渋谷〜新宿間を含む渋谷〜新宿〜池袋間を山手線の東側の明治通りに沿うような形で建設されているこの路線は,池袋駅で有楽町線と乗り入れ,有楽町線経由で西武池袋線・東武東上線に乗り入れ,渋谷駅では,開通から5年後を目処に東急東横線とも乗り入れる予定だ。

途中の駅名は以下のように決まった
池袋(新線池袋駅)〜雑司が谷〜西早稲田〜東新宿〜新宿3丁目〜北参道〜明治神宮前〜渋谷

東新宿駅では都営大江戸線,新宿3丁目駅では丸ノ内線と都営新宿線,明治神宮前駅では千代田線と接続する予定だ。

総評として,私は「渋谷線」を強く希望していた。しかし,将来の東横線との乗り入れとなると「渋谷線」では東横線方面の利用者から見れば,「渋谷を越えるのに渋谷線?」といった疑問になりかねない点もあるかもしれない。副都心線は漠然とした名称だ。しかし,池袋・新宿・渋谷をつなぐというイメージでは悪くはないかもしれない。ともあれ,土日の夕方でも200%以上の乗車率になる区間の混雑を少しでも解消することに期待したいものだ。それだけでなく,埼玉方面から縁の薄かった新宿や渋谷がより身近になることも期待できるかもしれない。

余談になるが,渋谷〜新宿〜池袋間といえば,現在山手通りの地下に首都高中央環状新宿線を建設中で,この道路は,今年中に初台〜池袋の間が開通する予定だ。今年・来年と山手線の西側の交通網の整備が行われ,変化が現れるだろう。