b0036ea4.jpgもう既に話題になっているかもしれないが,小田急ロマンスカーが来年春から地下鉄千代田線に乗り入れる事が昨日正式に発表された。運転計画では,朝には「メトロさがみ」という本厚木〜北千住間の上り特急,夕方には「メトロホームウェイ」という大手町〜本厚木間と北千住〜唐木田間の下り特急,土休日には「メトロはこね」という北千住〜箱根湯本間の特急列車も走る事になった。また,土休日のうち年間30日ほどは,「ベイリゾート」という本厚木から有楽町線新木場への列車も運転される事になった。
プレスリリース
・東京メトロ
・小田急

驚いたのは,当初は,平日夕方のみの運転で,運転区間も湯島〜小田急線という計画であったが,
なんと北千住まで来て,なおかつ北千住から箱根への列車が走る事だった。残念ながら,ロマンスカーの営業運転での荒川越えはなかったが,隅田川を越えて,北千住まで来るのは本当にびっくりだ。

千代田線内の停車駅は,北千住・大手町・霞ヶ関・表参道の4駅で,小田急線内は,成城学園前・新百合ヶ丘・町田・本厚木などの主要駅に停車する。小田急線内は,列車によって,停車する駅が異なるが,ここではあえて紹介しない。また代々木上原駅は運転停車で,旅客の乗降は出来ない。有楽町線への直通は,停車駅が豊洲と新木場だけになる。

なんと,山手線と接続する西日暮里や明治神宮前(原宿)に止まらないのは驚いた。乗降に時間のかかる特急型車両が地下区間内で停車駅を増やすと通常ダイヤへの妨げになるので,あえてここまで絞ったのだと思う。
新木場行きの列車は,霞ヶ関駅と有楽町線桜田門駅とをつなぐ連絡線を介して行われる。ここは,東京地裁の地下辺りを通過する。

このロマンスカーに使用される60000系車両は,昨日公開された。車体の色は,水色を基調としたもので,この色は町屋〜北千住間で地下を潜る東京を代表する河川の隅田川をイメージしたものではないかと考える。この60000系は,地下鉄乗り入れように貫通扉を設けたものだ。この写真は,私の友人が今日行われた海老名での小田急ファミリー鉄道展で撮影したもので,本人の了承を経て掲載した。明日,私は海老名へ行く予定なので,その時に車内などを紹介したい。

ロマンスカーの千代田線乗り入れ。主に千代田線の東側を利用する者から見れば,すぐ隣で快適なロマンスカーを見るので,平日の夕方などは少々悔しい気持ちがあるが,それが吹き飛んでしまった。なぜならば千代田線から箱根へ向かう事ができるようになるので,箱根がより身近になるかもしれない。北千住発着にするのは,北千住駅で接続する常磐線や東武伊勢崎線,つくばエクスプレスなど箱根があまり身近でない地域の利用を狙っているのではないかとも考える。小田急も千代田線に乗り入れるからには,特に上記の沿線へのアピールをしても良いのでは?と思う。
もう一つは,これまでは特急列車が地下鉄に乗り入れるのは,難しいと考えられていたが,この列車の出来で,特急列車の新しいルート開拓ができるのではないかと考える。課題は沢山あるかもしれないが,ここでの問題のあぶり出しで多くの路線に拡大できれば幸いだ。特に浅草線を介した京成スカイライナーは見たい気もする。私も,長年千代田線を日常的に使用しているが,千代田線に乗る楽しみが一つまた増えそうだ。