58ebe362.JPG今日は,高島平での都営三田線志村車両基地での都営フェスタと尾久車両センターでのイベントが重なっており,友人と参加した。まずは,高島平での都営フェスタで撮影した写真を紹介する。

三田線の板橋区の区間に乗車するのは,約3年ぶりだ。地元の人かこの辺りで用事がないとほとんど乗車する機会はない。志村坂上駅までは地下を通過するが,そこから先は地上になる。それは,志村坂上までは台地の下を通過するが,その先が荒川・新河岸川の作る低湿地なので,地下で掘るのが困難だからだ。板橋区は荒川・新河岸川を底とした河岸段丘の地形になっている。北へ行くほど低い場所になるのだ。

高島平に到着する。歩いて7分で到着する。雨の中のイベントで,非常にすいていた。3週間前の小田急の海老名とはえらい違いだ。今日は,写真撮影だけに留める。ここにいるのは,東急の3000系・都営6300系・東急5080系の3車両で,いずれも三田線で走っている車両だ。

板橋マダム三田線は,目黒延伸・東急目黒線乗り入れを前に,車両取替えが行われ,今の6300系に統一された。また乗り入れ開始を契機に都営三田線に東急の電車が乗り入れ,3000系と5080系の2つの車両が乗り入れている。これまで地味な印象の三田線ががらりと変わった。田園調布や奥沢などの高級住宅地の代名詞といわれる場所を主に走る電車が入れば,イメージも変わるものだ。三田線の通る板橋区や豊島区,文京区から見れば,このような場所とつながっているというのがいまだに信じられないくらいだ。逆に都営の6300系も近くの荒川ではなく,武蔵小杉まで乗り入れることで,遠く離れた多摩川を渡る。この車両が多摩川を渡るのも今でも信じられない。

東急の車両は,東急目黒線から三田線とともに乗り入れていると南北線へ行く車両もある。東急の車両を三田線で見かけることは少ない。増してや本数の少ない5080系の場合は,レアものだ。

東急5080系と三田線6300系この東急に挟まれた三田線の車両は,東急沿線に住むマダム(3000系・5080系)とともに過ごしているようだ。この板橋を本拠にしている彼女は,マダムとともに行動をしている。彼女は,マダムに感化されてか?板橋マダムだ。なお,「板橋マダムス」というドラマは1998年にフジテレビで放送されていた。タイトルはもちろんこのドラマから取った。

余談になるが三田線でこれまで走っていた6000系は今は秩父鉄道で走っている。荒川に近い,この地から荒川を上流に辿れば会えるのだ。三田線の2つの車両は,荒川の近くで互いに活躍している。三田線の車両は,新旧とも今では関東を代表する川を渡っている。

pp528最後に,都営バスが1台このイベントに現われ,面白い表示をしてくれた。LEDの表示が三田線の駅になっているのだ。これには笑った。車両は巣鴨営業所のものだった。

ここにいたのは約30分,次は尾久の車両基地へと向かう。