805507d7.JPG2007年12月の某平日に訪問した鉄道博物館。その見学記は,2007年には,3回ほど報告をしたが,年をまたいでその第4回目は特別展の新幹線の挑戦の話題を中心にお届けする。

鉄道博物館には新幹線の代表的な車両の0系と東北・上越新幹線の顔として長年親しまれている200系の2つの車両が展示している。0系は,鉄道博物館以外にも青梅鉄道公園などにも多くの場所でも展示がしているが,ここの0系は顔と運転台だけで他の場所に比べると物足りない。200系は,車内を含めて展示している。200系は,今は数を大きく減らしたが,東北・上越新幹線の顔といえばこの緑線の丸い車両だろう。この200系は,豪雪地帯を通過するので,特に上越新幹線での対雪についてはビデオを流していた。200系の座席は,デビュー時の座席ではなく,更新後の座席を使っている。

ときのHM特別展は,2階のイベントスペースで行われている。
その途中には鉄道の歴史などが,大きく展示されており,その中には上越新幹線開通前まで上野と新潟を結んでいた特急ときのヘッドマークや1984年に廃線になった兵庫県の高砂線のヘッドマークなどがあった。(それで国電に高砂という駅があって,葛飾区の高砂は京成高砂と名乗るようになったのか)

新幹線のポスターさて,新幹線の挑戦の見学をする。東海道新幹線の初開通から44年,デビュー時からのポスターや資料などが充実をしていた。1964年当時,東京〜新大阪間は,ひかりは4時間で2480円,こだまは2280円だった。ひかりとこだまでは,料金差があった。これは今ののぞみにも受け継がれている。1970年代は,山陽新幹線の開通で,ひかりは西へと進み,1975年には福岡県の博多に達した。山陽新幹線では直進するルート・トンネルの技術・スラブ軌道など東海道新幹線とは異なる構造を求めた。そして1982年には東北・上越新幹線が開通,この新幹線は山陽新幹線での技術を元にしながらも,豪雪地帯を通過するのでスプリンクラーなどの対策などが施された。1992年には山形新幹線が開通し,新幹線が在来線に乗り入れた。その後も1997年の秋田新幹線,長野新幹線の開通,500系のデビュー,2000年のひかりレールスターと700系のデビュー,2004年の九州新幹線の開通なども紹介がしてあった。どちらかといえば,東北・上越の方に比重を置いた展示だった。それが端的なのは,新幹線が通勤通学に使われている件で,東京駅から小山や熊谷まで新幹線通勤が年々増加している事を強調していた。

FASTECH360車内に,現在の東北新幹線の主役として,はやてややまびこなどに使われているE2系の座席があった。それ以外にも将来320kmでの営業運転を目指すファステック360形の模型や台湾新幹線の展示があった。狭いスペースの中で,新幹線に関する多くの展示があった。
新幹線の展示は,下の階の魅了する国電の車両に比べれば物足りない分もあるが,40年以上に渡って高速輸送の主力として君臨している新幹線でも沢山の展示がある事がわかった。新幹線は車両面でも0系・200系からN700系に至るまで高速性・快適性を重視した新幹線にまで変わっている。ただ0系を1964年から84年まで20年以上も作っていたことを考えると,新幹線の多彩化は,1985年の100系登場以降からになる。新幹線でも在来線と負けず劣らずの歴史がある。この新幹線の挑戦は2月25日までの期間なので,興味があれば是非見に行ってほしい。

鉄道博物館内の見学はここまでであるが,今日は図書室が閉館だった。それだけでなく,103系や修学旅行列車など見ていないものも多い。近いうち,再訪問をして完全見学をしたいと思う。
鉄道博物館見学記は,次回が最終回となる。最後は温泉で,汗を流した。