ec77c063.jpg地下鉄80周年記念号という列車が銀座線で運転している。これは昨年12月に日本初の地下鉄銀座線の浅草〜上野間ができて80年になるからだ。それを記念して銀座線の01系が全身黄色の当時の地下鉄車両をイメージした色になった。

外見は,当時のように黄色くしたものであるが,内装は01系の車内と変わりないので,そのギャップが合った。

銀座線01系は,作者にとって先進的なイメージのあった車両だ。私が小学生だった1980年代のバブルの全盛期,日曜の買物などで日本橋や銀座の某デパートに親と出かけていた。銀座線に乗車するのは浅草駅や上野駅であるが,銀座線に乗る前には,京成線もしくは浅草線に乗ることになる。当時の浅草線は,5000系などが活躍する時代で,乗り入れる京成も赤電と片開きドアの車両が多く,浅草線は車両の古さが目立っていた。そんな中,浅草線や京成線から銀座線に乗り換えると,この01系が既に主力になっていた。車内は走行区間と連動したドア上の路線図と内装が奇麗だったのでそのインパクトが今でも強い。当時の浅草線が5000系の末期で京成が赤電の全盛期だったことを考えれば,その差は歴然としていた。その01系は,1993年に銀座線の全ての車両がこの車両になったが,その時から約20年近く経つが,今でもこのことは忘れられないでいる。