082fd957.jpg先ほど、北千住駅にメトロはこね23号の発車を立ち会った。北千住駅はまるで朝のラッシュを彷彿させる雰囲気にあったが、今日は気分が違う。ここから箱根路の起点になるので、これまでとは違う雰囲気なのだ。荒川を走るMSEを撮影したかったが,今日はお預けになった。近くの常磐線・東武伊勢崎線は、群馬・栃木・茨城を目指す特急列車が荒川の橋を越える。これに箱根への列車が加わり、荒川のこの辺りは関東の北へ西へと向かう場所へと変わった。ただし,綾瀬からは客扱いをしないので,荒川を越える事は乗客としては出来ないのが残念だ。ロマンスカーは,北千住で降車終了後,荒川を渡り,綾瀬まで回送され,北綾瀬の車庫で待った上で,綾瀬駅を経由し,北千住まで回送されるのだ。ロマンスカーで荒川を越えたいのは,作者の夢か・・・

メトロはこね23その1「♪あなたの旅先が誘うロマンス,運命事・・・」このような歌詞が,北千住の駅でのロマンスカーの入線まで,私の頭の中にはこの歌がこだましていた。この歌は,EQUALロマンスという曲で,1989年にデビューしたアイドルグループのCoCoのデビュー曲だ。このCoCoというグループは作者が当時ファンだったアイドルグループで,アニメのこち亀で両さんと敵対する婦警の声優を演じ,今でもマルチタレントして活躍する三浦理恵子さんらが所属していたグループだ。話をロマンスカーに戻すが,北千住では発車前にミュージックホーンを鳴らしていた。これこそがロマンスカーの発車の合図で,新宿や小田原でないと聞けない音をここで聞くというのは,まさにロマンスカー乗り入れの象徴で,生活面からすれば非日常空間への旅立ちなのだ。

北千住駅でのスタンプ

北千住駅では,メトロはこねの運転を記念したスタンプが置かれていた。この北千住は,東武の特急きぬやけごん,りょうもうが全て停車し,埼玉・栃木や群馬方面の玄関駅だ。常磐線は特急は通過するが,柏や土浦や水戸方面の中距離電車も停車する。つくばエクスプレスでの筑波研究学園都市への足も含めれば,千葉・茨城方面への玄関だ。それに厚木や箱根などの神奈川県を代表する場所への玄関の駅となり,名実ともに関東一都六県の玄関口ともなった。長年北千住駅を愛用してきたものからすれば,まさに夢のようだ。

土日は箱根への列車が走るが,平日は夕方になるが,多摩センターや町田・厚木方面のロマンスカーの起点駅になる。夢のワンダーランドへと誘う地下鉄発のロマンスカーにはこのような気分を感じさせる。今日から新しい歴史が始まるのだ。