西武30000系にデビュー日初乗車を達成した!私鉄では2003年2月1日の京成3000系以来の快挙で、西武では2000年2月の20000系に続いてだ。
西武でのプッシュも大きく、まさに鳴り物入りでデビューしたこの車両。果たして乗車して、どのように感じたのか?速報版を大きくして完全版とする。
30000系は,デビュー記念の列車が西武新宿を10:35に出る下り急行本川越行きで走るが,これには乗車せずに,午後から乗車した。午後は,西武新宿と拝島を1往復するそうだ。これに乗車することにした。
西武新宿駅は,新宿の北側にある。いわば歌舞伎町だ。どうしても京成沿線出身の作者にはこの駅と京成上野駅がよく似ているのであるが(これについては後日詳しく記述予定),ここは新宿の繁華街にある。この駅を発車する。発車寸前では座れない。次の停車駅,高田馬場は山手線・東西線との接続駅でこの駅では,西武新宿以上の利用者を飲み込み,立ち席が多数出る。前よりの車両は,高田馬場での乗降者が多く,後方での車両は西武新宿での乗降が多い。これは改札位置からしても当然だ。
30000系に乗車して,最初に目に付いたのがたまご型のつり革だった。最近の車両のつり革は,黒のつり革やサイズが不揃いのつり革などがあるが,このつり革はいたってシンプルで,白のつり革でサイズも全て同じものだ。しばらくはこのつり革のお世話になりそうだ。二つ目に目に付いたのがドア上にはLCDモニターが2台あり,左のものは宣伝,右のものは次駅の案内や停車駅の案内を出す。いわば山手線のE231系と同じだ。紙の路線図はここでも健在でよかった。(西武の場合はドア上ではなく,網棚の上に路線図がある。これは京成や東急,小田急なども同じだ)三つ目は,ガラス張りの貫通戸で,これも同じ日立Aトレインで走っている副都心線10000系も同じだ。これは隣の車両の状況が渡せる。座席については,座れなかったのでしばらくコメントを控える。
高田馬場を出て,最近になって日常的に乗るようになった区間を通過する。西武新宿線は,都内から北多摩地区の西東京市田無や小平,東村山,東大和など中央線の北側への大動脈で,利用者も多い。今日は車両が短かったから混雑していたのか,それとも記念乗車のために混んでいたのかわからないが,立ち席が多い。急行なので高田馬場を出て最初の停車駅は鷺ノ宮だ。ここではわずかな空席が出るが,座れず,しばらく立ったままとなる。ガンダムのテーマ曲の発車メロディを流す上井草も通過し,次は上石神井に止まる。
再び,インテリアを見ていく。30000系の売りの一つはドーム型の天井だ。これは確かに見渡せていいかもしれないが,なんか思ったほど広々としているものではなかった。でも,高く見渡せるのは評価できる。車体の幅は,E231・233系同様で2930mmと拡大したが,これらに乗り慣れているせいか?そう感じなかった。普段の西武の車両と変わらなかったような・・・
上石神井を出て,武蔵関,東伏見,柳沢と通過し,次の停車駅は田無だ。田無は,利用客数も7万人以上と極めて多く,西武新宿線の最重要駅の一つだ。この駅からは各駅に止まる。やっとここで座れるようになった。さて,いよいよ座席に座る。
・ 幣ブログでは西武柳沢駅は,柳沢駅と表記します。
座席は,日立のAトレインの悪評ぶりがあるので,あまり期待してなかった。,座ってみて確かに東武50000系のような座席の直角座らせはないものの,かなり硬かった。直角に強いる事はしなかったが,それでも20000系など新宿線の主力車両と比べると少し座りにくかったかな・・・E233系のようなSバネなどもないせいか,硬さが目立ったような・・・座席の色は青で,これは黄色からのシフトチェンジを行った6000系以降と同じだ。ただし,優先席はオレンジで,この路線の主力の2000系の一般の座席と同じだ。なんかオレンジ色=一般の座席で刷り込まれている人から見れば,間違いそうだ。ちなみに2000系の優先席はシルバーになっている。また,この車両も最近大流行のUVガラスでなく,ブラインドがついている。
田無を出ると花小金井,小平と乗降の極めて多い駅が続く。小平からは拝島線に入る。よって,所沢・本川越方面はここで乗り換えることになる。最近,西武新宿線は拝島線系統のてこ入れを進めており,6月14日のダイヤ改正からは,西武新宿と拝島を結ぶ新優等列車の拝島快速を走らせる予定だ。西武拝島線は,西武の路線の中でも馴染みが薄く,作者もまだ数えるほどしか乗った事がない。この辺りになると畑なども目立つ。畑と宅地の展開はまさに西武らしい風景だ。小平の次の駅は,萩山でここでは西武遊園地方面の分岐駅だ。また国分寺からの列車もここでの乗り換えになる。次の小川は国分寺線との接続駅だ。はっきり言って,この小平・東村山・国分寺辺りの西武線は,複雑奇怪で未だに理解ができない部分もある。
30000系のLCDモニターは,左は西武ライオンズなど西武グループのCMや車両の製造主の日立製作所のCMなどが流れた。どうせならば,西武ライオンズの野球の途中経過を流してもいいのに・・・
拝島線も東大和市を過ぎ,玉川上水を過ぎると運転本数が少なくなる。ここには新宿線の車庫がある。ここからは一部で単線区間がある。この辺りは,立川市であるが,中央線の走る立川市とはまた違ったイメージになる。拝島線は,40年前に全通した路線で,西武には珍しく?高架化している駅が数駅ある。拝島線の利用実態などについては,後日別の原稿でまとめる予定なので,ここまでお預けにする。しばらくして拝島に到着する。
30000系は,親子連れにも人気が高く,30000系をバックにした写真を撮影している人もいた。最近の車両は,座席にはステンションポール,バケットシート,車内はLCDモニターとフルカラーLEDなど常備しているものもあるが,つり革や網棚などは会社によって分かれる。これについては,どれも同じなので,評価しないものとして,車内については,ドーム天井などの影響で?,結構明るい。そして個性的な前面などもあり,乗っていてまさにスマイルトレインであった。しかし,座席の硬さだけは少しいただけなかった。これさえなければ最高の車両だ。これからの西武を担うこの車両。新生西武の看板として期待していきたい。また,2000系ばかりの新宿線ではしばらくは目立ちそうだ。
