一ヶ月前の話で恐縮であるが,8月末に大阪や名古屋へ行った時に帰りに乗車したのは,大阪駅と東京駅を結ぶプレミアム昼特急号だ。
プレミアム昼特急号は,東京と大阪を結ぶ高速バスの東海道昼特急号の中の一つで,座席はダブルデッカー車両で,上層階は3列シート,下層階は4席だけのプレミアムシートだ。他の車両よりも快適性を追求している。東京と大阪を結ぶ昼特急には,東京駅発着の東海道昼特急と新宿駅発着の中央道昼特急がある。私はいずれも数回乗車している。このバスの場合,東京〜大阪間は6000円でいくことが出来る。しかしプレミア号は,上層階は6700円,下層階は7300円する。
このバスの経由ルートは,大阪駅からは新御堂筋などを経由し,名神高速道路吹田インターから高速道路に乗る。今年7月からはルート変更され,名神高速道路に乗るのは,草津ジャンクションまでで,草津ジャンクションからは,今年2月に開通した新名神高速道路を経て,亀山ジャンクションへ。亀山からは,東名阪自動車道を経て,四日市へ,ここから伊勢湾岸道路を豊田市まで走る。豊田ジャンクションからは東名高速道路を経由して,東京に到着する。今年の6月までは,草津と豊田の間は,名神高速道路・東名高速道路の米原や岐阜辺りを経由していた。
この新名神高速道路・伊勢湾岸道路経由(経由地・四日市)は,名神の岐阜経由に比べて,距離が短くなるだけでなく,東名は名古屋付近での渋滞が多発する事や冬季は関ヶ原付近の伊吹山麓の区間が降雪地帯で,雪の影響を受けやすい。東海道線・東海道新幹線などの幹線は,愛知県を出ると岐阜や米原を通るので,この四日市周りのルートでは,遠そうな先入観がどうしても先行してしまう。鉄道を中心に見てしまえば,尚更そう感じざるを得ない。
今日はこの新名神&伊勢湾岸道路のルート視察を含めて,帰りに乗ってみることにした。
11:10に大阪駅を出て,新御堂筋を通過する。ここは日本最大級の交通量を誇る道路で,梅田から千里中央まで高速道路規格の道路が走る。道路の真ん中には,大阪の一大幹線地下鉄御堂筋線が走る。まさにここは大阪の鉄道・道路の大動脈なのだ。淀川,新大阪駅,江坂などを通過し,千里を過ぎ,万博公園の辺りを通過し,吹田インターから名神高速道路に入る。
今日は下層階のプレミアムシートに座っている。風景は見えずらいが,ゆとり感は申し分ない。ワンセグ放送も楽しめる。京都市内を通過し,新名神高速道路に入る。入った途端,山林だらけの風景になり,景観が一気に変わる。甲南パーキングエリアで休憩する。ここは新名神にある二つのパーキングエリアの一つだ。京都土産,滋賀土産などがここでは揃う。新名神高速道路は開通して間もない事もあり,交通量も名神に比べると少ない。それに高速道路の高架橋がとっても立派に見える。

甲南パーキングエリアを越え,鈴鹿峠を越える。昔の東海道はここを通過していたのだ。三重県の亀山を通過する。ここからは東名阪自動車道に入る。亀山といえば,某電気メーカーの巨大な工場のある場所だ。今度はここから鈴鹿や四日市の辺りを通過し,四日市を過ぎると伊勢湾岸道路に入る。この道路は,伊勢湾沿いを通過する道路だ。特に三重・愛知の県境の木曽川を越える橋は,長さがあまりにも長く,まるで海を越えているようだ。この辺りの木曽川や揖斐川などは河口に近い事もあり,川幅がとてつもなく広い。近鉄名古屋線や関西本線でもかなり長く感じる。(左は木曽川鉄橋,右は刈谷パーキングエリア)
しばらくして名古屋の名港トリトンを通過する。ここも橋が長い。名古屋市の南側を通過しているのだ。橋桁が高いので眺めも申し分ない。風景のよさであれば,新名神・伊勢湾岸道は申し分ない。でも風が強いときは走りづらいだろうな・・・速度規制がかかったらどうするのか。しばらくして豊田ジャンクションへ。ここからは東名に入る。
東名に入り,浜名湖サービスエリアで休憩する。ここは浜名湖の北部にあり,浜名湖の風景が申し分ない。(左の写真)スターバックスコーヒーなどもあり,施設も変わったものだなと思う。浜名湖からはしばらく寝ていた・・・気づいたら,御殿場だった・・・。足柄サービスエリアで休憩をする。JRバスであれば,ここは休憩場所の常連だ。このエリアは何といっても,箱根と富士の景観であるが,夏のこの時期は見えづらかった・・・もう一つの目的は,足柄の水(右の写真)で,富士山の水が蛇口にあるので,ここの水がほしいのだ。そして東京へ向けて走る。
横浜町田を出た時点で,東名とつながる首都高3号線が渋滞しているという情報を得たものの,実際は渋滞の影響は全くなく,ほとんど定時通りの19:04に東京駅日本橋口に到着する。豪華シートから眺める東京大阪の新しい景観の旅は終わった。
