先日,友人と谷川岳の紅葉を見に行った。友人と行ったのは鉄道ではなく,自動車だった。行きは関越自動車道を経由して行った。
今回,谷川岳を目指したのは,谷川岳が上越国境の中心的な山で,ここには上越線・上越新幹線・関越自動車道がトンネルを貫いている。これらの交通機関は,東京と新潟を結ぶ主な交通機関で,関東地方と日本海側を身近にしたからだ。この谷川岳をはじめとした上越国境は交通の難所で,ここは紅葉の名所でもあるからだ。
まず訪れるのは,上越新幹線の上毛高原駅だ。ここは群馬県月夜野町にあるが,今は合併してみなかみ町にある。なぜ,みなかみが平仮名なのか理解に苦しむ。この駅は,開通して四半世紀以上が経過する。位置関係は,利根川に沿う上越線に対して,西側に位置する。利根川の支流の作る低地にある。運賃計算距離は,同駅の東側にある上越線の後閑駅を採用する。この駅は,1時間に1本くらいしか止まらない。この駅は自動車利用や水上などの温泉地への観光の玄関口であるが,何か物足りない感じがする駅だ。この辺りはリンゴの一大産地なので,ここではリンゴが販売していた。上毛高原駅を出てしばらくして,谷川岳を越える22kmの大清水トンネルへと入る。
そして湯檜曽駅へと向かう。湯檜曽と言えば,下り線は谷川岳を越える新清水トンネルの中にある。これは1967年に開通した新線だ。上り線は,上越国境の山をループ線で山を降りる。これが昭和初期に上越国境を越える手段として建設されたのだ。列車の到着にあわせて上り線の列車を見に行く。駅からはループ線が見える。高いところから列車が降りてくるのだ。下り線は味気ないが,入り口が近くにある。
ループ線があるのは,全国でもここと谷川岳を挟んで向かい側にある上越線の越後中里駅〜土樽間や北陸本線の敦賀〜新疋田間など数が少ない。上記の二つはいずれも山登りのループ線であるが,山降りのループ線はこの湯檜曽駅など本当に少ない。
越後湯沢方面からの列車が駅に到着する3分くらい前にループ線を越える。そして,列車が到着する。ここを通るのは新潟で主に走る115系であるが,白地で緑と黄緑の帯があるのは,弥彦山・八海山などの山々と水田が印象的な新潟らしい塗装だ。
今は1日数本の普通列車と貨物列車が主に走るが,上越新幹線開通の四半世紀前までは特急とき(新潟行き)やはくたか(金沢行き),いなほ(酒田・秋田行き)や急行佐渡,急行よねやまなど東京と日本海側を結ぶ特急列車や急行列車が頻繁に走っていた。さぞやこの谷川岳越えも華やかで車窓もすばらしかっただろう。まさしく「トンネルを抜けた違う国」のような感じがしたのだろう。
水上駅に戻り,昼食をとり,水上から土合まで列車に乗車する事にする。なぜ土合を目指すかと言えば,もちろん土合駅の訪問をしたいからだ。土合駅といえば,下り線が新清水トンネルの中にあり,駅まで500段もの階段を越える駅だからだ。次回はその土合駅の訪問などを中心に行う。続きは,こちらへ
