4e6b764c.jpg2月13日から15日にかけて、千葉みなと〜木更津間でSL春さきどり号が運転された。今回牽引するのは、C57形の180号機で、普段はこのC57は,新潟と会津若松間の磐越西線で走るSLばんえつ物語号で走っている。日本海を臨む街から阿賀野川沿いを走るこのスターが今日はTOKYOBAYにやってきた。

春さきどり号の出発前、千葉みなと駅での模様をお伝えする。千葉市役所に近いこの駅で、この機関車がいるのは形容するならば千葉の中心で白煙を吐くといっても過言ではないはだろう。

C57の千葉での運転はまさにSLサプライズ!!だろう。これは千葉のラジオ局のbayfmの人気の番組をもじった。当初はD51形の498号機での運転であったが、D51の498号機が残念ながら不具合を起こし、長期離脱を余儀なくされた。しかし,運転キャンセルにできずに、今回はC57型がわざわざ新潟から千葉へやってきた。

c57with205keiyo京葉線の主力の205系と並んだ姿だ。SLが普段の通勤電車と並ぶとは・・・。普段はあまり考えられない。特に京葉線の転属車でないオリジナルの205系は個性的な顔立ちなので余計珍しく感じる。千葉みなと駅は、多くの人たちで賑わっている。特にC57の停車する2番線ホームだけでなく、向かいの3番線ホームからも多数の人で賑わう。発車40分前でこのような賑わいで、発車が近づくにつれエキサイトは更に高鳴る。しかし人が多く集まりすぎたせいで、京葉線の列車が減速での停車・通過を余儀なくされ、数分の遅れが発生してしまった・・・。

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C57がを引っ張るのは群馬県の高崎からやってきた12系客車だ。C57と12系の間には配給車も連結している。これは昨年の勝浦〜館山間のSL南房総とも同じだ。C57型は、貴婦人と呼ばれ、SLの中でもD51とともに代表的な形式だ。C57型は特急や急行など華のある列車を牽引したのに対して、D51型は貨物や普通列車などが多かったそうだ。ちなみにC57は山口県の山口線のSLやまぐち号でも走っている。大宮の鉄道博物館にも1両が展示している。

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SLと逆方向には、DE10形のディーゼル機関車が牽引されている。SLに先立つ形で、木更津〜千葉みなと間でこの日の午前中にDL春さきどり号が走り、その牽引車がこのDE10形だったのだ。SLは午後、逆区間のDLは午前中の運転なのは昨年のSL・DL南房総と同じだ。DE10の牽引の列車もあまり見ないので、新鮮だった。

そして12時48分、千葉みなと駅を出発したSL春さきどり号は木更津へと向かう。千葉の中心で白煙を吐く。この言葉通り、千葉みなとから南下して行った。そして私はこのC57を追っかけに木更津へと向かう。それらの模様を「SL SURPRISE!! パート2」にてお伝えしていく予定なので、お楽しみに。