318b9b2e.JPG佐久間レールパークの訪問記の第3回目は, 客車を紹介する。この佐久間レールパークには,6種類の客車が展示している。気動車や電車よりも充実している。その全てが,寝台特急あさかぜで使われた20系以前の客車で,戦前から1950年代まで製造された。

1枚目はオロネ10型で,1955年から製造された寝台車だ。帯は水色で,2等であったのを水色の帯で現している。真ん中の字がロであるということはA寝台だった。10系は20系以前の軽量客車として知られているが,優等列車で活躍をしていたのは1982年の東北・上越新幹線の開通による全面ダイヤ改正までだったそうだ。私はまだ幼少だったので走っている姿すら見たことがない。

オハフ33オハフ33車内

この2枚は,オハフ33型だ。車体の外には,3等であった赤の帯が記されている。この車両も1939年から製造された代表的な3等客車だ。いわゆる旧型客車と呼ばれる車両だ。右の写真は,車内を少し撮る事ができた。ボックスシートが並ぶが,何だか狭いように見える。こちらはフということで車掌室がある。地下鉄銀座線に昔走っていた1500・2000系などにも言えるが,この時代の車両は今に比べると狭く感じられた。

オハ35

これがもう一台のオハ35型だ。こちらは赤帯も車掌室もない座席車の車両だ。5月はこの車両が公開される予定だ。このような客車は,今では数が少ない12系や14系客車などの原点になったのではないか。

 

マイネ40これはマイネ40型だ。戦後の1948年に製造開始した1等寝台車だ。のちにマロネになって1970年代まで活躍したそうだ。先日,寝台特急富士・はやぶさがなくなり,東海道のブルートレインがなくなったが,このマイネ・マロネ40型は東海道新幹線開通以前の東京から大阪や広島など西日本を結ぶ列車に使われていたそうだ。鉄道博物館に保存している20系のあさかぜも寝台列車としてはブルートレインの名を大きく広め,画期的なものであったが,そのような列車の礎を作ったのはこの車両や上のオロネ10型だったのかもしれない。

スニ30

スニ30の表記客車の最後はスニ30型だ。これは荷物車だ。名ナコという表記の写真とともに撮影した。荷物車両は今では少ないが,鉄道を支えていた時代には当たり前にあったのだろう。ちなみにこのスニ30型は,昭和初期すなわち1920年代から30年代に製造された最初の鋼製車両としても知られている。

ここに展示されている客車は,旧型客車と呼ばれているもので,走っている姿などを見たことのない車両であったが,戦後から昭和の経済成長期にかけて主に走った車両で,これらの車両があったから車体の近代化,車両の輸送力の強化などを知ったような感じだ。今では衰退化の続く寝台列車や客車列車であるが,これを見ることで,鉄道が盛んだった時代を感じさせるようにも見えた。

次は第4回目で,その他の施設と佐久間レールパーク号の乗車の感想を取り上げよう。