2afc354d.JPG

10月10日の秩父秋物語であるが、その第2弾をここでは書く。

前の作では道の駅「あらかわ」を訪問後、作者は武州日野駅へと向かう。武州日野駅への途中に荒川に架かる荒川橋と日野鷺橋の二つの橋からの荒川の景観を楽しむ。上流(秩父湖方面)は渓谷として谷が深まり、下流(長瀞・葛飾方面)は平地が広くなっていく。このあたりは上流下流がはっきりわかるようだ。

秩父鉄道オレンジ武州日野駅も旧荒川村にある。ここからは秩父鉄道に乗る。ここで来た車両は、16時31分発の初乗車となる7000系車両だ。線路の向かいにはオレンジの1000系も停車している。

7000系は主に田園都市線で走っている東急8500系の初期車両が5000系の投入で廃車になったものを購入した。田園都市線でもこの車両は依然として健在で、地下鉄半蔵門線や東武伊勢崎線にも乗り入れている。埼玉県でも東武伊勢崎線に続き、2路線目の活躍になる。この7001Fはつい最近までは、先日まで埼玉県を舞台にして放送されていたNHKの連続テレビ小説つばさのラッピング車両だった。

秩父鉄道7000系7000系に乗った感想は、これまでの主力の1000系に比べればなんと静かな車両なのかと思った。しかも田園都市線・半蔵門線で乗車しているのとは同じ車両なの?と本気で思った。前者は1000系が国鉄の101系から見ると経年45年以上で、通勤型車両の草創期の車両だったので、技術も古いものがあるのはある面仕方がない。後者は、田園都市線や半蔵門線は、一区間距離が短く、高加減性能が求められる。この秩父鉄道では、一区間距離は短くなく、高加減性能もあまり要しないので、性能が発揮されないので、そう思うのかもしれない。

この車両に御花畑・秩父・和銅黒谷・皆野と荒川に沿う形で北に向かう。標高も下げていく。親鼻と上長瀞の間で荒川の最上流に架かる鉄橋を超える。この車両で荒川を越えるのは初めてだ。この車両のタネ車の東急8500系は半蔵門線経由で東武伊勢崎線に乗り入れ、北千住〜小菅間で荒川を越える。同じ車両が二箇所で荒川を越えるのだ。荒川とは縁の薄かった東急の車両が荒川をこえるようになったのも時代の流れかもしれない。

やがて連続テレビ小説つばさのロケ地にもなり、関東の駅百選にも選ばれた長瀞駅を通過する。ここでは1000系の水色の車両にも出会う。今日は1000系の7種類すべての車両が出ている。ここからは荒川の渓谷に沿って走っていく。この渓谷は秩父の山と関東平野の境界線といえよう。

夕日の秩父鉄道の小豆1夕日の秩父鉄道の小豆2そして寄居駅に着く。いったんこの駅で降りる。ここからは、乗った列車の12分後に到着をする。急行秩父路に乗車をする。この寄居駅では、向かいには、あずき色の1000系が来た。紫色の夕焼けに映える1000系を撮ってみた。もうこの時間帯が日が落ちる時間になったようだ。寄居駅からは急行秩父路に乗る。寄居駅を境に秩父鉄道の風景は一変する。これまでは荒川の谷沿いの風景であったが、この辺りからは荒川の扇状地に地形が変わるとともに、風景には広い関東平野が現れ、水田などが目立つようになる。この風景の劇的な変化ぶりも秩父鉄道の面白いところだろう。

秩父路の6000系急行秩父路には西武の101系を改造した6000系が使われている。西武時代の独特の走行音は健在だ。この音を鳴らしながら走る姿は、西武でもあるが、西武時代のようなキレがあまり感じなかったような気もする。この車両は西武時代は3ドアの車両であったが、2ドアに改造され、座席も西武の10000系レッドアローの更新前の座席を使っている。まさに秩父鉄道でありながら、味は西武の車両なのだ。座席も向い合せになっている。本当に京急2000形と真逆のことをしたのだ。風景は暗くなったのであまり見えなかったが、荒川の橋の中ではトップクラスの長さを誇る押切橋の下などを越え、熊谷を目指す。上越新幹線の橋桁に沿って走れば、熊谷駅は近い。地元のデパート・八木橋百貨店の看板も新しいものに変わった。熊谷で下車する。向かいには寄居まで乗っていた7000系が止まっている。

急行秩父路は200円の急行料金を要するが、寄居駅では時間ぎりぎりだったので買えず、車内でも検札がなく(ワンマンなのでしょうがないか)、どこで急行料金を払ったかといえば、熊谷駅の駅係員に払ったのだ。この急行秩父路に乗るのは200円を要する。これは速達代としての200円だそうだ。まあ、西武の特急型車両の座席に座れることを考えれば、ただで座るのはちょっと惜しいかもしれない。

秩父7000系熊谷熊谷のカナリア熊谷からは、羽生へと向かう。実は秩父鉄道の熊谷〜羽生間は埼玉県の鉄道では唯一の未乗車区間だったのだ。熊谷駅には、さっきあらかわの道の駅で見たカナリヤの1000系が止まっている。写真の7000系とカナリヤ以外では、5000系車両(元・都営三田線6000系車両)が駅の外の側線に3本が留置していた。今日の主役は1000系のようだ。熊谷駅で羽生方面の列車は、高校生や中学生で埋まっている。来たのはオリジナルの1000系だった。

秩父鉄道1000系オレンジ羽生秩父鉄道1000系羽生この区間は、これまでの秩父鉄道の区間とは全く違う。貨物列車が来ないのだ。それくらい秩父鉄道といえば貨物なのだ。しかし貨物ではないが、東武鉄道が東上線と伊勢崎線系統で車両の異動や検査がある時や東武鉄道の新型車両が熊谷貨物ターミナルから伊勢崎線系統に運ばれるときは、この区間を走る。この区間は、秩父鉄道でありながら東武色も濃い地域なのだ。車両がガタガタガタガタ揺れる。座席も車内も昔のままだ。風景は見えなかったが羽生駅に着く。これで秩父鉄道を全区間乗りとおすことができた。羽生まで来れば秩父というイメージがあまり強くない。この秩父鉄道自体が埼玉県の都市間を結ぶ環状鉄道のようなイメージもする。特に東武鉄道にとればこの区間が重要なことがよくわかる気もする。

余談であるが秩父鉄道の駅にはなぜかアフラックのポスターが多く、それも篤姫の主演で有名な某女優のポスターがいろいろな駅に貼ってある。

東武30000二子新地羽生からはバスでイオン羽生へと向かい、食事後に東武伊勢崎線経由で帰京する。羽生〜久喜間は30000系に乗り、久喜からは半蔵門線直通の東急の5000系に乗った。一度越えた荒川であったが。東武伊勢崎線の小菅〜北千住間で越え、先ほど、秩父鉄道線内で、東急8500系の譲渡車の7000系で越えたので、今日は2度の荒川越えはともに東急の車両だったのだ。

 10.10秩父訪問記のもくじ

1・旧荒川村でのYMO(Yellow Marron Oldcolor)(10月11日分)

秩父鉄道の黄色と茶色の塗装の車両の乗車記

2・秩父 秋物語1 道の駅あらかわを訪れて(10月20日分)

三峰口駅の近くと道の駅「あらかわ」の旧荒川村の2か所のスポットを訪問する

3・秩父秋物語2 秩父鉄道に完全に乗る (10月22日分)

秩父鉄道のさまざまな車両に乗った感想など