西武3000銀河鉄道前面三連休の初日となった21日、練馬アニメカーニバルが豊島園で開催されるのに合わせて、西武3000系の銀河鉄道999ラッピング塗装の車両が豊島園駅のホームに終日停車をしていたので、今日はこの車両を見てきた。西武池袋線に乗車中にこの車両に何回かすれ違ったり、ニアミスしたことはあったが、撮影にまでは至らなかったので、今回はゆっくりとこの車両を見てみることにした。

練馬区は、大泉学園にある東映アニメーションをはじめ、アニメ会社などが数多く集積をしている。そのため、2000年代になってからはアニメの町として練馬区の存在感を大きく上げている。今回の豊島園でのイベントもアニメの町・練馬をアピールするためのイベントだ。今や都区内2番目の70万人の人口を抱える練馬は大根ではなく、アニメに変わった。

メーテル西武3000(3211)この車両は、銀河鉄道999の原作者の松本零士さんの意見などが取り入れられている。まずは、銀河鉄道999の主人公・星野鉄郎とヒロインのメーテルとの側面を撮影をした。これは、3211号車だ。ちなみに鉄郎の声は、ドラゴンボールの孫悟空の声などでおなじみの野沢雅子さんだった。

 

メーテル西武3000(3311)

メーテル西武3000(3011)こちらは、銀河鉄道999のヒロインのメーテルが全面的に描かれた3311号車と先頭車の3011号車だ。3311号車というと、京成では、ファイアーオレンジの塗装になっているが、西武では銀河鉄道のヒロインが書かれている。3311号車は京成でも西武でも話題の塗装になっている。メーテルと銀河鉄道をイメージしてか黄色、黒が色として使われている。黄色の西武線とはここは違う。

車掌1車掌2

今度はドラえもんのスネ夫や忍者ハットリくんのケムマキなどの声でおなじみだった肝付兼太さんが声を演じた車掌が描かれた車両を撮影してみた。左が3211号車で、右が3111号車だ。車掌の3211号車は、青系の色を使用して車掌の帽子や銀河鉄道の色をイメージをしているようだ。3211号車は、窓の上に西武のマークもある。なんかかなり目立つ位置にあるように見える。

西武3000メーテル前面西武3000松本零士サインこの3000系には、先頭車両が車掌の絵が描かれた車両(3011号車・飯能寄り)とメーテルが描かれた車両(3012号車・池袋寄り)があるが、車掌が描かれた車両は、撮ることができたが、逆光だった・・・メーテルの方は、ホームから撮影するのが困難だったので、駅から少し離れた場所で撮影を試みたが、やはり遠くなってしまった。3011号車には原作者の松本零士さんのサインが車内にあった。

この999列車は、まさにアニメの世界がそのまま走っているようだ。単に撮るだけでなく、車両毎にキャラクターが描かれているので、見ていて飽きない。この銀河鉄道999は、西武だけでなく群馬県の上信電鉄でも走っている。松本零士さんデザインの電車であれば三重県の伊賀鉄道などでも見ることができる。

・作者はアニメ銀河鉄道999に関してはあまり詳しく知らないので、間違えているところがあるかもしれないが、そこは申し訳ないです。

西武101系豊島園取材後、豊島園駅から練馬駅へ歩き、池袋へと向かうが、練馬駅から来た車両はなんと!西武の顔として残りわずかとなった101系車両の各駅停車だったのだ!101系もいつまで走るのだろうか。この起動音・走行音こそ残しておきたい西武の音で、この車両の全廃後も10000系のレッドアローなどで残りそうだが、茶色の座席などの車内の内装などは昔ながらという感じがする。西武の残しておきたい原風景の一つだろう。