71ddf049.JPGいよいよ28日は東京〜新大阪間の東海道新幹線から500系車両が撤退をする日だ。

そこで今日は500系との思い出話を中心にお届けをしたい。

500系が東京に初めて乗り入れたのは、1997年だ。その半年前から山陽新幹線の新大阪〜博多間を時速300kmで走り、ぜひ東海道新幹線にも来てほしいなと思い、11月に東京駅に初めてやってきた。1998年のある日に私は初めて東京駅でこの車両を見たときには、日本離れをして洗練したデザインで、一度でいいから乗ってみたいと思った。その中でも、この列車に乗って、まだ当時は行ったことはない九州まで行きたいなと本気で思った。なぜ、九州かと言えば、時速300kmで飛ばして、九州までの距離的な近さを感じたかったからだ。その当時、のぞみは非常に敷居の高い列車で、乗るのはもっぱらひかりだった。当時はティーンエージャーだったので、尚更そう感じた点もある。

4609e714.jpg白地で青帯でない東海道新幹線は他の東海道新幹線らしくなく、そのインパクトの強烈さは圧倒的だった。前面のカワセミのような円筒形、側面も丸みを帯びており、これは新幹線ではなく戦闘機?いや飛行機が東京駅に止まっているような感覚だった。これはまさにJR西日本のオリジナリティのある車両で、インテリアの高級さや落ち着いた空間を醸し出すことを含めてもまさに普通の新幹線ではないような感じがした。これによって、300kmで高級な車内の500系はいつかの憧れになった。これは2007年2月に品川駅で撮影をした列車です。

500系は、のぞみというブランドを大きく広め、高速列車の代名詞として君臨をしたといっても過言ではないだろう。他の車両よりも定員が少なく、特に車両の統一化などを第一としている東海道新幹線から見れば、この車両は使いにくかった車両だったのだろう。

この列車に初めて乗車をすることになるのは、2006年の春の日だった。これは、第2部の、夢を信じて〜500系新幹線に初めて乗った時を振り返る〜へと続きます。

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