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先週の話になるが、作者の親が四国へ旅に行っていた。その時に親からいただいた写真を数本紹介をする。特に四国でも高知方面を中心にお届けする。

JR四国といえば一番の看板列車の一つがアンパンマン列車だろう。JR四国には、岡山と高知を結ぶ特急南風や岡山と愛媛県の松山を結ぶ特急しおかぜなどの列車にアンパンマン列車を走らせている。これは2000形気動車にアンパンマンとメロンパンナの絵が描かれている。アンパンマン列車にはアンパンマンだけでなく、ばいきんまんやドキンちゃんなどのアンパンマンに登場するキャラクターも走っている。

JR四国とアンパンマンがつながるのは、アンパンマンの作者のやなせたかしさんが、高知県の出身だからだ。高知県内にはアンパンマンのミュージアムもある。写真は高知駅での特急南風だ。このアンパンマン列車は、指定席券を売る際に、特急列車の通常座席とは別にアンパンマンシートとしてわざわざマルスが設定されており、アンパンマン列車を指定することができる。子供連れの客やアンパンマン好きの人にはこの列車は楽しいかもしれない。

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アンパンマン列車の次は、2000形気動車の特急あしずり号だ。特急あしずり号は、高知と中村・宿毛を結ぶ列車で、高知発中村方面行の片道1本しかない。この列車、なんと2両編成で走っているのだ。2両編成の特急列車は東京ではまず考えられない編成だ。乗車した人の話では自由席も大半が埋まっていたそうだ。あしずりという名称は、足摺岬から取った。高知から中村方面へは、特急も使える往復割引の乗車券もあるのでこの利用率も高いのではないかと思う。

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次に中村駅での2000形の特急南風だ。中村は高知県四万十市に位置する城下町だ。高知県には中村の北部に四万十町と二つの四万十とつく自治体がある。この中村は日本有数の最後の清流としても知られている四万十川の河口町なのだ。写真をよく見ると雪が降っている。このような街で雪が降るのは意外だった。

特急南風は、岡山から瀬戸大橋を越え、香川県の丸亀や琴平、徳島県の阿波池田、高知県の土佐山田などを通り、高知に着く。高知から先は須崎や窪川などを通り、中村や宿毛へ向かう。四国縦断の列車だ。瀬戸大橋の島々から始まり、香川県では讃岐富士として知られる飯野山、琴平の金比羅山、香川県と徳島県境の讃岐山地を越える猪ノ鼻峠、徳島県と高知県の県境には吉野川の大歩危・小歩危などの渓谷などを通るなど風景も良い。南風には全ての区間で一度乗ってみたいものだ。

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最後に高知の路面電車を紹介をしよう。高知の路面電車は、土佐電気鉄道が運営をしており、とでんとも呼ばれているそうだ。高知市内には土佐電気鉄道の路面電車が走り、高知市内を東西南北に走っている。その中でも高知市の中心部のはりまや橋で東西方面と南北方面が交差をする。土佐電気鉄道もさまざまな路面電車がいて面白そうだ。

昨年放送された福山雅治さんの主演のNHKの大河ドラマ「龍馬伝」で盛り上がりを見せた高知であったが、今年は昨年に比べて盛り上がりを欠いているという話を聞いたが、やはり坂本龍馬の人気は非常に高く、高知を訪れる人も相変わらず多いそうだ。作者はしばらく高知県へ行っていないが、高知県を訪問をする機会があれば、自分の見たままの様子で高知の事を伝える事ができれば幸いかと思う。