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今日のあらかわ交通ノートでは、2011年の3月に企画をする予定だった記事を3年5カ月経過をした今に日の目を見ることにする。

その内容とはNMB48の本拠地の関西とHKT48の本拠地の九州の485系の紹介の記事だ。当初は2011年3月11日に投稿をする予定だったが、この日は東日本大震災の発生で、その後も震災関連の記事などを書いていったが、いつか忘れてしまった。


485雷鳥
なぜこの時期にこの記事をやるにいたったかといえば、最近485系の東日本を中心に各地での活躍が縮小傾向にある。2015年3月14日に開通をする北陸新幹線の長野〜金沢間の開業による大組閣で、485系を使っている快速くびき野と特急北越が姿を消す。2016年の北海道新幹線の開業による大組閣では485系やJR北海道の789系を使っている特急白鳥(新青森〜函館間)が廃止の憂き目にあいそうだからだ。2011年1月当時、485系は関西と九州にも定期列車として走っていた。その列車の過去の写真を少し紹介をしたいからだ。

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NMB48が結成された2010年10月当時、関西では大阪〜金沢間の特急雷鳥の1往復に485系が使われていた。当時は、681系・683系使用の列車は特急サンダーバード、485系使用の列車は特急雷鳥だった。485系が681系・683系に置き換えられるとサンダーバードになった。これは2010年10月に金沢駅で撮影をした特急雷鳥8号だ。当時は撮影は駅撮り中心の記録が多かったからだ。

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特急雷鳥
485系は、JR化直後は485系を色を変えてスーパー雷鳥で走らせていた列車もあった。写真はスーパー雷鳥時代にグリーン車がパノラマ仕様に改造され、スーパー雷鳥、そして特急しらさぎの終了後に国鉄色に塗り替えたものだ。特急雷鳥では1990年代後半に681系が投入をされ、2001年に683系が投入をされ、数を減らした。2001年までは特急雷鳥が新潟駅まで乗り入れる列車もあった。特急雷鳥の485系は京都車両運転所の所属だった。

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これは1999年3月に新潟へ行った時の写真だ。撮影をしたのは、新津駅だ。この塗装は特急いなほや北越などでおなじみの新潟車両センターの485系のT編成であるが、当時は何と大阪まで乗り入れていたのだ。従って、長岡駅で上越新幹線に接続をし、関東地方から新潟県・富山県・石川県などへのアクセス列車として、走っていたこともある。

関西を走る485系は特に特急雷鳥が有名だった。これがJR西日本としては最後の485系になった。しかしながら、奈良県天理市の天理教の祭りがあるときなどは各地から天理への団体専用列車が走り、新潟からの列車が485系で走り、京都の山科駅で485系を撮影をしたフォロワーさんもいたそうだ。

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北陸新幹線の開通の大組閣で、特急北越が廃止になるとJR西日本管内から485系が営業列車からは完全撤退をすることになる。写真はJR西日本管内の新潟県上越市の北陸本線有間川駅付近を通過をする新潟の485系の上沼垂色のT編成だ。廃車の進む上沼垂色のこのT編成が北越で使われることは貴重な編成になるかもしれない。

博多485
続いて九州の485系について書いていく。2011年1月の状況を書いていくと、2011年3月12日に九州新幹線の博多〜新八代間の開業を控え、状況が大きくところで。歴史が塗り替わる日だった。東日本大震災の余波で九州新幹線の開通セレモニーなどが中止になったのは大変残念だった。また、HKT48の結成は2011年の10月であったのでこの当時はまだなかった。(指原莉乃さんや多田愛佳さんはAKB48で活動をしていた)これは2000年にはじめて九州へ行ったときに博多駅で撮影をした485系だ。

特急にちりん
九州の485系はわずかしか写真が残っていなかったが、こちらは2007年に大分駅で撮影をした485系の特急にちりんだ。別府・大分〜宮崎間を結ぶ特急にちりんは2011年3月までは485系が使われる列車もあった。赤と緑、黄色などの華やかな塗装に塗られたものだ。特急にちりんは以前は博多〜小倉〜大分〜宮崎〜西鹿児島間で走っていたが、2000年代になり、博多〜小倉〜大分間が883系・885系を使った特急ソニックへと分割し、にちりんは大分〜宮崎間の列車になった。

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九州の485系は2011年1月時点では、特急にちりんと特急ひゅうが(延岡〜宮崎空港間)、特急きりしま(宮崎〜鹿児島中央間)に使われていた。にちりん、ひゅうが、きりしまは今は783系・787系が使われている。787系も九州新幹線の開通前は博多〜熊本間の特急有明などにも使われていたが、今は大分や宮崎に移って活躍をしている仲間もいる。787系は好きな特急車両の一つだが、今や九州各地で見られる名車になったようだ。

その485系は福岡県に乗り入れることもある。それは485系のうち、大分車両センターには5両編成1本が団体専用などの波動輸送で残っており、この車両が時折、小倉〜大分間の特急列車として走ることもあるのだ。その際列車名は「にちりん」となる。しかも塗装が国鉄色で、車両だけでいえば何十年前にタイムスリップをした列車だ。

私は2013年4月を最後に九州へ行っていないが、次に九州へ行く時はななつ星in九州だけでなく、485系の特急にちりんが走るときは撮影をしたい。HKT48の結成後にも奇跡的に残ったこの編成。それを目にする日は出るのか・・・

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おまけとして、SKE48の本拠地の名古屋周辺も紹介をすると、名古屋駅には485系は2003年7月まで特急しらさぎが乗り入れていた。私は1998年か1999年に名古屋〜関ヶ原間のホームライナーで特急しらさぎの485系の車両に乗ったことがある。最末期は青と黄色の色になり、現在の683系に通ずる色だった。しかし、485系のしらさぎの写真は、1枚も撮ることなく終わってしまったのが今でも強い心残りだ。その当時は名古屋へ行くことも少なく、行っても名鉄の7000系パノラマカーや近鉄の特急列車を追うことが中心だったのでしらさぎまでは回らなかったのかもしれない。

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7月にはSKE48の本拠地を走る車両としてJR東海のキハ75形を扱う記事を特集をした。今回はNMB48・HKT48の本拠地バージョンとして、485系の最末期の写真をとり上げる記事にした。2011年3月にはこれらを振り替える記事を作ろうとしたが、震災記事を優先させ作ることができず、今回はそれを大きくグレードアップさせる形でこの記事を書いた。これは2009年に撮影をした富山駅に停車をする485系の特急北越だ。富山駅の最後の485系は特急北越となった。北陸新幹線の開通までに何枚撮影ができるのか?記事のタイトルは特急雷鳥の走っていたNMB48の曲から取った。

NMB48とHKT48は現在各地でツアーをしている。NMB48は東京ではNHKホールで7月にライブを行い、神戸や大宮などをすでに回った。これからは奈良市や横浜市でのライブも予定される。
HKT48は石川県金沢市、茨城県結城市、神奈川県横須賀市などを回り、更に香港と台湾も回る。AKB48も国内各地でライブを行う。しかし、SKE48だけは組まれていない。松井玲奈さんなども熱望をしているのに・・・と思う。