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私が東京を留守にしている間にひとつの新車投入のニュースが入ってきた。今回の記事は東京ではなく、SKE48の本拠地の名古屋から話題をお届けをする。10月9日に、名古屋市営地下鉄鶴舞線に新型車両のN3000系が山口県下松の日立製作所の工場から笠寺駅までの甲種回送が行われたのだ。

このN3000系は、3000系の取替車両として走る予定だ。この車両は一週間ほど前に読売新聞の愛知版に記事が掲載をされていたので、その記事も紹介をする。前面を見るとJR西日本を走る207系車両となんとなく似ている。ツイッター上では、千代田・常磐線のE233系とも似ているという意見もあった。行き先表示にはフルカラーのLEDを使うそうだ。室内などはドア上にLCDモニターがつき、バケットシートになるなどこれまでの名古屋市営地下鉄の車両とは違い、バリアフリーなどにも対応をした車両になる。室内に関してはまるはち交通センターなどのページ(URLはこちら)に詳しく載っています。

第1編成は日立製作所で製造され、のちに製造をされる第2編成以降は地元の日本車両にて製造が行われる予定だそうだ。しばらくは試運転が行われ、来年の3月から営業運転が行われる予定だそうだ。

ここで鶴舞線を走る車両が3種類あるので、こちらを紹介をする。鶴舞線の特徴は20m4ドアで架線集電式であることだろう。東山線名城線が15mの車両と小さいのに比べると大きな車両が使われる。(※1)それと鶴舞線は、上小田井〜犬山間で名鉄犬山線、赤池〜豊田市間で名鉄豊田線と乗り入れ、両端を名鉄の路線に挟まれている。(※2)

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これは鶴舞線の開通時から走っている3000系車両だ。鶴舞線の開通から30年以上にわたって走っている。何となく雰囲気が東京の地下鉄東西線の5000系に似ているような気がする。5000系の名古屋版かもしれない。N3000系はこの車両の取替として導入をされる。

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名鉄100系車両だ。鶴舞線との乗り入れように製造をした車両だ。名鉄伝統の赤一色に20m4ドアとしている。1度乗車をしたが、室内にカーテンがあったり、床がツートンカラーだったり、地下鉄に乗り入れる車両としては豪華な空間になっている。

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そして現在の鶴舞線の最新鋭の車両が3050形車両だ。1990年代に鶴舞線の庄内緑地公園駅から上小田井駅への延伸並び名鉄犬山線の乗り入れに合わせて登場をした。この車両、側面が同時期に登場をした京成の3700形となんとなく似ているように見えるのは私だけか。

鶴舞線の写真は上小田井駅で撮影したものだ。上小田井は昔は平田橋という駅名であったが、鶴舞線との乗り入れを前に、駅を移転した上、駅名も改めた。駅の上には東名阪自動車道改め名古屋第二環状道路が走っている。駅の近くの出入口は平田インターチェンジだ。この駅の近くには、mozoワンダーシティというイオン系のショッピングセンターもある。

タイトルはSKE48の新公演のラムネの飲み方公演の1曲から取った。(曲はこちらから)この曲の歌詞のようにまさに鶴舞線のこの車両は17年ぶりに待っていた車両なのだ。最近、SKE48の影響でこれまで興味が薄かった名古屋市営地下鉄に興味を持ちつつあるのも事実だ。今年は地下鉄の新車の投入が各地で続いている。AKBの本拠地の東京では銀座線の1000系に続き、SKEの本拠地の名古屋では鶴舞線のN3000系。ついでに言えば、AKB・SKEの姉妹グループNMB48の本拠地の大阪でも御堂筋線に新車の30000系の投入が予定され、12月から走る。この48グループの存在をする東名阪すべての地下鉄路線に新車が入ることになりそうだ。(爆)

※1 名古屋の地下鉄で20m車が使われているのは桜通線上飯田線の3つの路線。上飯田線は名鉄小牧線と乗り入れているが、桜通線鶴舞線の日進工場で検査を行うなどをしている。

※2料金通算制度はなく、例えば岩倉〜上小田井〜赤池〜豊田市間で乗車をした場合も、岩倉〜上小田井間、赤池〜豊田市間はそれぞれの区間の名鉄の運賃がかかり、上小田井〜赤池間は地下鉄の料金もかかる