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10月12日の朝は香川県の高松市で迎える。高松での宿泊は4年ぶりだ。今日は高松や岡山などで適当に過ごし、その後で東京に戻ることにする。その中でも今日は香川県の高松琴平電鉄を訪れることにした。(前回の記事はこちらから)

ことでんの名で親しまれている高松琴平電鉄は、高松市から東の志度、長尾並びに西の琴平方面に向かって走っている。ことでんの最大の特徴は、京王・京急・名古屋市営地下鉄などの過去に走っていた車両が今でも走っていることだろう。とりわけ京急に関しては、この鉄道に譲渡をされている車両が多い。 今日は、京急の琴電譲渡車両をフューチャーをして取り上げていくことにする。

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琴電は高松築港駅が起点で、この駅は高松駅と隣接をしている。ここから瓦町駅を経て、長尾線・琴平線に分かれる。志度線は瓦町駅が起点だ。琴電の車両には100周年を記念をして、100ひやく?と書かれたヘッドマークを付けている車両が多い。

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瓦町駅は、天満屋デパートの駅ビルを併設をしている。天満屋と言えば、駅伝で有名な岡山の企業だ。このデパートを見るたびに西側を感じさせる。瓦町駅では京急1000形、700形の中古が次々とやってくる。 4ドアは700形の中古だ。まるでこの駅は、横浜駅、品川駅などを彷彿させる、いやどちらかと言えば京急百貨店のある上大岡駅と似ている。

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瓦町駅では、しばらくすると長尾線の平木行きという行き先の列車が来た。平木行き自体が1日1本のレア物で、それに充当をしたのが京急1000形の中古車の1300形だった。 まさに会いたかった、会いたかった、会いたかった、yes、会いたかった、会いたかった、会いたかった、yes、君に。なのだ。余談であるが、私が初めてAKBをメディアで見たのは4年前に香川の高松で宿泊をした時のホテルのテレビで、AC公共広告機構のAKBのCMが頻繁に流れ、そこで知ったのだ。

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京急1000形の京急での廃車から1年。新たに香川の地で運用についたこの車両。室内などは京急時代と変わっていない。この車両が浅草線に乗り入れ、さらに京成線や北総線に乗り入れ、作者の生まれ育った場所なども走っていたのか・・・。 片開きドアの音も走行音もあの時代のままだ。作者には聞きなれた音だ。扇風機がKHKと京急時代の表記なのも懐かしいや。長尾線の車両のカラーは緑色だ。

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琴電の長尾線は、はじめての乗車線区だ。4年前に志度線と琴平線の一部に乗車をした。今回、SKE48に関心があることから?名古屋市営地下鉄の旧型の中古車が走る志度線の再訪問も考えたが、元京急1000形のいる長尾線か琴平線の訪問に傾いたのは、この車両になじみが深いからだろう。長尾線にも名古屋市営地下鉄の旧型の中古の車両がおり、1度すれ違った。名古屋市営地下鉄の旧型車両に過去に乗車をしたのは、この高松琴平電鉄の志度線だけなのだ。その旧型車両こそ、あの栄駅を通る名城線東山線の車両だったそうなのだ。

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讃岐平野を駆け抜け、懐かしい音を聞きながら終点の平木駅に着く。途中に農学部前という駅があり、ここが香川大学の農学部の最寄駅なのだ。高松築港から平木への列車は、この農学部の学生向けに走っているのではないかと予想をする。実際に農学部前まではほとんどの客が降りずに、この駅で大半が降りたからだ。平木駅は、香川県三木町にある。この駅の留置線でこの1000形は休憩を取るのだ。

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今日乗車をした1305号車と1306号車は1974年に川崎重工にて製造され、なんと2010年6月まで京急で走っていた車両なのだ。この車両今年の9月から早速営業運転に入ったのだ。京急では大師線で最後に乗ったかもしれないのだ。京急の顔として長年走ったこの車両、今では香川県の地で、輸送目的は川崎大師から長尾寺に変わっても、生きているのだ。香川の方から見れば、憧れの東京を思わせる?車両かもしれない。

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平木からは終点の長尾を目指す。ここで乗るのは京急700形の中古の1200形だ。700形は2005年まで京急線を走った4ドアの片開きの車両だ。浅草線や京成線まで乗り入れなかったので馴染みが薄かったかもしれない。この辺では、讃岐七富士の202mの三木富士こと白山が見える。

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長尾駅を降り、長尾寺を目指す。長尾寺は四国八十八箇所の霊山の八十七番目の寺だ。この寺の中で三木富士を撮影をすることにした。香川県は丸亀にある飯野山などをはじめ、低い山が多く、絵になるような山がたくさんあるのだ。長尾駅の外からも1200形と三木富士を撮った。

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長尾からは行きに来た道を高松築港まで戻る。京急700形は、座席数が少ないが、かつては快特などの高速運転で鳴らしていたかもしれないが、香川の地に移ってからは、高速走行ではなく、人区間距離の短い場所で当時と変わらぬ高加減速を出しているようだ。高松築港駅に到着。そして、この後はいよいよ四国を脱出する。4年ぶりの琴電の訪問は懐かしさを感じさせた心に残るものだった。琴電は東京・名古屋と2つの都市の過去の車両が昔と変わらぬ姿で走っている。その中でも京急の車両、とりわけ1000形は昔から知っている車両なので、全国で唯一、自分とお世話になった車両がいる場所なのだ。懐かしさの余韻にふけるのは間違いでしょう。