29日の早朝に群馬県藤岡市の関越自動車道で石川県から新宿駅・東京駅・東京ディズニーランドへ向かう高速バスが事故を起こし、7人が死亡,、乗客数十人が怪我をする痛ましい事故が発生をしてしまった。
このバスはツアーバスと呼ばれるバスの運行で、運行会社は千葉県印西市のバス会社が走らせていた。ツアーバスと言われる高速バスは、この数年で勢力を拡大をし、W社やTの散策バスなど多くのバス会社が路線に参入をし、特に安さを売りにして路線を拡大させたものだった。
このようなバス路線は、石川県の金沢から東京まで3000円くらいと聞く。この区間には西武バスや西日本JRバスによる金沢エクスプレスという路線バスもあり、7840円かかる。(こちらのページより)鉄道の場合、東京から上越新幹線で越後湯沢まで行き、越後湯沢から特急はくたかに乗り換えたとしても12000円くらいかかるので、はくたか+新幹線の4分の1、西武バスや西日本バスに比べても半額だ。
ツアーバスの問題というのは過去に何度と言われてきた。私が感じた問題は以下のとおりだ
1・事故の補償の時はどうするのか
2・変更やキャンセルがしにくく融通が利かないこと
3・トイレなどの設備の問題
4・運転手の負担
以上の4点だ。
1は、高速路線バスを運行をしている運行会社(ここであればJRバスや西武バスなど)であれば、その会社が責任を負うことになるがこういうバスは、バス会社は旅行会社先から委託を受けてただ車両を手配をしているだけということが多く、どの会社が責任を負うかということは考えられていない。保証の時はどう対応するのか。
2は、変更やキャンセルの場合は代金の半額近い価格でのキャンセル料や変更料金がかかる。高速路線バスは、変更は空席があれば無料、キャンセル代金も100円か200円くらいで良い。その為、気軽さが少し薄れてしまう。
3は、以前私が仙台から東京まで夜行バスに乗った時に感じたが、トイレがないことは車内で食事や水分などの補給ができずに困ることもある。それ以外にも不測の事態が起きたときも対応ができない
4は、今回の事故の直接の原因になったが、例えばこのバスは石川県の金沢から東京までひとりのドライバーで運転をしていた。高速路線バスでは、必ずどこかで休憩をし、2人以上の乗務をする路線が多い。JRバスの東京〜大阪間の昼特急やドリーム道であれば、静岡県の三ヶ日(東名経由)や長野県の伊那辺り(中央道経由)で交代をする。乗務の負担をかけないようにしている。
何年か前に長野県のからのツアーバスが大阪で事故を起こしてしまった。この時もバス会社の労務負担などが問題になった。ここで問題にもなったにもかかわらず7人死亡という惨事を起こしてしまった今回の事故。そろそろこのようなツアーバスに対して統一ルールを定めるべきかと思う。
これまで価格競争などで優位になっていたツアーバス。安全などの問題で今後はどのように考えていくかに注目が集まるところだ。このような事故をどのような教訓として生かしていくか
このバスはツアーバスと呼ばれるバスの運行で、運行会社は千葉県印西市のバス会社が走らせていた。ツアーバスと言われる高速バスは、この数年で勢力を拡大をし、W社やTの散策バスなど多くのバス会社が路線に参入をし、特に安さを売りにして路線を拡大させたものだった。
このようなバス路線は、石川県の金沢から東京まで3000円くらいと聞く。この区間には西武バスや西日本JRバスによる金沢エクスプレスという路線バスもあり、7840円かかる。(こちらのページより)鉄道の場合、東京から上越新幹線で越後湯沢まで行き、越後湯沢から特急はくたかに乗り換えたとしても12000円くらいかかるので、はくたか+新幹線の4分の1、西武バスや西日本バスに比べても半額だ。
ツアーバスの問題というのは過去に何度と言われてきた。私が感じた問題は以下のとおりだ
1・事故の補償の時はどうするのか
2・変更やキャンセルがしにくく融通が利かないこと
3・トイレなどの設備の問題
4・運転手の負担
以上の4点だ。
1は、高速路線バスを運行をしている運行会社(ここであればJRバスや西武バスなど)であれば、その会社が責任を負うことになるがこういうバスは、バス会社は旅行会社先から委託を受けてただ車両を手配をしているだけということが多く、どの会社が責任を負うかということは考えられていない。保証の時はどう対応するのか。
2は、変更やキャンセルの場合は代金の半額近い価格でのキャンセル料や変更料金がかかる。高速路線バスは、変更は空席があれば無料、キャンセル代金も100円か200円くらいで良い。その為、気軽さが少し薄れてしまう。
3は、以前私が仙台から東京まで夜行バスに乗った時に感じたが、トイレがないことは車内で食事や水分などの補給ができずに困ることもある。それ以外にも不測の事態が起きたときも対応ができない
4は、今回の事故の直接の原因になったが、例えばこのバスは石川県の金沢から東京までひとりのドライバーで運転をしていた。高速路線バスでは、必ずどこかで休憩をし、2人以上の乗務をする路線が多い。JRバスの東京〜大阪間の昼特急やドリーム道であれば、静岡県の三ヶ日(東名経由)や長野県の伊那辺り(中央道経由)で交代をする。乗務の負担をかけないようにしている。
何年か前に長野県のからのツアーバスが大阪で事故を起こしてしまった。この時もバス会社の労務負担などが問題になった。ここで問題にもなったにもかかわらず7人死亡という惨事を起こしてしまった今回の事故。そろそろこのようなツアーバスに対して統一ルールを定めるべきかと思う。
これまで価格競争などで優位になっていたツアーバス。安全などの問題で今後はどのように考えていくかに注目が集まるところだ。このような事故をどのような教訓として生かしていくか