IMG_8039
いよいよ2013年の3月16日に迫った東急東横線と地下鉄副都心線の相互乗り入れ。13日より東急電鉄のホームページでは、東横線各駅の新時刻表が出たそうだ。また、こちらでは2月9日に撮影をした東武50070形の東急東横線内試運転と東急9000系の写真も数枚公開をする。

東急の時刻表によると、既に発表をされている計画をおさらいをすると
平日の昼間と土休日の1時間辺りの本数は

特急は元町中華街〜渋谷〜副都心線経由西武池袋線行き2本、副都心線経由東武東上線行き2本
急行は元町中華街〜渋谷〜副都心線方面に4本
各駅停車は元町中華街〜渋谷間や元町中華街〜渋谷〜副都心線方面に 10本

ということころまでは発表をされていた。副都心線方面というのは行き先が分からなかったので路線名での行き先を書いた。

特急は、2本が東武東上線の行き先は川越市、2本の西武池袋線の行き先はそれぞれ飯能と小手指となった。朝夕は東武東上線の森林公園行きなども設定をされる。

急行は、4本すべてが副都心線和光市となった。朝夕は東武東上線の志木行き、西武池袋線清瀬行きなどもある。

各駅停車は、渋谷発着が4本で、元町中華街行きと菊名行きが2本ずつとなった。他の6本は、新宿三丁目、和光市と西武池袋線では石神井公園・保谷となった。副都心線では時間帯によれば池袋行き、西武池袋線は時間帯によれば清瀬行きもある。東武東上線への直通は各駅停車では少数派になる。

ここでは珍しい行き先の列車についての紹介は少なくするが、新宿三丁目駅での折り返し列車が終日設定をされるのは驚いた。多くの行き先が発生をするために、これまで渋谷行きに乗りなれていた利用者が慣れるまでは時間がかかるかもしれない。渋谷〜菊名間では各駅停車は平日日中と土日は1時間に10本とやや過剰供給になる点もある。これは日比谷線との相互直通が廃止になり、中目黒〜菊名間が1時間10本で走っていたのでそれに対する救済策かもしれない。

 2月9日の件について、この日は2週連続でパシフィコ横浜へ行く用事があった。これはとあるイベントが開催をされたので今回も東横線経由で行くことになった。この日は日吉駅・白楽駅を中心に各地で撮影をした。

 
IMG_8034


まずは9000系について。9000系の9012Fを見事渋谷駅で捕獲をした。9000系車両は3月16日のダイヤ改正を前に東横線からは引退をする予定だ。1980年代後半から四半世紀の間、東急東横線を代表をする車両だ。

IMG_8042
続いて新丸子駅で撮影をした9010Fだ。さっきから各駅停車に主に入っている。やはりこの車両を見ると東京の中でのアウェイという感じがする。 

続いて日吉駅で降りる。新丸子駅で、誤って目黒線の列車に乗ってしまった。目黒線は、複々線区間のうち、武蔵小杉〜元住吉間では東横線とは違うルートを通る。これが面白いところだ。それにしても東急東横線は起伏の多い地形だ。

日吉駅で試運転という列車が来たので何かと思えば、そうだ。この車両だったのだ。
IMG_8049
まさかの東武50070形だった。先週は武蔵小杉駅で目撃をしたこの車両であったが、今週は日吉駅で撮影をすることができたのだ。半地下構造の日吉駅なので撮影には少し苦労をした。この車両は東武東上線の車両だ。日吉といえば真っ先に思いつくのが慶応義塾大学だ。1・2年生のほとんどの通う日吉校舎と3・4年生の理系が通う矢上校舎、慶応義塾普通部中学校、慶応義塾高校はこの日吉にある。矢上の読みは「やがみ」でSKE48の矢神久美さんと同じであるが漢字が異なるので注意。
さて、東武東上線の沿線には慶応義塾大学の志木高校がある。埼玉県の私立高校の最難関高校としても知られる同校。私の友人も地元から通っていた。そう、慶応義塾志木高校の通学の足として走っている車両が、慶応義塾大学のキャンパスのある日吉駅で撮影をするのは感慨深い。3月16日以降は慶応義塾志木高校と慶応義塾大学が一本で結ばれることになるのか。副都心線と東急東横線の乗り入れは、慶応義塾の関係者にも大きな出来事かもしれない。幣ブログでは、同校は慶応義塾という表記で統一をする。

 
IMG_8052
IMG_8053
hiyosimitananbokuhibiya

 日吉駅に乗り入れる南北線と三田線、日比谷線の車両だ。南北線と三田線は東急目黒線経由で乗り入れ、日比谷線は東急東横線に乗り入れている。しかしこの姿も3月15日で終わりだ。三田線といえばまたしても慶応義塾がある。慶応義塾大学の本部並びに慶応義塾大学の文系の3・4年生、慶応義塾女子高等学校は都営三田線の三田駅の近くにある。既に慶応義塾の三田と日吉(矢上含む)の2つの校舎は三田線・東急目黒線経由で結ばれているのだ。何だか日吉駅には、慶応義塾の校舎に直通できる路線ばかりが集まっているような気がするのだ。余談であるが、慶応義塾大学と並ぶ関東の私立大学の代表校の早稲田大学とも副都心線の西早稲田駅を通じて直通をしており、早稲田大学と慶応義塾大学が一本の線路で結ばれるのもある面、画期的だ。

IMG_8054


次に白楽駅での模様をお届けをしよう。白楽駅は、私が東急東横線に初めて乗車をした時の目的地の駅だった。それは白楽駅を最寄りとする大学の受験だったからだ。私は慶応義塾よりもこちらの学校の方を受験をした。その為、この時期の白楽駅には思い出があるのだ。上の写真は5000系の特急渋谷行きを撮影をした。

IMG_8069
IMG_8070
この駅といえば横浜のランドマークタワーなどをバックに撮影ができる駅なのだ。昨年12月には東京メトロ副都心線の7000系を撮影をした。今回の目的は東急9000系と東武50070形などだ。表紙に貼ったのは東急5000系であるが、車両の上部に8carsのシールが貼ってある。

IMG_8059
IMG_8062
やってきたのが、9000系9012Fの特急渋谷行きだ。2001年の東急東横線の特急の運転開始以来、10年以上に見られた。しかし改正後は9000系の特急はもう見られなくなる。特急も渋谷行きでなく、副都心線経由東武東上線川越市行き、副都心線経由西武池袋線飯能行き・小手指行きなどになる。特急渋谷行きは本当に少なくなる。


IMG_8073
IMG_8076
9000系の9010Fの急行渋谷行きがやってきた。この駅はカーブの先にある駅だ。この辺りは下末吉台地から横浜の沖積低地に降りる坂の区間だ。しかし、カーブでどう撮影をするかが少し難しい駅だ。9000系の急行も、四半世紀の間見られたおなじみの列車だ。


IMG_8083
IMG_8086

そして東武50070形50077Fの試運転列車がやってきた。横浜のランドマークタワーを中心とした横浜のビル人をバックにして走る東武の車両。それだけでも斬新だ。横浜市を走る東武の車両は東急田園都市線で見ることができるが、東横線は初めてだ。まさに川越や志木などの東武東上線の車両が別の街の横浜の乗り入れた瞬間といえる。

IMG_8087
IMG_8088
田園都市線は横浜市青葉区、緑区であるが、東横線は横浜市港北区、白楽駅のある神奈川区、西区、中区を走る。田園都市線は、地下鉄半蔵門線経由で東武本線から乗り入れ、横浜市でも丘陵地の住宅街として知られる地域を走る。東横線は港北区や神奈川区といった住宅地や横浜の街としての中心の中区や西区に乗り入れ、本当に横浜に入ったという感じがする。

IMG_8090

IMG_8055
乗り入れ開始まであと約1カ月。東武の車両の試運転もたけなわを迎えた。果たして無事に3月16日を迎えることができるのか。そして、パシフィコ横浜へ行く前に気になったのは、東急の列車運行アルファベットは本当にKなのか・・・となると東武東上線の朝霞台駅・武蔵野線北朝霞駅でSKE全てのアルファベットが成立をすることになるが、本当にそうなるのか?Sは朝霞台駅に乗り入れる東京メトロの運行アルファベット、Eは北朝霞駅の乗りれる武蔵野線の運行アルファベット、これも楽しみになってきた。パシフィコ横浜の目的はSKE48のイベントなのか・・・ということで終わりにしよう。