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今日は3月3日、世間ではひな祭りであるが、今日は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公の両さんこと両津勘吉の誕生日だ。今日は亀有駅に集まるバスを両津勘吉の銅像とともに撮影をした姿をお届けをしたい。両津勘吉の生誕祭としてこのような企画を用意したのだ。呼称は両津勘吉に統一をしていく。(架空の人物であるため、ただし作者については秋本治先生という呼称にしている)

今日、この企画をやろうとしたのは、亀有の姿が一つ消えそうだからだ。まずはこの看板に注目だ。

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都営バスの亀有駅と足立区役所の間を結ぶ有30系統が3月31日限りで廃止になる。この路線は2003年以降は、王子駅と亀有駅の間を環七通り経由の王30系統を足立区役所までの路線に短縮をしたものだ。なお、王30の王子駅と亀有駅の間の路線は1日2往復だけであるが東武バスが運行している。年明けには亀有駅から西新井大師へ東武バスの臨時バスが走る。

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亀有駅にやってくる都営バスは昔からおなじみの姿だ。特に1990年代までは王30の運転本数も多く、都営の1日乗車券をもって、亀有から出ることもあった。そこから北区や足立区を目指すこともあった。2003年以降はすっかり影が薄くなった。亀有駅は足立区側の北口が東武バス、葛飾区側の南口が京成バス・日立自動車交通とはっきり分かれている。日立自動車交通は葛飾区だけでなく、足立区への路線も南側から出ることもある。

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亀有駅北口には両津勘吉の制服の銅像がある。都営バスと両津勘吉の銅像を撮影をすることにした。両津勘吉の銅像ができたのは今から7年前の2006年だ。j亀有駅の北口の顔として定着をした両津勘吉、そして東京を代表をする交通機関の都営バスをコラボレーションをさせた。今ここにやってくる都営バスは、葛飾区にある青戸車庫の車だ。こち亀の舞台となっている場所に最も近い車庫の車が、葛飾を代表をするキャラクターとコラボをするのはまさに葛飾そのものの魅力といえる。両津勘吉の本職は警官であるが、この銅像は亀有の街を見守ってくれているようだ。

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両津勘吉と一緒にいたのは雪だるまのドラえもん像だ。どうやら亀有の祭りの一環として、雪だるまでドラえもんを作ったそうなのだ・・・。両津勘吉にドラえもん、長年愛されているキャラクターがこの亀有を見守っている。ドラえもんといえば、小田急線の登戸駅・向ケ丘遊園駅に近い藤子不二雄Fミュージアムであるが、この亀有駅から常磐線から千代田線経由で小田急線で行くことができる。千代田線からはこち亀にもドラえもんにもアクセスができるのだ。ドラえもんは、西亀有にある一之台中学校の中学生によって作ったものかな?ドラえもんとこち亀は私も昔から大好きな作品なので正直うれしかった。

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都営バスの有30系統に亀有駅から足立区役所まで乗車をしたが、北綾瀬駅付近までは乗車している人が多いが、そこからはほとんどいなかった。つくばエクスプレスの青井駅の開業や足立区がはるかぜというバスを強化をしているので、存在意義が薄くなっているのではないかと思われる。また、亀有駅と足立区役所の間は東武バスの足35系統も1日2往復走っているが、3月以降も継続をするのだろうか。

亀有駅の南口。ここでは両津勘吉に関する奇跡的なシーンが実現をした。亀有駅の南口は京成バス(京成タウンバス)と日立自動車交通が主体であるが、特に京成バス・京成タウンバスともに1台ずつこち亀のバスが走っているのだ。

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そのバスが2台並んだ。上のバスが京成バス、下のバスが京成タウンバスのこち亀のラッピングバスだ。以前、この2台については紹介をしたことがある。京成バスは亀有駅と新小岩駅東北広場の間を青砥駅入口・奥戸地区を経由をする新小53系統、京成タウンバスは亀有駅と浅草寿町の間を堀切菖蒲園駅・スカイツリータウンを経由をする有01系統に充当をされている。前者は葛飾区内を南北に縦断をする路線、後者は荒川・隅田川の2つの川を営業路線で唯一越える路線だ。その為かタウンバスは「おいでよ葛飾」という葛飾区の宣伝バスになっている。葛飾区内の京成バスは、金町に車庫があるのに対して、京成タウンバスの車庫は奥戸にある。

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京成バスのバス停にも両津勘吉の銅像があるのだ。そうだ。両津勘吉の銅像とこち亀のラッピングバスをコラボレーションをさせてみよう。幸いにも2つのバスはこの両津勘吉の銅像と合わせることができる。まずは京成バスの車両と両津像を合わせることにした。


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次は京成タウンバスと両津勘吉像の姿だ。有01のバス停はこの両津勘吉像の先にあるので、動いた所でシャッターチャンスがある。動いた所をとらえることができた。銅像の両津勘吉とバスの両津勘吉だ。

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この写真は両津勘吉像と京成タウンバスのこち亀ラッピングが行く中、その奥には京成バスのこち亀ラッピングバスがいる。なんと2つのこち亀ラッピングバスが並んでいる。まさにこれぞ葛飾区亀有のシンボルと言えよう。

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両津勘吉の誕生日は3月3日であるが、両津勘吉はこの日に災難がよく起きることから好きではないようだ・・・。亀有のシンボルこち亀と交通のコラボレーションは、バスとのコラボレーションはできた。都営バスとの組み合わせはもう見られなくなる。亀有駅の都営バスは1日6往復しかない。両津勘吉と出会えるのは、これだけしかない。葛飾区のヒーローと都営バスのコラボレーションは面白いかもしれない。

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京成3300形の1編成がこち亀と寅さんのラッピング列車があるが、寅さんの方の3300形は2月に廃車になってしまった。こち亀の編成はいつまで残れるのか・・・それも気になった。上2枚がこち亀、下が寅さんの車両。

3月30日には葛飾区の四ツ木の公園にキャプテン翼の銅像ができる予定だ。葛飾区は、こち亀の両津像以降、寅さんやキャプテン翼など銅像を積極的に作っている。特に東京スカイツリーのオープン後は、葛飾区も注目を浴びてほしいが、荒川を越えてまで行きたいとどれだけ思わせられるのだろうか。


将来的には、このような計画もある。こち亀像とキャプテン翼像が握手をするというものだ。(詳しくはこちらへ)キャプテン翼はこち亀や男はつらいよと違って、葛飾区のイメージが弱い。それはこち亀や寅さんが葛飾の街を描写をしているのに対して、キャプテン翼は、原作者の高橋陽一先生が四ツ木の出身ということで、それだけという点もあるかもしれない。地元からはそう見えてしまうかもしれないが、葛飾区が盛り上がれば嬉しいと思う。