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あらかわ交通ノート、未公開写真公開シリーズを行う。本日紹介をしていくのは、10月11日に三重県の参宮線伊勢市駅で撮影をした気動車群だ。

さて、10月10日から12日に伊勢神宮の式年遷宮などを見に伊勢の方へ行ってきた。紹介をしたのは近鉄特急の撮影など数本の記事だけだった。伊勢神宮の写真などはまだ公開をしていない。(また完全版はGoogleプラスになりそうな気がする・・・)まだ公開をしていない写真もあったのでここで出していく。

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伊勢市駅は近鉄線とJR参宮線が乗り入れる。近鉄の方は名古屋や京都、大阪から特急列車などが乗り入れ、急行なども一部が乗り入れる。一方、JR参宮線は亀山〜多気〜鳥羽間のローカル輸送などを主にしており、名古屋駅からも快速みえが乗り入れる。近鉄に比べれば地味な感じがする。伊勢市駅は、伊勢車両区も併設をしている。伊勢市駅は式年遷宮に合わせて、改築され、伊勢神宮の外宮の玄関口として新しい顔になった。

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伊勢市駅と側線に停車をするキハ11形を紹介をする。キハ11形といえば、主に岐阜県・三重県内で走るトイレなしの車両だ。この車両、あと数年でキハ25形の投入による置き換えが始まりそうなのだ。車両製造こそ1988年であるが、サービス面では問題のある車両かもしれない。伊勢車両区にはキハ11形の111号車もいるそうだ。

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伊勢車両区の主力はキハ40系のキハ40形・48形だ。この車両もいつまで残るのか??この伊勢車両区は、参宮線だけでなく、名松線、亀山〜新宮間の紀勢本線の車両基地でもある。三重県の紀伊地方の紀伊半島の東海岸もこの車両区の基地なのだ・・・

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こちらは快速みえのキハ75形だ。キハ75形は、前回の伊勢神宮の式年遷宮の行われた1993年に快速みえへの輸送力強化として投入をされた車両だ。キハ75形は、私が最も好きな気動車の車両の一つだ。この車両の魅力は、動きに非常に激しいキレがあり、そのような姿に魅力を感じるからだ。キハ75形は、かつては名古屋駅と奈良駅を結ぶ急行かすがにも使われた。最近では愛知県豊川市で行われたB-1グランプリの輸送列車として、使われた。鈴鹿サーキットでのF1グランプリの快速などでも使われることもあり、気動車としての活躍の幅は非常に広い。

この日は自転車で伊勢市内を回っていたので、伊勢車両区を遠くから望遠で撮影をした写真もある。
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こちらは近鉄の30000系ビスタカーとキハ85形、キハ11形、キハ40形だ。キハ85形と近鉄ビスタカーがここで並んだのだ。キハ85形は所属をしている名古屋車両区の横を近鉄名古屋線が走っているので、この並びは良く実現をするが伊勢で見られるのは例が少ないかもしれない。ビスタカーは大阪上本町駅を10時50分に出る列車というのが確認をした。

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全景を見るとキハ40系が2本、キハ85形、キハ11形が停車をしている。望遠は187mmにした。

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これは87mmにして撮影をした。駅構内の跨線橋も見える。この伊勢車両区は、伊勢市駅に隣接をしていることがよくわかる。

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キハ40形の前面をズームで撮影をした。隣にはキハ11形がいるが、その後ろにはステンレスの300番台も併結をしている。キハ11形の300番台はトイレを備えた車両で、距離の長い紀勢本線の亀山〜新宮間の列車はこの300番台が使われることが多いそうだ。

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そしてキハ85形などがここに停車をしている。ここは最高のズームの250mmにした。キハ85形は、急行いせとして名古屋〜伊勢市間の臨時急行列車で走っている。これは式年遷宮への輸送列車であるが、ツイッター上では利用者が少なく4両編成から3両編成になったという話もある。全席指定席で、気軽に利用がしにくいのも理由の一つかもしれない。

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こちらが伊勢市駅の構内から撮影をしたキハ85形だ。キハ85形が伊勢市まで乗り入れるのは機会が少ないだけに、将来的には貴重なものになるかもしれない。

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この日は季節外れの内容になるかもしれないが、10月なのに日差しの極めて強い暑い日だった。青空の下に伊勢車両区の車両たちが止まっているのだ・・・

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最後に紹介をするのは、三重交通のバスだ。バスがクリーム色と緑色のツートンカラーになっている。これは神都バスというもので、式年遷宮に合わせて伊勢市駅から外宮を通り、内宮へ向かう。伊勢市駅から内宮へは、410円だけでなく、290円の特別料金もかかる。従って700円かかるのだ。かつての三重交通の路面電車をイメージをしたのがこの神都バスの特徴なのだ。

ということで、伊勢市駅に乗り入れるJRの車両を紹介をした。この駅は近鉄に比べると地味な印象があるが、伊勢車両区があることで華のある場所なのだ。