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5月4日の午後は、両毛線から烏山線へと向かった。この日の最大の目的は烏山線に登場をしたEV-E301系車両に乗車と撮影をすることだった。

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2014年の3月15日のダイヤ改正でデビューをしたこのEV-E301系はこれまでにない特徴をもった車両だ。それは蓄電池電車というものだ。システムを言えば、電化区間では電車として架線から電気を取り入れて走り、非電化区間では架線をしまい、貯めた電気で列車を走らせるものだ。烏山線の起終点の烏山駅と宝積寺駅には電気を取り入れるための充電箇所も存在をする。

東武宇都宮駅からJR宇都宮駅まではバスで行く。宇都宮餃子で昼食といいたいが、どこも長蛇の列でこの時間に入るのは無理そうだった。宇都宮餃子の食事は夕方にお預けにする・・・。

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JR宇都宮駅は行楽客や帰省客で賑わっている。宇都宮13時40分発の列車がEV-E301系での運転だ。EV-E301系は宇都宮〜烏山間を1日2往復をする。烏山線内の宝積寺〜烏山間の1往復もあるので、3往復が走る。なお、このEV-E301系を使う列車は末の英字がMでこれは電車を表すので、使われる列車がわかりやすい。


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宇都宮駅は9番線に停車中。駅の表示にも「ACCUM」と出て、このEV-E301系が使われることが明確になっている。車両構造は3ドアのロングシートだ。室内はE233系などの通勤車両と全く同じだ。宇都宮駅を出て、まずは電車として、宝積寺駅を宇都宮線(東北本線)を走る。発車の際には独特の起動音が出る。途中、岡本駅に停車をし、鬼怒川の向こうの宝積寺駅に停車をする。

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宝積寺駅からはパンタグラフをおろして、烏山線を走る。とうとう電車で走るのだ。貯めていた電気を蓄電池として走っていく。烏山線の乗車は実は約15年ぶりだ。長いこと乗車をしていなかった。これまで気動車が走っていた路線にいきなり電車というのは斬新だ。

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これまではキハ40形が、ディーゼルエンジンを奏でていたが、発車時には電車の起動音になるのでそれだけでもこれまでとは違う雰囲気だ。走行シーンなどはまさに電車そのものだった。これまではロングシートでも2ドアだったが、この車両は3ドアで東北本線内では全てのドアが開いたが、烏山線内では一番前の扉で降りることしかできなかった。

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烏山線は宝積寺〜烏山間に7つの駅があるので、七福神がイメージキャラクターになっている。途中の大金駅で交換で停車をするので、大金駅の駅名表を撮影をした。大金駅でまとまった降車があった。烏山線の沿線には荒川という川もある。この烏山線は鬼怒川水系と那珂川水系の分水界を通過をする。

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沿線は水田が広がっている。この時期、水面映しの写真をしたいな・・・と思った。このような水田風景に、近代的な蓄電池車両が走っているのは何だか不思議だ。滝駅の次は終点の烏山駅だ。烏山駅は那須烏山市に所属をする。

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宇都宮駅から約50分で烏山駅に着く。蓄電池電車という斬新なこの車両は、違った楽しみを感じることができた。

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烏山駅到着後に車内を撮影をした御覧の通りE233系とほとんど同じだ。ただしトイレはないので注意が必要だ。


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これは烏山駅での充電のシーンだ。烏山駅の到着後に、充電を行う。気動車しかいなかったこの駅に電車とは・・・一回充電をしたうえで宝積寺駅へ戻る。これまでにない斬新なシーンだ。

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車内のモニターには架線からの電力を充電をしていますという表示が出る。あまり考えたくないが、もしもこの車両が故障をしたらどうなるのだろうか・・・無事に走って欲しいものだ・・・

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烏山駅も駅が結構変わっていた。この車両を出迎えるかのようだ。 烏山駅の駅舎は山上げ祭りをイメージをして作られた。このあと山上げまつり会館へと向かい、ここで自転車を借りて、那須烏山市内の名所を目指すことにする。(詳しくはこちらへ)

Googleプラスの記事はこちらです。EV-E301系についてまとめたものです。


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とりあえず試験的に烏山線に投入をしたこの車両で、最終的に全ての車両をこの車両にしていくそうだが、その見極めには時間がかかるかもしれない。蓄電池のシステムはまだまだ鉄道では一般化をしていないので、この車両で実用結果などを見ていくのかもしれない。

キハE200小諸
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JR東日本では、小海線のキハE200系(上の写真)や長野地区のリゾートビューふるさと、青森と秋田を結ぶ五能線のリゾートしらかみ(下の写真)などにこれまでの液体式気動車に代わるハイブリッド気動車を入れているが、いずれも実験的な役割をしているようだ。これが他社などにも波及をすれば幸いかもしれない・・・