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今日のあらかわ交通ノートは、今日、調布市の味の素スタジアムで行われる第6回AKB総選挙に合わせた企画になります。今日取り上げるのは、このブログでも過去に取り上げたこともあるSKE48の松井玲奈さんについて。松井玲奈さんがJTBの時刻表の6月号とハイウェイウォーカーの6月号に取り上げられたのでそれぞれについて書いていきたい。後半は、例の握手会の事件について書いていく予定でいる。

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過去にこのブログで松井玲奈さんのことを取り上げたことが2回あるが、その第3弾としてこの記事を取り上げていく。
(2013年7月27日 松井玲奈さんの過去の新幹線についての発言を振り返る→こちらへ)
(2013年12月30日 松井玲奈さんを中心に鉄道王国物語を振り返る→こちらへ)

まずはJTB時刻表の6月号から。松井玲奈さんが登場をしたのは、JTB時刻表に掲載をされている矢野直美さんの「ダイヤに輝く鉄おとめ」の第76回という巻頭ページの企画になっている。その内容をまとめて見ることにした。

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彼女が鉄道に興味を持ったのは2011年にリニア鉄道館へ行ったことだそうだ。この時は確かメーテレの企画で卒業をしたメンバー(確か小野晴香さんだったかな)といったのがきっかけだった。
彼女が特に引かれているのは「車両の顔」で、古くなればなるほど鉄を打ったような感じがありそれを誉めていた。

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そして心をひかれるものとして、カーブでの車体の動きについて取り上げていた。特にS字カーブでの眺めについてその魅力にひかれていた。(S字カーブの例として5月10日に撮影をした189系を挙げた)カーブで膨らむと顔の向きが変わり、直線に入ると正面の向きになるのだというのが魅力らしい。

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彼女が乗ってみたい鉄道として寝台列車を挙げていた。ファンの方も彼女には鉄道書籍やグッズなどがプレゼントされることがあるそうだ。また松井玲奈さんと同じチームEに所属をする岩永亞美さんについて、N700系に乗車をした時に感動をしたという話をしていた

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愛知県を走る名鉄についても取り上げ、その中でも過去に走っていた7000系パノラマカーが好きだったそうだ。この車両は、よい赤で先頭車両をカクカクしていて、その立体感が好きなようなのだ。また彼女が主演をし、今年の年明けにメーテレで放送された「名古屋行き最終列車」というドラマの秘話について話をしていた。

そして最後は時刻表作りに挑戦をしていた。それは彼女が「時刻表ってどうやってできているの?」という興味津々さから実現をした企画だそうだ。この工程では時刻表作りについての裏側についても知ることができ、非常に貴重だった。

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松井玲奈さんの交通系広告の媒体の出演はJTB時刻表だけに留まらない。ネクスコ東日本の発刊をしているフリーペーパーのハイウェイウォーカーの6月号にも松井玲奈さんが表紙を飾り、インタビュー記事が載っていたのだ。

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この冊子での松井玲奈さんは、6月14日から公開される映画の「gift」という作品でのインタビューが中心になっている。この映画では彼女は主演を演じる。この冊子は、ネクスコ東日本管内のパーキングエリアやサービスエリアで配布をしている。東北自動車道や関越自動車道、常磐自動車道、京葉道路・東関東自動車道などで取ることができるが、関東近辺ではネクスコ中日本管内の東名高速道路や中央自動車道では取ることができないので注意をしなければならない。写真は東北自動車道の那須高原サービスエリア。

JTB時刻表とハイウェイウォーカー、2つの松井玲奈さんを比べて見ると時刻表の方では鉄道に対する熱い思いが語られ、インタビュアーの矢野直美さんが彼女を「車両の顔について話す表情が楽しそうで、本当に鉄道が好きなんだなあ」という感想を述べていた。一方のハイウェイウォーカーの方では映画giftの事がメインで、giftの宣伝のためにインタビューをしているのだなというのがわかった。いずれもSKE48についての魅力があまり語られていなかった。また二つの彼女を比較をしても、時刻表の方は、アイドルとしての普通の彼女、ハイウェイウォーカーの方は映画の役柄としての彼女なので髪を茶髪にしている。同じ人物でも印象が違ったようにも見える。

私は2月のナゴヤドーム、4月のさいたまスーパーアリーナのSKE48のライブでいずれも松井玲奈さんを見ている。2月のライブでは、映画「gift」がクランクインをしていたので、その役柄の玲奈さんのような感じがした。4月のライブでは特に待ち合わせたいという曲(未来とはに収録をしているチームEの歌唱曲)での他のメンバーを引っ張って行く彼女の姿がとても印象的だった。

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果たして今日のAKB総選挙では松井玲奈さんは何位になるのだろうか。速報では6位だった。速報ではSKE48のメンバーは、松井珠理奈さんをはじめ、松村香織さんや二村春香さんなども入っている。昨年は松井玲奈さんと松井珠理奈さん、須田亜香里さんが16位以内に入ったが今年はどうなるのだろうか。ということで前半戦の記事は終了をする。

続いて後半戦は、5月25日の岩手での握手会の事件から感じた事などをまとめることにした。こちらの話は最近のAKB48グループを語る上では忘れてはならない。

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5月25日、岩手県滝沢市のAKB48の握手会の会場で何とも許せない事件が起きた。それは握手会で、AKB48の川栄李奈さん、入山杏奈さんの二人とスタッフが暴漢に襲われ、負傷をしてしまった。

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川栄さんと入山さんはAKB48の中では有力なメンバーの一人で、川栄さんは横浜線のE233系の投入記念の宣伝隊に選ばれ、大島涼花さん、岡田奈々さんとも出た。フジテレビのバイキングという番組にも出演中だ。入山さんはクレジットカードのポスターにも起用をされた。

犯人はその日に逮捕をされた。24歳の男だ。犯行について「アイドルならば誰でもよかった」と供述をしていた。この男を私は断固許すことができない。凶悪犯であり、テロリストであるからだ。


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この事件の影響でAKB48はもちろんのこと、SKE48やNMB48の握手会なども延期になった。秋葉原にあるAKB48の劇場は6月2日まで閉館をしたが、SKE48の名古屋、NMB48の大阪、HKT48の福岡の劇場は握手会の翌日も行われた。

今日行われる総選挙や明日の大島優子さんの卒業ライブが調布市の味の素スタジアムでは、入場の際には金属探知機などを使い徹底した持ち物チェックなどをしていくそうだ。既に各劇場では金属探知機などを投入をし、さらに一番前の座席も明け、安全面を強化をした。終演後のメンバーとのハイタッチなども休止をし、劇場では最前列に入れないなどの配慮をしている。

今後は全グループで、握手会の方法などの見直しなども考えられるのではないか。しかし、これまで会いにいけるアイドルのコンセプトで作られてきたAKB48、この事件はそれが悪い方向に行ってしまったのではないかと思う。

今回の事件では「荷物のチェックが甘かったのではないか?」とよく言われているが、これは本当だ。私は2013年まではSKE48だけでなく、AKB48などの握手会に頻繁に訪れていた。しかし、荷物チェックは軽い検査だけで、すぐに入れたものだった。

今後は安全性を考慮をしながらさまざまな形でのイベントを開催をしていくべきではないか。総じて握手だけでなく、さまざまなことを強化をしてファンとの距離を縮めていくべきではないかと思う。AKB48グループには劇場公演やライブ、そしてGoogleプラスなどのコミュニケーションサイトを通じてはファンとの距離も小さくしている。それが大きな魅力のひとつだ。

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また、握手会も乱発をするのではなく、回数を少なくして握手そのものへの価値の向上なども行ってもいいかもしれない。最近のイベントの中でも好イベントだったのが、SKE48の未来とは?のCDでの特典での東京や名古屋などのゼップというライブハウスを回る貸切のイベントだった。このイベントを握手会に変わる形で行ってもいいかもしれない。規模が拡大をしすぎてしまい、適正化などを今後は行っていくべきではないかと思う。

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AKB48のコンセプトは「会いにいけるアイドル」でそれは各所で新しい形のアイドルを変えたのではないかと思う。秋葉原の劇場を本拠地とするAKB48をはじめ、名古屋市のSKE48や大阪市のNMB48、福岡市のHKT48など各地でAKB48グループの劇場ができ、その地域で公演やイベントを行ったり、これまでにないアイドルの形を作っていったのは大変斬新だった。

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握手会だけでなく、本日開票の行われるAKB48総選挙などに代表をされるファンの方によって育てていくアイドルというものがこのグループのコンセプトではないか。これまでのアイドルにないやり方だからAKB48は人気を獲得をしたのだと思う。そのような形は今後も継承をするべきではないか。そうでないと基本を崩してしまうことになりかねないからだ。これは握手会が行われることの多い幕張メッセの画像。

実は記事の前半での主役だった松井玲奈さんが過去に苦言を呈したことがあった。(詳しくはこちらへ)それはSKE48を春に卒業をしたあるメンバーに対して、そのメンバーが過去に問題のある事を起こし、末期もトラブルを起こしていたので、激しい言葉を使ったコメントをGoogleプラスでそのメンバーなどに行っていたのだ。またメンバーの不満も同じように劇場支配人に行っていたそうだ。彼女はそのようなことはやめてほしいといったのだ。当たり前だ。

実は私がAKB48グループに対して、あまりにもアイドルとファンとの距離が小さすぎて、苦々しく思っていたのはそのような点だ。この事件以前から距離が近すぎることは考え直すべきではないかと思った。今回の事件などを機にいろいろ考えるべきではないか。

これだけ記事を書いた私であるが、以前に比べてSKE48を含めて、AKB48グループへの関心が落ちている。後半の記事でなぜ松井玲奈さんが苦言を呈したかということにあるリンクのまとめサイトに私が今のSKE48に対して思うことがまとめてある。要は卒業も多く、大組閣でのメンバーの入れ替え、そして劇場公演のスタベン制度(これまで16人と固定をしていたが、それがメンバーを多くしてしまい、出れないメンバーが出ること)などで以前に比べて魅力を感じなくなったためでもある。またファンの方が激しい言葉を吐いたりするなどの行為によって、前に比べてファンの方に近寄りがたい雰囲気をもっているのもあるかもしれない。

AKB総選挙という華やかな舞台がある裏で、 最近の事件について会いに行けるアイドルを改めて考えていく契機になるのではないかと思うと考えた。今日総選挙で選ばれたメンバーは、それを引っ張る新生の第一歩になるのかもしれないと思った。