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この時期は日が長い。夕暮れ時は午後7時ごろだ。このような時期でも明るい時間帯で撮影ができる列車をご存知だろうか。今日はその列車の撮影記を中心に取り上げる。

その列車とは京成のイブニングライナーだ。京成の新AE形を使用をするこの列車。昼間は北総線経由のスカイライナーに使われているが、夕方から夜は本線経由のイブニングライナーに使われている。この記事では主に北総線と枝別れをした高砂より東で撮影をしたイブニングライナーを中心に紹介をする。


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7月2日の撮影記から紹介をする。まずは東中山駅を18時20分過ぎに通過をする都営5300形5326Fの快速特急成田行きだ。平日の夕方の快速特急は一部の列車が都営5300形で走る。この列車なんと三崎口始発で成田まで走るロングラン列車だ。三崎口から成田までの所要時間は2時間47分だ。後ろに見えるのは本八幡の高層ビル陣だ。都営車両の快速特急の下りの列車は京成線ではこの時期でないと撮影ができない列車だ。

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こちらは東中山駅を18時30分に通過をするイブニングライナー61号だ。この日は梅雨の中休みの晴れ間の出た日。夕暮れの風景を撮影をした。


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夕日を浴びて走るイブニングライナー61号。ホワイトバランスを白色蛍光灯にして紫色にもピンクにもなるように撮影をした。それでも320分の1から500分の1でもうまく行けた。いわゆる逆光かもしれないが、それをうまく生かし?夕日の演出を作ってみた。

そして国府台駅へと移動をする。ここではイブニングライナー63号を撮影をする。この日の日の入りは19時1分で、イブニングライナー63号の国府台駅の通過は18時55分頃だ。何とか間に合うかもしれない。

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まず江戸川の鉄橋を3600形の快速芝山千代田行きがやってきた。快速はこの時間帯は上野発着で芝山千代田行きが夕方に走る。まだ18時42分だ。

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続いて3000形3016Fの各駅停車成田行きだ。江戸川の向こうは夕日のピンク色だ。各駅停車成田行きも昼間には存在をせずに夕方がメインなので、明るい時間帯に撮影ができるのは夏だけだ。

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今度は各駅停車大和田行きを後追いで撮影をした。大和田行きは主に平日の夕方に存在をする行き先だ。(朝は土休日に存在をする)

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江戸川をイブニングライナー63号が通過をした。明るい時間帯に江戸川を越える新AE形が撮影ができるのは夏の期間だけだ。ましてやイブニングライナー63号が撮影ができるとなれば、時期が限られてしまう。61号の方は、18時20分過ぎの通過なので、時期が少し拡大をする。63号であれば、前述の各駅停車大和田行きの後続で走り、市川真間駅で追い越すので、江戸川の鉄橋はかなり鈍足で通過をする。なので遅いシャッタースピードでも撮影しやすい。

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そして夕方の国府台駅を通過をするイブニングライナー63号。イブニングライナーを2本も明るい時間帯で撮影ができるのは6月中旬から7月中旬だけだ。夏至の時期であれば八幡の先くらいまで可能かもしれない。

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こちらは6月23日に撮影をした江戸川鉄橋の江戸川区側にある小岩菖蒲園で撮影をしたイブニングライナー61号の新AE形と花菖蒲の花だ。今年はめいっぱいの花菖蒲だけでなく、花菖蒲のいろいろな表情と鉄道を撮影をしてみた。白い車体に白い花が咲いている。

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こちらはイブニングライナー63号を小岩菖蒲園で撮影をしたものだ。夏至の2日後であったが、この位置から撮影をすると少し暗かった。

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こちらはカメラを少し斜めにしてみた。花菖蒲が目の前まで迫ってその上をスカイライナーが通過をしている。


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こちらは小岩菖蒲園の近くの幹線道路で撮影をした夕景だ。これは19時10分ごろであるが、この日の夕日は素晴らしかった。

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この時期は天気が安定をしないことが多い。しかし陽が長いので、陽の出る時は夏にしか撮れない思いがけぬものも撮影ができるかもしれない。この時期の京成のイブニングライナーは撮影ができる範囲が広いので、また紹介ができる機会があれば紹介をしていく予定だ。記事のタイトルは、35年以上前の名曲で、徳永英明氏もカバーをした曲だ。夕暮れの記事を取り上げるにはぴったりだからだ。