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8月8日、12年ぶりに仙台で七夕祭りを見る。仙台の七夕祭りは東北三大祭りの一つで伊達時代から続いている。特に仙台の七夕祭りというのは豪華な飾り付けが有名で仙台の代名詞になっている。特に仙台の一番町などの商店街のアーケードの中で行われる。

Jリーグチームのべガルタ仙台のべガルタとは七夕の事を言う。これはベガが織姫、アルタイルがひこぼしでそれを合わせたものになっている。それくらい仙台といえば思いつく祭りだ。


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詳しくはGoogleプラスに写真を出した。ここではダイジェストを書いていくが一番心に残った飾り付けは、藤崎百貨店の前にあったもので、9本の同じ柄の七夕飾りが鮮やかに飾ってあったものだ。仙台のハピナ名掛丁、一番町、ぶらんドーム一番町、マーブルロード大町を中心に撮影をした。

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仙台三越やパルコなどの仙台中心街の大型店でも七夕の飾り付けをしていた。都心部だけでなく郊外のショッピングセンターなどでもそうしているのかなと思う。仙台七夕はまさに仙台市が一つになって行っている祭りだ。

この後、仙台から目指すのはおくりびとの舞台で知られる山形県酒田市。仙台から仙山線で山形へ行き、山形から奥羽本線で新庄へ行き、新庄から陸羽西線で酒田へ向かうものだった。仙台から山を2つ越えなければならない。

当初の予定では仙台を17時0分の仙山線で山形まで行き、山形18時58分の列車で奥羽本線で新庄へ行き、新庄から20時18分発の陸羽西線の快速最上川という列車で酒田へ向かう所だった。

まずは仙台から仙山線に乗るのであるが、七夕見学の最中にJRの運行情報を確認をしたら、仙山線愛子〜山形間が大雨のために運転見合わせという情報が出た。 仙山線がダメならば山形まで高速バスでもよいと考えた。仙台と山形の間は10〜15分おきにバスが出ていて、仙山線よりも利便性が高いからだ。

まずは酒田行きのバスを乗ろうと宮城交通の仙台のターミナルに電話をかける。ところが、金曜日の七夕の夕方とあって満席。次の手段を考える。

次の手段は山形行きのバスに乗り、山形から酒田行きのバスに乗ることだ。仙山線だけでなく、山形新幹線・奥羽本線も大雨の影響でダイヤが乱れているという情報を得た。新庄〜酒田間の列車は快速最上川が最終電車で逃せば、酒田へ行けなくなる。もはや鉄道で酒田へ行くのは無理だと感じた。

山形と酒田のバスの最終便は19時50分に山形駅を出る。この便は全席自由席だ。それに逃せば残念ながら酒田へ行けなくなり、ホテルのキャンセル代金請求という悪夢が待っているかもしれない。昨年の函館の二の轍を踏みたくなかった

従って、酒田への道のりは山形駅でのバス乗り継ぎだけになり、まさに生死をかけた一発勝負になる。

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しかし仙台駅前のバスターミナル。仙山線の不通の影響で山形行きのバスに乗る列が長蛇の列になっている。2週間前の浜松の新幹線の工場の時のバスのようなことになっている。仙山線が止まるとバスのみの輸送になる。仙山線は山岳地帯を通過をするために雨量規制などの影響などを受けやすい。対してバスは山岳地帯を通るのは同じであるが、大事故などの通行止めがない限り運転される。鉄道とバスを比較をする上でも、こちらは重要になる。何故仙山間がバスが輸送のメインかなんとなくわかったような気がする。

 17時15分頃から並ぶ。長さは150mにわたり、横殴りの多雨が降っている。その影響で仙台市内のコボスタ宮城で行う予定だった楽天とオリックスの試合が中止になった。10分毎にバスが来るが、どんどん進んでいるかと思えばそうでもない。東京と違い、交通誘導員もいない。なので運転手が次は何人乗れるかで判断をする。大雨の中、時間だけが過ぎていく。山形発19時50分のバスに乗るには仙台を18時20分くらいまでに乗れなければいけないと感じた。仙山間のバスの所要時間は1時間15分から20分だからだ。

18時を過ぎてもまだ乗れない。まさに雨の神経戦だ。 同じバスターミナルからは仙台市内の住宅地や山形県の新庄方面のバスも出るので、ややこしい。とうとう18時15分・20分になった。ただ次ならば乗れるという所まで来たので、もうこうなったらということで酒田まで行くのをやめてもいいやと開き直りつつあった・・・・仙台発のバスは仙台駅前でなく宮城県庁・仙台市役所前始発で仙台駅発ではなかった。これは落とし穴だった・・・それだから僅かしか客が乗れないバスもあったのだ。

そして仙台駅を18時30分のバスに乗ることができた。待つこと1時間15分。出発は18時35分であった。補助席全てが埋まる超満員ぶりだった。仙台宮城インターから東北自動車道に乗り、少し南の村田ジャンクションで山形方面の山形自動車道に入り、笹谷峠のトンネルで奥羽山脈を越える。

このバスは山形駅までの間に山形自動車道の山形蔵王インターで降り、県庁前・南高校前・山交バスターミナルに停車をし、山形駅に着く。酒田行きのバス経路も調べると山形市内のこの3つのバス停に止まる。酒田行きは逆に止まる。ということは山形駅まで乗らずに県庁前バス停で降りれば、酒田行きのバスに乗れるかもしれないと考えた。

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山形県庁前に19時38分に到着をした。仙台駅から約1時間だ。そして酒田行きのバスの県庁前の到着は20時1分発だ。何とあと20分もあるのだ。山形県庁も茨城県庁と同じく都心部から離れた郊外の住宅地にある。 

周りにガソリンスタンドしかない山形県庁周辺。食料調達などが問題になるが、仙台で16時前に食事をしていたので特にお腹はすいていなかった。ただ、仙台市内で万が一のためにおにぎりとパンを買っていた。食事は最低限のものがあった。

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そして20時1分発の酒田行きのバスが3分遅れでやってきた。このバスも定員ならば行けないことで軽い不安がよぎった。それは杞憂に終わり、 空席が多少あった。これで酒田まで行くことができる・・・

そしてさっき降りた山形蔵王インターから高速道路に乗る。ここでため息が出る。ここまで約3時間本当に疲れた・・・しかし酒田までの所要時間はあと2時間30分ある。夜の山形自動車道を走るが、山形自動車道はサクランボで有名な寒河江市、月山や羽黒山などの麓を通り、村山地方の中心都市の山形市から庄内地方の中心都市の鶴岡市・酒田市へと抜けていく。せっかく月山などの風景が見たかったのに暗闇の中では残念だった・・・

21時45分、鶴岡駅そばのバスターミナルに停車をする。鶴岡市は江戸川区と姉妹都市協定を結んでおり、江戸川区内では鶴岡市の物産展がしばしば開催されることがある。江戸川区の西葛西に鶴岡市の事務所があるくらいだ。そしてその鶴岡での出来事だ・・・


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鶴岡駅そばに停車をし、その後で酒田までバスの乗り続けるが、鶴岡駅の近くの立体交差で、大阪からのトワイライトエクスプレスが酒田・秋田方面に走っていたのだ。本来は酒田駅での撮影を計画をしていたが、ここでトワイライトエクスプレスが見られたのは本当に嬉しかった。あと7カ月のトワイライトエクスプレス、貴重な出来事になるかもしれない。

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そして22時30分に酒田駅そばの庄内交通のバスターミナルに到着をした。 仙台から山形乗り換えで酒田までバスに乗ること4時間。そして仙台駅での待ち時間を含めると5時間以上、こうして酒田に着くことができたのだ・・・2つのバスを合わせて、3660円(仙台〜山形930円、山形〜酒田2730円)したが、このような時は仕方ないと思う。ホテルのキャンセル料金をとられるよりもましだ。仙山線の不通、その先のダイヤ乱れ、更に仙台〜酒田間バス満席の悲劇。そして山形県庁前での奇跡の乗り継ぎ劇、鶴岡でのトワイライトエクスプレスとの出会い、劇的な酒田入りだった。これは天候などに不安がある時は代替手段を考えることや万が一のための食料や飲み物などの準備も必要だと感じた。


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酒田駅そばのホテルに泊まる。翌朝の目的はもちろんあの臨時寝台特急の撮影だ。なので体が疲れていても明日は早起きをしなければいけないというかなりのハードスケジュールだ。