8月23日、埼玉県狭山市にある西武新宿線の南入曽車両基地へと足を運んだ。23日は年に1回の南入曽の車両基地の電車夏祭りという公開イベントがあるからだ。
行きは高田馬場駅から特急小江戸に乗車をした。たまたま時間にあっただけだった。降りたのは所沢駅だ。途中東村山駅に停車をした。東村山駅は最近から停車駅になったようで特に夕方の利用が多いことと西武新宿線の特急の利用の増加を狙ってだそうだ。所沢と新所沢の間は各駅停車を利用した。
新所沢からは南入曽車両基地への臨時列車に乗る。この列車は車庫まで直通をするからだ。道順がわからなかったので、こちらで行くことにした。使われたのは30000系だ。
車庫から降りると西武の2000系車両が停車をしていた。この顔は初期に製造をされた車両で、主に新宿線で走っている。1970年代に製造をされた西武の車両だ。
停車をしているのは2000系2本の間に30000系が挟まれている。2000系は初期車両と後期車両がいる。
30000系と2000系の後期車両だ。両車両とも西武新宿線の主力だ。30000系は、今でも製造が進んでおり、今では150両を越える所帯にまで成長をした。30000系は101系どころか3ドアの3000系まで置き換えているようだ。
そしてイベント会場に着く。臨時列車への乗客へはＩＣカードのタッチと改札があった。そして入場をする。今日も様々なイベントも行われ、ご当地グルメの販売もあり、東村山市の黒焼きそばなどもあった。これは初めて食べるものだった。
車両展示レーンには西武新宿線の主力車両が止まっている。2000系3本、20000系、6000系、9000系、レッドアローの10000系だ。その中でも目を引いたのはやはりこの車両だろう。
京急風の赤い塗装になった9000系車両の9003Ｆだ。京急1000系の黄色の車両が西武に似ているということが話題になり、西武も京急のような塗装にしてみたのがこの車両だ。9000系を赤の塗装にして、真ん中に白の色を挟んでいる。京急では2100系や600系、1000系のような塗装だ。
参考までに京急の車両の色はこちらだ。はっきり言って狙っているとしか言えない色だ・・・江ノ島電鉄と京都の京福、都電荒川線と阪堺などで車両の色を入れ替えは見たことがあるが、関東の大手私鉄では例が少ないかもしれない。
9000系が西武の看板車両で元祖赤の車両の「レッドアロー」の10000系と並んだシーンだ。この西武9000系のこの色が快速急行で銀座一丁目という有楽町線の駅の行き先表示を出していた。この9000系は池袋線を中心に走り、有楽町線や副都心線へは乗り入れない。また、京急のように「快特」という表示を出していた。いろいろな幕の表示も出て、この車両が乗り入れないような行き先の表示を出していた。
次は快速急行で新線池袋行きの表示を出したものだ。新線池袋駅は、今の副都心線の池袋駅だ。9000系は、元はといえば101系の足回りを使い、車体を4ドアの10両固定編成に新造をしたものだ。足回りは今はＶＶＶＦのものに取り換えられ、省エネや性能の向上などに貢献をしている。
こちらは西武の6000系と並ぶシーンだ。西武の6000系は9000系の改造とほぼ同時期の1990年代に登場した。6000系は有楽町線・副都心線にも乗り入れ、副都心線経由で東急東横線にも乗り入れる車両もある。いかに1990年代の西武鉄道が輸送力に追われ、固定編成の新増という形で登場をしたのではないかと思う。6000系は区間準急練馬高野台の表示を出している。赤い9000系。私は日常的に京成線内で京急600系や1000系等を見ているのであるが、発想は面白いかもしれないが、何だかちょっとだけ違和感があるようにも見える。9000系の車体にどちらかといえば、1500系車両のような赤で白帯が似合うような気もする。決してこの車両は悪いとは思っていない。
西武9000系が新線池袋行き、6000系が準急新木場行きの幕を出したものだ。有楽町線の準急は短命に終わった。
こちらは西武20000系と6000系の青チームと9000系と10000系の赤チームが並んだものだ。20000系は急行小川、6000系は拝島快速玉川上水、9000系は快速急行拝島、そして10000系が特急むさしで出している。全て拝島線の行き先だ。西武が赤と青というのも意外かもしれない。
こちらが快速急行拝島行きだ。池袋線用のこの車両。拝島まで行くことはあるのだろうか。今日の9000系の写真は赤の車両がメインで紹介をしていったが、次の記事ではそれ以外の車両や目立ったイベントについて取り上げていきたいと思う。
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奇しくも鉄道が関係している歌謡曲で、「あずさ２号」という曲がありますが、それに対するアンサーソングとしまして、「かいじ１０１号」という曲があります。