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8月30日、青春18きっぷの消化試合に出た。今回の行き先の目的地は上越線の沿線だった。特に上越線は撮影をしたい列車があったからだ。

朝の高崎線で荒川を越え、埼玉県内を北上をする。高崎線も3月のダイヤ改正ですべての列車がE231系とE233系になった。長いこと211系の主力路線であっただけになんだか211系のいない高崎線は少しさびしく感じた点もある。

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本来は、大宮から高崎まで485系のリゾートやまどりに乗車をしたかったが、指定席は満席。青春18きっぷシーズンで特に群馬県内では富岡市の富岡製糸場が世界遺産に選ばれ、富岡製糸場へ向かう客が増えているそうだ。新幹線よりも格安でなおかつ快適に移動ができるので、人気があったのかもしれない。いつか乗車をしたいと思う・・・

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高崎駅からは115系の湘南色の上越線の普通列車で水上方面を目指す。その前に185系の特急あかぎ8号が来たので撮影をした。あかぎ8号は185系を使った数少ない列車で新宿行の列車だ。高崎から先の上越線に乗るのは5年ぶりだ。渋川までは平地を通って行くが、渋川を過ぎると利根川を越え、利根川の河岸段丘を通過をしていく。115系は今や貴重な車両だ。

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そして岩本駅で降車をする。この駅の近くに撮影地があるからだ。まず撮影をするのがD51形498号機が牽引をするSLみなかみ号だ。SLみなかみ号は本来はC61形の20号機が牽引をするが、この日はC61型の故障で同じ群馬の高崎車両センターに所属をするD51形の498号機が登板をすることになったのだ。私は過去にも書いたかもしれないが、D51形の498号機は好きな蒸気機関車なのでその姿を撮影をしたかったからだ。

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撮影地は岩本駅から歩いて7分くらいの場所にある。ここは濃い緑の中を走る風景が撮影ができる。上越線と言えば群馬県の平野を駆ける姿もよいが、緑の中を駆け抜ける姿を撮影をしたいのだ。夏なので強い煙は期待ができないかもしれないが、今日はやや涼しいので、少しは期待ができるかもしれない。

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上越線の水上方面から115系の湘南色の車両がやってきた。上越線の高崎〜水上間はいまでも115系が最主力だ。115系が次々数を減らす中で貴重な区間だ。

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SLみなかみの前にやってきたのは湘南色の115系だ。今や貴重な115系がストレートで撮ることができた。500分の1で撮影をすることにした。115系は来週の9月6・7日に両国〜大原間で団体専用列車がこの湘南色で走るそうだ。総武線や外房線を走る115系の姿は貴重な姿になるかもしれない。この列車のすぐあとにいよいよSLみなかみがやってくるのだ。

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まずは望遠で先頭を走る姿を撮影をしてみた。望遠を使い撮影をする。229mmにした。この区間は緩やかな坂があるので、煙を出していた。D51形の498号機を撮影をするのは、2011年5月7日の磐越西線のD51ばんえつ物語以来だ。3年ぶりにその姿を見ることになる。

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だんだん撮影地に迫ってくる。汽笛の力強い音は魅了をする。後ろにくっついているのは12系客車だ。12系はSL北びわこと同じだ。今や青い色の12系も北びわこの西日本の大阪の宮原と群馬の高崎の2か所しかいない。古き汽車旅を感じさせるようなものだ。ヘッドマークは尾瀬と尾瀬のシンボルの花のミズバショウの絵が描かれている。フィニッシュは表紙に貼った写真だ。白い煙を吐きながら力強く上州路を谷川岳のふもとの水上駅へ向けて走る。

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これが後ろから撮ったものだ。車両の周りにも煙が取り巻いている。SLは煙を吐きながら走るので、走った後もその余韻が残る。SLみなかみは後ろにはヘッドマークがない。D51の力強い雄姿が見られてよかった。

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岩本駅からは上越線の列車で北に向かう。目指すは水上駅だ。岩本〜水上間は107系の4両編成に乗った。107系も老朽化が進んでいる。この地域はドアが完全半自動ドアなので、自分で手を開けなければならない。かつては夏でも自動で開いていたが今は手で開けなければならない。割と客が乗っていて座席の7割くらいが埋まっていた。上越新幹線の上毛高原駅の近くを通り、水上駅に着く。

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水上駅には1番線に107系、2番線にSLみなかみの12系客車、3番線に越後湯沢方面からの115系が止まっていた。水上駅のすべてのホームが埋まった。SLみなかみをけん引をしたD51-498号機はどこにいるのか?

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駅から離れた転車台にこの車両がいた。転車台付近にはD51形498号機とSLみなかみのレギュラーのC61形20号機の解説があった。

Googleプラスにもこの群馬県内のSLみなかみの撮影について書いた。そしてこの後、5年ぶりに上越線の在来線で谷川岳を越え、新潟県に入る。記事のタイトルは山下達郎氏の有名な曲から取った。夏の終わりにふさわしいようなタイトルだったからだ。新潟編はこちらへ続く。