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京成電鉄は11月8日にダイヤ改正を行うことになった。京成以外にも相互直通をしている都営浅草線・京浜急行電鉄もダイヤ改正を行う。ここでは京成線・都営浅草線に絞って記事を書くことにした。(京成はこちら、都営浅草線はこちらへ)

今回のダイヤ改正の目的は、特に成田空港アクセスの充実がある。そのためにスカイライナーの増発をはじめ、特急などの所要時間短縮などが行われる。特に最近では、成田空港はLCCの国内線の運航開始後に早朝・深夜の利用が増加をしているので、それへの対応が主なものになる。

1・スカイライナー関連
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スカイライナーの増発は、朝の7時台に成田空港を出るスカイライナー2号と夕方の18時20分に出るスカイライナー53号となる。また深夜の23時台にイブニングライナーを増発をする。イブニングライナーは8本の運転から7本の運転に変わる。これまでは30〜40分間隔であったが、一部の時間帯が1時間おきになる。23時台のイブニングライナーは成田空港行になる。61・69・71号は成田行きとなる。写真はモーニングライナー64号として小岩菖蒲園(江戸川〜国府台間)を走る列車。

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シティライナーはとうとう運転が土休日のみとなる。平日の運転は取りやめる。平日に乗車をしたフォロワーさんの話では日暮里の時点で全車両で13人しか乗っていなかった話もあるので、これはしょうがないかもしれない。AE100形はどのような運命になるのか。

2・普通列車について
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早朝に宗吾参道〜成田空港間を走る各駅停車の3本の増発がある。夜の成田空港への列車も時刻を繰り下げ、23時20分〜35分ごろに成田空港に着く列車を増発をする。

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浅草線との乗り入れについてであるが、浅草線に通過駅があるエアポート快特の運転本数を40分間隔から20分間隔に変更をする。エアポート快特になる列車はアクセス特急(成田空港発北総線方面)だけでなく、快速特急という列車が押上〜青砥(高砂)間で走る。
このエアポート快特になるアクセス特急・快速特急は青砥駅で京成本線の特急と接続をする。いわゆる急急接続だ。これによって、都営浅草線方面・上野方面からも成田空港への所要時間を短縮をする。また、勝田台〜日本橋間でも東西線と相互乗り入れをする某社への対抗をすることになる。アクセス特急には京成3000形の3026・3027・3028Fが入ることもある。

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それだけでなく、平日1往復存在をしている西馬込〜高砂間の6両編成の列車が8両編成になる。それ以外では千葉線の列車の4両編成から6両編成への増強もある。

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プレスリリースから出ているのはこのようなものになっているが、詳しくは時刻表が発売をするまでわからない。今年のダイヤ改正は特に成田空港のLCC利用への対応が主なものになっている。成田空港はジェットスターやピーチ、バニラエアなどが乗り入れ、最近ではカプセルホテルまで完成をするなど深夜の利用者が増えている。LCCのうち、格安便は早朝・深夜に成田空港を出る便が増えている。個人的な意見になるが、新AE形の1編成をバニラエアに合わせた車両にラッピングをしてほしいと思う。これは南海電鉄のラピートの1編成をピーチの色にしたものにならったものであるが、バニラエアは成田空港から新千歳空港や那覇空港などに就航をしている。成田を拠点にしているのだからこのような列車があってもいいかもしれない。今回紹介をした写真の多くが9月28日にコスモスと京成の車両を小岩菖蒲園(江戸川〜国府台間)で撮影をしたものだ。表紙の写真はイブニングライナー61号を谷津駅付近で7月に撮影をしたものだ。

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個人的なダイヤ改正の意見になるが、エアポート快特になる快速特急の運転で押上〜青砥間の途中の4駅の各駅停車の運転本数が減るのではないかと思う。現在7〜8本であるが、6本になる可能性もある。また深夜のダイヤのうち土休日のダイヤの23時台の上野発の本数が極めて少なく、どの列車も大混雑をしているのでこの時間帯の増発も希望をしたい。イブニングライナーの増発もいいが、こちらも忘れないでほしい。