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12月5日の新聞各紙で、東京の上野と北海道の札幌を結ぶ寝台特急北斗星が2015年度をもって廃止になるというニュースがあった。

北斗星といえば、1988年の青函トンネルの開通とともに上野と札幌を結ぶ寝台特急としてデビューをした。一時期は3往復が走り、西のトワイライトエクスプレスとともに北海道を目指す豪華寝台列車として走っていた。廃止の理由は車両の老朽化などがあるが、2016年の新函館北斗駅まで開通をする北海道新幹線の影響もある。

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北斗星が廃止になるのはいつなのだろうか?読売新聞などのメディアでは2015年度中、それ以外のメディアでは2015年3月のダイヤ改正と発表をしている。読みがあいまいなのは、2016年に北海道新幹線が新函館北斗駅まで開通をし、青函地区を中心に鉄道の大組閣が行われる。それに伴い、試運転や工事などで青函トンネル内の使用が限られることもある。なので、定期列車として走らせるよりも臨時列車に格下げをし、2016年の北海道新幹線の開通とともに完全廃止になるのかもしれない。とりあえず来期以降は繁忙期の運転はしていくそうだ。

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北斗星は上野〜青森間がEF510形、青森〜函館間がED79形、函館〜札幌間がDD51形の牽引になる。実は2013年9月に寝台特急北斗星が長時間の遅れになった時に、函館駅で撮影をしたED79形牽引の北斗星を撮影ができた。DD51形は撮り忘れてしまった・・・

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こちらは表紙にも貼ったものであるが、5月31日に東北本線(宇都宮線)の白岡駅付近で撮影をしたEF510形牽引の北斗星だ。水田風景を走る初夏らしい雰囲気の北斗星を撮影をした。今の北斗星は上野〜青森間では青一色で走っている。

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寝台特急北斗星の最大の売りはグランシャリオと呼ばれている食堂車だ。ここでは懐石料理やフランス料理などのディナー、パブタイムでは飲酒ができ、モーニングも出る。昔、本などで食堂車についての本を見た時は美味しそうで一度は食べてみたいと思ったこともある。


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これは2013年9月1日に青森駅で撮影をしたグランシャリオと北斗星のエンブレムだ。北斗星は北海道への寝台列車としての憧れをもつ列車だった。実は青森で撮影ができたのもある事情があったからだ。

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北斗星はかつてはEF81形が牽引をしていた。赤の機関車と青のブルートレインという色がなかなか良かった。今年も6月1日の上野発にEF81形が牽引機になり、フォロワーさんが撮影をしていたのを見たことがある。写真は2005年ごろに撮影をしたもの。

盛岡に北斗星??
逆光の写真で申し訳ないが、こちらは2003年の3月になんと岩手県の盛岡駅で撮影をした寝台特急北斗星だ。この日も気候の影響で遅れていたらしく、朝の早い時間帯に盛岡駅で寝台特急北斗星の姿を撮ることができたのだ。盛岡〜青森間は、現在はIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道を通過をするが、これらの2鉄道では、北斗星やカシオペアの通過が収入に影響を与えている部分もある。なので廃止反対が根強い部分もある。

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しかしながら、北斗星には青函トンネルの工事だけでなく、このような現実があることをツイッターで知った。



北斗星に乗っていたフォロワーさんの報告ではB寝台は平日の閑散期の今では3人しか乗っていなく、これでは乗客が少ないといわれても仕方ないと思わざるを得なかった・・・。また、車両の老朽化は私は何回か目にしたことがあり、これではしょうがないと言わざるを得ない点もある・・・北斗星が色褪せているような状況はありつつあったのかもしれない。それだけでない。長距離を走る列車であることから、気象などによる遅延がかなり多い。先程の写真のように青森駅で撮影ができたのもこの日に東北地方と北海道で豪雨があり列車が大きく遅れたためだ。普段は深夜なので撮影をすることは難しい点もある

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もう一つの北海道への列車の寝台特急カシオペアはどうなるのだろうか。現在、定期整備期間のために運休をしているが、もしかしたら青函トンネルの対応工事をしているのではないかなと感じざるを得ない・・・カシオペアは2人以上の利用が原則であるが、この列車に東京から北海道までの在来線列車の最後の灯を期待をしたい。