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12月7日、茨城県へSLの撮影へ行ってきた。12月5日から7日までの間、水郡線の水戸〜常陸大子間にSL奥久慈清流ライン号がC61形20号機と12系客車の編成で運転をしたからだ。

今回、SL奥久慈清流ラインの撮影に当たり、乗車券をときわ路パスを使うことにした。このときわ路パスは取手駅以北での発売なので、取手駅で途中下車をすることになった。ときわ路パスは茨城県内のJR線だけでなく、関東鉄道や鹿島臨海鉄道、真岡鉄道なども使うことができ、茨城県内の鉄道には欠かせない。ただし、期間限定なのでそこは気をつけなければならない。ちなみに取手の朝の7時の気温は我孫子市になるがマイナスだった。

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行きがけに馬橋駅で651系の特急フレッシュひたち4号を撮影をしようとしたが、時間が間に合わないので撮影ができなかった・・・写真はE531系であるが、E531系は最近1編成が追加増備され、上野東京ラインの品川乗り入れなどに対応をしていく予定だ。

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取手駅では、常磐線の東京駅への乗り入れの看板があるが、この看板はついに花が咲いたようだ。普通列車は東京駅どころかその先の品川駅まで乗り入れ、更に特急列車も品川駅へと乗り入れる。別の駅では横浜まで乗り入れの実現の看板があったが、品川駅だけでも東海道新幹線や羽田空港アクセス(京急乗り換え)にも十分だと思う。でも特急列車が品川駅まで乗り入れ、羽田空港へのアクセスが便利になると茨城空港をもつ茨城県は少し渋い顔をする点があるかもしれないな・・・

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冬の朝の筑波山は素晴らしい。取手から約1時間20分で水戸駅に着く。上の写真は取手〜藤代間の井野団地付近の撮影地の近くで撮影をし、下は高浜駅の手前で撮影をしたものだ。

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水戸駅に到着をした。朝8時50分の水戸市の気候は3.5度だった。水戸市は北関東の中でも特に屈指の寒さを誇る。ここから水郡線で水戸駅の3つ先の後台駅を目指す。

後台駅の近くには有名な撮影地があるのでここでまずは送り込みの常陸大子→水戸間を走ったDL奥久慈清流ライン号の撮影をしようと考えた。駅からは撮影地までは10分以内で着くが、すでに数十人がカメラを構えている。



ここで状況をツイッターにまとめた。有名な撮影地であるがゆえに警察やボランティアの方などがたくさんいる。今回のSLにあたり、2年前の水郡線のSL運転時に問題があったらしく、警察やボランティアを大幅に増やして対応をしたそうだ。

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これが後台駅の付近の撮影をしたキハE130形だ。キハE130形が2本やってきたので撮影をした。水郡線は2007年以降すべての列車がこの車両で走っている。側面はドアが黄色であるが、窓周りは朱色とエメラルド色の2種類がある。2両編成のがエメラルド色、1両編成が朱色だ。林をバックにして撮影をすることになる。キハE130形は水郡線だけでなく、房総半島の久留里線でも走っている。

そして10時10分過ぎについにDL奥久慈清流ライン号がやってきた。
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DE10形の1604号機を先頭に客車4両、そしてSLのC61形20号機を後ろにやってきた。PLフィルターを回して、明るい青い空をバックに撮影をした。この時間の水戸の温度は5.2度。つい先日まで15度以上の秋の気温だったのにいきなりやってきた冬の訪れだ。ディーゼルの煙を吐いて力強く走っている。

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そして、最後尾にはC61形の20号機が白い煙を吐いている。冬のSLは煙を吐いて、力強さが感じられる。この列車が水戸駅に到着後、水戸駅を11時58分に出るSL奥久慈清流号として常陸大子へと向かうのだ。SLは違う場所で撮影をしたいと考えているので後台駅から北に向かうことにする。ときわ路パスは茨城県最北で常陸大子駅の隣の下野宮駅まで使えるので、北へ行くこともできる。寒いかもしれないが、SLはもっと良い風景で撮りたい。