いきなりやってきたのは特急はくたか12号だ。雪景色を走る姿は冬の北陸らしくて良い。
このはくたかは９両編成でやってきた。普段の時期のはくたかは、あまり混雑をしていない印象がある。しかしながら帰省シーズンは指定席・グリーン車は列車によれば争奪戦になり、自由席も大混雑をする。このような風物詩は今年のお正月でおしまいかもしれない。新幹線開通後のゴールデンウィークの帰省シーズンはどのようになるのか。
次の金沢方面の列車は１６時５３分発なので、それまで撮影をすることにした。写真は駅の途中で撮影をした521系の普通列車・・・電柱がくし刺しになってしまった・・・
北越6号は高岡駅を16時16分に出発をする。従って通過は16時30分くらいだと予想をする。
そして雪の中を北越6号金沢行きが新潟の485系の国鉄色のT18編成でやってきた。青信号の緑が少し写りこんでいる・・・。シャッタースピードは250分の1、ISOは８００で抑えた。しかし露出を大きくプラスにした。
富山方面から名古屋行きの特急しらさぎ14号がやってきた。この列車の編成は8両編成だ。雪の中を走るしらさぎは北陸から多くの人たちを米原駅でつないでいく、首都圏を向かう人だけでなく、名古屋駅を目指す人も乗っている。しかし、3月14日以降はこの駅には名古屋行きの特急しらさぎは来なくなる。3月13日に倶利伽羅駅を含めた富山〜金沢間を通過をする特急しらさぎは本当の「名古屋行き最終列車」になってしまうのだろう・・・余談であるが、昨年・一昨年と放送されて、好評を得た松井玲奈さんなどが主演の「名古屋行き最終列車」というドラマは2月2日からテレ朝系の名古屋テレビで5夜連続で放送される予定だ。
それに続く形で大阪行きの特急サンダーバード38号がやってきた。編成は何と12両編成の長大編成だ。特急サンダーバードは繁忙期にはこのような長大編成が見られる。倶利伽羅峠の最後の冬に長大編成は撮れるのは本当に幸運だった。しかしながら薄暮だったのでライトが光っていた。しらさぎもサンダーバードも全て250分の1、NDフィルター使用、ISO1600で抑えた。名古屋行きのしらさぎ、大阪行きのサンダーバードとまるで先日の紅白歌合戦でSKE４８とNMB48が連続で歌ったのを思い出したじゃないか・・・
雪の倶利伽羅駅。もう特急列車の姿は見られないかもしれない・・・それだけでも貴重だ・・・16時53分発の列車で金沢へと戻る。金沢のホテルに荷物を置いたままだったからだ・・・
金沢駅に戻る。駅のおもてなしドームは先日、北陸新幹線開業前を特集をしたフジテレビのリアルスコープでも取り上げられた。これが金沢の名物になりそうだ。しかし金沢駅は市の中心部との距離が少しある。市の中心部へはバスや自転車を使うことになりそうだ。私は9月に行ったばかりなので今日は行かない。ホテルに荷物を取りに行き、駅に戻り、実家にぶりのたたきをお土産に買った。新鮮度を保持するために宅急便を使った。そして金沢名物のカレーを夕食で食べる。
金沢から富山に向かうのであるが、ここでは金沢駅で撮影をした写真を紹介をする。
まずは金沢駅に到着をして間もなく撮影をした特急はくたか23号だ。スノーラビットの車両が先頭になっていた。9両編成であるが、特急はくたかの主役だった赤の車両、もう見納めだ。金沢駅から特急はくたかに乗っている人は少なかった・・・
そして倶利伽羅峠で見事に撮影をした485系の国鉄色のT18編成は、北越9号に使われた。北越9号は18時54分発で長岡駅で上越新幹線の接続をする。長岡で上越新幹線の東京行きの最終列車に乗り継ぐことができる。それでも18時54分までしか金沢にいることができないのは早いと言わざるを得ない・・・しかし金沢からはガラガラだった・・・やはり金沢から首都圏を目指すのであれば、小松空港からの飛行機がメインなのだろうか・・・。金沢駅から小松空港へのバス乗り場は結構並んでいたのを見るとそう感じざるを得ないのかもしれないな・・・
なんと2枚目の指定席のプレートが手書きの標識だったのだ・・・盗難をされた可能性もある・・・廃車間際の車両にはプレートを盗むような問題もしばしばみられる・・・このようなことはやめてほしい。
金沢駅では2010年10月にも国鉄色の485系の特急雷鳥を撮影をしているが、最後の最後で国鉄色の北越が撮影ができるとは思ってもいなかった・・・
次に金沢を訪れるのは間違いなく、新幹線の開通後になるが、その時はPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲で知られる中田ヤスタカさんの新幹線のメロディも聞けるだろうし、冬の能登半島だけでなく夏の能登半島も行きたい。珠洲や輪島などは行かなかったからだ。「マッサン」に続く2015年春からのNHKの朝の連続テレビ小説は「まれ」という石川県の輪島を舞台とした作品を放送をする予定だ。北陸新幹線の開通が、石川県などを活性化をする可能性はあるかもしれない。連続テレビ小説の「まれ」や現在放送をしているフジテレビでの「花嫁のれん」は今まさに北陸地方、特に石川県を知ってもらうよい機会になっているのではないかと思う。
金沢からは521系の普通列車で富山へ向かう。富山駅では新快速の幕を出していた。今日は富山に宿をとっているからだ。夜の倶利伽羅峠の先を見たら、雪がかなり積もっていた。前回訪問をした藤子不二雄の2人の先生の出身地の高岡は今回はパスする。まさにホワイトクリスマスイブといってもいいような富山だ。翌日の目標ももちろんあの列車と言いたいが・・・大変なことになっているようだ・・・
もし「まれ」が第二の「あまちゃん」になれば、舞台となる能登へ多くの観光客が聖地巡礼、という形で訪れるのではないかと思われます。