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北陸新幹線開通による交通の大組閣、上野東京ラインの開通など様々なことが行われた3月14日のダイヤ改正。ここでは少し遅れたがここでは北陸新幹線を中心にツイッターの声などを中心に検証をしてみることにした。

・北陸新幹線の開通と利用客について
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ツイッター上ではガラガラなの声があるが、私はこれについてはまだまだ帰省シーズンでないのだし、桜や梅、チューリップも咲いてなく、雪がまだ解けているかわからないので観光シーズンとは言い難い。これだけでガラガラだということにはナンセンスではないかと思う。

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その理由は、もともと東京と北陸方面は繁忙期以外は利用のあまり多くない区間だった。羽田空港〜小松空港や富山空港の飛行機と特急はくたか・北越・しらさぎだけで間に合うのではないかと思う。それが供給数の多い新幹線になったのであれば、利用率は小さいのは仕方ないかもしれない。寝台特急北陸や急行能登が5年前に廃止になったのもそれが遠因かなと思わざるを得ない。

そのため、これが初めて威力を発揮をするのはゴールデンウィークの帰省シーズンではないかと思われる。これまでゴールデンウィークを含めたお盆や正月の帰省シーズンは飛行機は早々に完売、特急はくたかはグリーン車を含めた指定席は早期に完売、自由席も大混雑という状況が続いた。これが新幹線開通でどうなるかというところだ。

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もともと長野新幹線時代から夏季は土日はもちろんのこと、お盆以外の平日でも満席になることが多い。それは軽井沢をはじめとした長野県内が夏季リゾート地として栄え、それなりの利用があるからだ。特に今夏は北陸への観光客・帰省客もいるので、グリーン車を含めた指定席の争奪戦になりそうな気もしなくはない。

なので北陸新幹線が無駄だったとか言うのは時期尚早だと思う。1年間、そしてブームが沈静化し、平常になる2年後くらいを見据えて判断をするべきではないかと。


こちらがツイッターに出ていた1日の利用者数の人数だ。富山と金沢が多く、金沢は富山の2倍、上越妙高は富山の半分であるが、これは初めの3日間なので、観光客や帰省客が増える時期には利用者が増え、それ以外の時期は少し減るかもしれない。

・東京駅で見た北陸新幹線
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東京駅で見た北陸新幹線であるが、こちらは3月16日のかがやき515号に運用されていたW1編成だ。W1編成はJR西日本のW7系の第1編成だ。E7系はF、W7系はWで表示をする。東京駅などでの案内は「北陸(長野経由)新幹線」と案内されているが、これは長野県が強く要望をした北陸新幹線への呼称であるが、しばらくは長野への利用者が戸惑うのではないかというのに配慮をしたものであるが、ゆくゆくは北陸新幹線になるかもしれない。また、かがやきとはくたか、あさまはすべて青系の色で種別を統一をされているが、可能であれば、かがやきは金色か黄色にしてほしいのもある。はくたかは赤、あさまはこの青系でいいかもしれない。

・並行在来線について思うこと

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そして、並行在来線会社ではいろいろ問題が起きている。特に14日から17日の間は、供給車両が少なく混雑をしてしまったことなどもある。一番問題だったのが、直江津〜泊間のえちごトキめき鉄道の旧JR西日本の区間で14・15日は利用者が多かったのに1両編成で対応をさせてしまい、乗りきれない超大混雑が発生をしてしまったのだ。

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また富山側の並行在来線でも521系4両だったのを2両にしてしまい、乗りきれない事件が16・17日の朝に起きてしまい、18日の朝に車両を413系3両に変えたこともあった。

並行在来線については、賛否両論が出ている。特に否定派の方が多い。その中には青春18きっぷの利用ができなくなったことなどへの批判が出ている。

よく問題になっている、特急サンダーバードと特急しらさぎの富山への早朝の運転が不可能なことへの問題は、ツイッターのこのつぶやきを見て、そうだとわかった。

どうやら貨物の線路使用料の問題があるからだそうだ。特急サンダーバードと特急しらさぎの初電の富山〜石川の県境の利用は20〜25人程度だそうだ。しかしながら、朝の5時台から列車を走らせることは不可能ではないと思う。富山〜金沢間で途中、高岡と津幡だけ停車をし、サンダーバードやしらさぎの初電は無理として2番電車に接続をできるような快速列車はほしいところだ。


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並行在来線については、JR西日本の発売をしている北陸お出かけパスでは富山や石川、新潟の元西日本区間の並行在来線会社、JR東日本の発売をしている週末パスなどは、長野と新潟の並行在来線会社(新潟は元東日本区間のみ)を使うこともできる。またJR東日本の新潟支社の越後ツーデーパスでは新潟の並行在来線会社を使うこともできる。


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それなので、このような切符を使えば在来線でも旅ができるのではないかと思う。東日本も北陸新幹線のえきねっとでの購入者を対象に北陸のフリーパスを出しているが、なぜえきねっと客しか対象にしないのか。鉄道を通じて、北陸の魅力を知ろうとさせないのかと思う。北陸お出かけパスも3日前までの販売なので東京などから買う場合はJR西日本の予約センターに電話をし、クレジットカードでの購入になる。両方とも買いにくくなっているのは確かだ。それだけでない。

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JR東海の旅行センターでは、五箇山や白川郷などこの地域の観光地へのアクセス機関と北陸新幹線の富山〜金沢間などが乗り放題になるフリーパスを出しているが、富山県での1泊以上の利用が前提になる。

特に青春18きっぷでの行きにくくなったことの落胆の声などがあるが、切符の工夫次第では旅をすることも可能かもしれない。もしも安く行きたければ、東京からは池袋や新宿からのバスもある。富山へは7000円、金沢へは8000円で行くこともできる。それでも新幹線よりも4000〜5000円安い。新幹線を使わなくても北陸を目指す方法はいろいろあるはずだ。

・特急はくたかの車両転属への波紋
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北陸新幹線の開通に伴う特急はくたかの廃止で、他の地域でも影響を受けているそうだ。はくたかに使用をしていた681系や683系の余剰が発生をした。

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681系は特急しらさぎへの転用が行われ、2月から3月にかけてはしらさぎの色になった681系による特急はくたかも運転された。またはくたかの681系・683系はダイヤ改正以降に京都や大阪での目撃情報も寄せられている。

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これまではくたかを走っていた681系及びしらさぎで走っていた683系は、噂では新大阪から福知山・豊岡方面に走る特急こうのとりと新大阪から和歌山方面に走る特急くろしおの381系の置き換えに使われるとの話がある。

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特急しらさぎの681系は最近では名古屋駅やその周辺で見られたという報告も多くあり、681系がSKE48の本拠地へと降臨ということになったそうだ。年明けに尾張一宮駅に681系の試運転がいた話があったが、やはりこれだったのか。683系のしらさぎのこうのとり・くろしおへの転用が本当ならばSKE48のメンバーがNMB48へと舞台を変えて活躍をすることになりそうだ。

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特急北越を走った新潟の485系は新潟〜糸魚川間の快速列車に使われているものの、定期運用は一気にこの1往復になった。果たしてこの車両はいつまで使うことになるのか。NGT48の結成までこの車両は残れるのか?

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北陸新幹線への開業をして間もなく、大組閣などを通じてこの地域の鉄道が大きく変わった。北陸新幹線の開通、今回は自治体間の要望などいろいろ政治的な部分も見られたが、無事に開業ができてよかった。

北陸新幹線の乗車はほとぼりが冷めたころに行いたい。希望であれば、東海北陸自動車道を経由をして名古屋からバスで高岡や富山に出て、そこから白川郷や五箇山などにも行きたい。もしくはSKE48の全都道府県ツアーででも行きますか?ちなみに石川県はチームK2が3月21日に行うものの、まだ富山県や福井県も残っている。

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写真撮影では特急列車などが大幅に減った今、新しい旅の魅力や発見を生み出す時期になったのではないか。それと「マッサン」に続く連続テレビ小説の「まれ」がこの地域の魅力を発信をできれば幸いかとも思う。