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3月8日の朝で泊まっていた北海道遠征の模様。ここで少しだけ記事を進めて行く。3月8日、青森からの急行はまなすで遅れることなく無事に札幌に着いた。

札幌からは函館本線を小樽・余市方面に向かう。余市といえば間もなく最終回を迎えるNHKの朝の連続テレビ小説のマッサンの舞台だ。

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札幌駅には3月13日で引退をした711系とキハ201系の撮影をした。しかし、ピントは少し甘かったな・・・。キハ201系は731系車両の気動車版で、731系と併結をすることも可能だ。満足いく写真ではないのは事実だ・・・

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函館と小樽の間は、特に札幌運転所のある手稲の先からは海沿いの区間を通過をする。向こうにはピンネシリなど樺戸山地の山々が見える。北海道でこんなに天気が良かったのはいつ以来だ。函館からは721系に乗る。721系は主に札幌近郊で走る転換クロスシートの車両で関西の221系や名古屋の311系などと似ているが、デッキ付きの車両だ。快速エアポートで使われているので、新千歳空港を降りて真っ先に乗る北海道の車両ということも多い。

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小樽駅で乗り換える。小樽はちょうど10年前の2005年に訪れたので、今日は観光をしない。小樽駅では駅前には長崎屋があった。長崎屋は関東地区では葛飾区の立石や中央線の武蔵小金井・八王子などでは最近までは存在をしていたが、まさか北海道には健在だったのか?

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小樽駅では余市・倶知安方面の函館本線のキハ150形に乗るが、混雑をしている。やはりニセコ町がスキー場として人気があるのか、それともマッサンの効果なのか・・・北海道のキハ150形は東日本のキハ110形のような車両だ。函館本線の山線と呼ばれている小樽〜長万部間は未乗車区間だ。この区間は、特急は国鉄時代は走っていたが、今は不定期でヌプリなどが走るくらいだ。また、2000年の有珠山の噴火の際はトワイライトエクスプレスや北斗星などがこちらへ迂回をした。特急は長万部からは室蘭・苫小牧方面へ行くので、小樽〜長万部間は函館本線とはいえ、ローカル線だ。

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そして余市駅で大量の降車がある。目的はもちろんマッサンの舞台のニッカウィスキーの工場だろう。やはりマッサンの効果は絶大だ。早速なので、というか実家の母に頼まれて?マッサンの舞台の工場を見てくることにした。

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余市駅へのアクセスは鉄道もあるが、小樽駅や札幌駅からもバスがある。この余市はマイナス10度くらいまで下がることがあるそうだがこの日の余市は朝10時で5度もあった。また、小樽以外の後志(しりべし)地方へ行くのは初めてだ。

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マッサンの舞台のニッカウヰスキーの北海道工場は余市駅から徒歩5分の場所にある。それにしても観光客が大変多い。銅像の竹鶴政孝氏は日本のウィスキーの父と呼ばれ、マッサンでは主演の玉山鉄二氏がそのモデルになった亀山正春を演じている。工場の詳しいものはGoogleプラスに載せたので、こちらでは数枚の写真だけに留めておく。(Googleプラスのページはこちらより)

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余市町の中にはリタロードという道もある。このリタとは、竹鶴政孝さんの妻のリタさんだ。マッサンの作品の中では亀山エリーとしてシャーロット・ケイト・フォックスさんというアメリカ人の女優が演じている。朝の連続テレビ小説で男性主演で外国人女性がヒロインというのは極めて珍しいのではないかと思う。しかも実在をしていた夫婦の話も朝の連続テレビ小説ではあまりなかったのかもしれない。余市の町内ではマッサンの主題歌の中島みゆきさんの「麦の唄」が町内で大音量でかかっていた。記事のタイトルもマッサンの主題歌のこの曲から取った。中島みゆきさんという北海道が生んだ音楽界の大御所だからこの麦の唄がマッサンのイメージにぴったり合っているのではないかと思う・・・

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余市町はリンゴの産地としても知られている。その為か、リンゴを使ったアルコール類などが特産品として販売されている。北海道の主力のコンビニエンスストアのセイコーマートではリンゴのチューハイなどが販売をしている。

工場の近くの温泉で汗を流す。余市駅までは歩いて10分のところにある。そして余市駅前のスーパーで昼食のほっきめしを買う。この先、余市駅からは函館本線の山線区間で未乗車の区間を乗ることにする。余市から長万部までは2時間30分も乗り続けることになる。

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函館本線山線区間はとにかく雪が深い。積丹半島の付け根などを通過をする。一区間距離が長く、人里離れた山の中を走る。

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しばらくして倶知安駅に着く。ここが運転上の拠点で後志地方の一大拠点だからだ。倶知安の隣のニセコ駅はリゾート地で有名な場所だ。

この辺りは何と言っても羊蹄山だろう。羊蹄山は蝦夷富士と呼ばれている山で、後志地方を代表をする山だ。北海道の中では特に美しい山だ。今回、このルートを選んだのは、この羊蹄山を見たかったこともある。雪晴れという素晴らしい気候で羊蹄山を見ることができた。

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ニセコを出て、しばらくして昆布駅の近くを通る。昆布という駅もあるのか・・・。この辺りから眠気が出てきた。それにしても函館本線の山線区間は一区間距離が長い。10分近くかかる区間も沢山あった。なぜこっちが函館本線なのか謎が多い。雪の後志路は、人里離れた北海道らしい幻想の続く場所だった。

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そしてしばらくして長万部駅に着いた。長万部といえば東京理科大学のキャンパスがあり、1年生が学ぶ。その後で金町のキャンパスへ行くことになる。それはさておき、ここでは室蘭本線の東室蘭方面の列車に乗り換える。乗り換え時間はわずか7分だ。その後、トワイライトエクスプレスを撮影をするべく、この先の駅へと向かう。車内でツイッターを確認をしたらトワイライトエクスプレスの大阪行き8002レが札幌駅を30分遅れで出発という情報が流れたので、撮影地を決める。