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ここでは3月9日の朝についての記事を取り上げる。この日の朝は北海道の室蘭市で迎えた。朝5時30分にホテルを出る。

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東室蘭駅へと向かう。朝の室蘭はマイナスにはなっていない。どうしても5時50分に東室蘭を出る列車に乗らなければ今後の日程が大きく狂うのだ。

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目指したのは東室蘭の3つ先の黄金駅だ。この駅と崎守駅の間に北海道の中でも特に屈指の名撮影地があるらしく、ここを目指すことにした。しかし天気は曇りだ・・・昨日のような天気を期待できなさそうだ。この辺りには好撮影地が点在をし、どこで撮影をしようかずっと考えていた。その中でも噴火湾・有珠山などが見渡せる黄金〜崎守間が一番良いと感じたからだ。またコンパス時刻表の2015年1月号の表紙がこの黄金〜崎守間で撮影されたカシオペアだったので、これもこの撮影地に行こうかと考えた理由だ。タイトルのスクリーンは安倍なつみさんの曲で、黄金というのは撮影地の最寄り駅から取った。


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撮影地は黄金駅から歩いて10分弱だ。この時間帯の室蘭は1度。しかしながら札幌界隈や余市や長万部などの後志地方と違い、雪はない。同じ北海道でも胆振地方の室蘭と後志地方では気候は違うようだ。撮影地ではまずカシオペア札幌行き、トワイライトエクスプレス札幌行きの2本は確実に撮影をすることにする。

朝7時前黄金駅にいるが、カシオペア札幌行き8009レの東室蘭駅の到着時間は7時44分、トワイライトエクスプレス札幌行き8001レの東室蘭駅の到着時間は7時52分だ。カシオペアとトワイライトエクスプレスは立て続けに来る。しかも2列車とも遅れがほとんどない。ということはこれまでにやってくるのだろう。

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まずは練習で普通列車を2本撮影をする。この時間帯は洞爺方面から室蘭方面への普通列車もある。まず短い編成となったので、長大な編成では見渡せるかも気になった。

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そして遅れることなく、1本目の寝台特急カシオペアがやってきた。この時期の寝台特急カシオペアは、上野〜青森間での牽引をする機関車がEF81形ということで話題になっていた。しかし北海道ではDD51形の重連だ。有珠山はうっすらと(ダジャレではないけど)見えたくらいだったが、噴火湾と有珠山を入れることができたのはよかった。

カシオペアがデビューをしたのは1999年7月16日で、ちょうどこの頃は安倍なつみさんがモーニング娘。の中心メンバーとして活躍をしていたときで、彼女がほとんどセンターを務めた「ふるさと」という曲のリリース日とほぼ同じ時期だ。

次はトワイライトエクスプレスだ。今回の撮影の最大の本命なのは言うまでもない。

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昨夕、室蘭本線の大岸駅付近で撮影をした8002レ大阪行きトワイライトエクスプレスは、夕方の噴火湾という構図であったが、今回の構図は朝の噴火湾と有珠山という形で狙ってみることにした。噴火湾はトワイライトエクスプレスの景色の最大の魅力であった。定時だったらば、噴火湾を見ながら朝食というものが味わえたのかもしれない・・・。

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こちらが別の記事でも取り上げたトワイライトエクスプレスだ。噴火湾とその後ろにうっすらと有珠山が見えた。日が出ていればもっとよかったが、これまでのトワイライトエクスプレスの撮影の中ではトップクラスの出来だった。

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トワイライトエクスプレスは、今後は2016年に京都に完成をする京都鉄道博物館への展示が検討をされているそうだ。これは本当に嬉しい。四半世紀に渡り、多くの人を魅了をしたトワイライトエクスプレスだから出来たらトワイライトエクスプレスの旅を疑似体験をするコーナーもほしい。例えば富山湾・米山付近の日本海・青函トンネル・噴火湾は欠かせないだろう。これが本当ならば京都鉄道博物館へ行くのが本当に楽しみになってきた。

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さて、次のターゲットは約1時間半後に通過をする寝台特急北斗星札幌行きの1レだ。定期列車としては最後の撮影になるのかもしれない。その間、立って疲れていたので、撮影地の近くのローソンなどで休憩をする。ローソンの前にはなぜは東武バスと同じ色のバスがいた。

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撮影地に戻り、特急スーパー北斗1号のキハ281系の撮影をした。有珠山は曇っていてわずかしか見えなかった。しかしこの撮影地は長大編成向けの撮影地だなと改めて実感をする。スーパー北斗2号は行ってしまったので撮影ができなかったが・・・

まだ北斗星の1レ札幌行きまでは時間がある。それにしても手が震えるほど寒い。ここが噴火湾沿いで海の風もあるのだろうか。

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そして9時25分頃、北斗星の札幌行きが通過をしたので撮影をする。実は北海道で北斗星を撮影をするのは意外にも初めてだ。2013年9月はなぜか撮影を逃している。

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有珠山を入れることができなかったのは残念だが、噴火湾を入れることができたのは良かった。北斗星も4月からはカシオペアとの隔日運転という形で8月末まで走る予定でいるが、その際はラストチャンスとして、桜や新緑、水田などの景色など春と夏の景色に挑戦をしたい。北斗星はなぜかあまり撮ってこなかった列車なのでそこは後悔をしている点もある。

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上野発の北斗星では、2階建て車両はデュエットであるが、こちらは上野駅を海側を向いて出発をし、北海道内では噴火湾に向いた向きで走る。しかしながら青函トンネルでは海側の向きではない。そこは長時間走るトワイライトエクスプレスとの大きな違いだったのかもしれない。北斗星は豪華さはあるものの、何だかトワイライトエクスプレスに比べると物足りなく感じてしまう。特にカシオペアの運行開始後には豪華さはカシオペアに譲り、北斗星が少し地味になってしまった気もしてはならない。

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そんなことを言ってはられない。残り5カ月の時間でどれだけ北斗星の写真に挑戦ができるか。まさにラストチャンスだ。

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噴火湾も有珠山も最もうまく入れられたのがこの写真だった。雲のない有珠山を入れたかったがこれは運の問題か・・・

黄金駅8時18分の次は10時30分発の列車までない。列車であればあと1時間待つことになるが、黄金駅前にあるバス停からバスで東室蘭へと戻る。バスは概ね1時間おきにあり、今回の撮影地はバス停に近い場所をサーチしたこともある。室蘭の辺りでは鉄道よりもバスが地域輸送の中心なのか?

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東室蘭駅に着くどころか、ホテルのすぐ近くにバス停があり、そこに着き、荷物を引き取る。バス停の前には長崎屋もある。小樽もそうだったが、北海道には関東ではほぼ絶滅をした長崎屋そのものが残っているようだ。関東では茨城県ひたちなか市の勝田にあるようだ。常磐線の車庫のあるあの場所だ。

安倍なつみさんという昔好きだったアイドルの出身地の近くで北海道のブルートレインを撮影をするのは一つの悲願であった。彼女の影響はAKB48などの後継のアイドルなどにもつないでいると思う。特に3月末で卒業をするSKE48の佐藤実絵子さんはかつて安倍なつみさんを好きなアイドルと言っていた時代もあった。

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次の作戦はトワイライトエクスプレスの8002レ大阪行きの撮影で、千歳線で計画をしている。ちなみに次に乗る列車はモーニング娘。から遅れること10年近くぶりに大きくはまったSKE48のメンバーと同じ名前の特急列車だ。