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3月の北海道遠征のうち、旅先関連は旭川で止まっているが、ここでは札幌の地下鉄と路面電車についてを紹介をする。幣ブログとしては初めての札幌市営交通の記事となる。

札幌市の地下鉄は、3路線あり、麻生〜さっぽろ〜真駒内間を結ぶ南北線(緑色)、宮の沢〜大通〜新さっぽろ間を結ぶ東西線(オレンジ色)、栄町〜さっぽろ〜福住間を結ぶ東豊線(水色)がある。全ての路線は大通駅で交差をする。この記事では、札幌市営地下鉄の札幌駅を指す時は駅と同じく「さっぽろ駅」とひらがなを使っていく。

札幌の地下鉄といえば真っ先に思いつくのがゴムタイヤ式の地下鉄で独特の走行をすることと車内が広く感じられ、それに網棚がないことが特徴だ。夏季には冷房もないことも一つの特徴かもしれない。

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札幌市営地下鉄南北線といえば、1972年の札幌オリンピックに合わせて開業をし、札幌を縦に行く、札幌初の地下鉄だ。札幌駅(地下鉄ではさっぽろ駅)や大通駅、すすき野駅などを通る。札幌での幹線路線だ。この路線の特徴といえば、特に南側の南平岸〜真駒内間がシェルターになっている。このシェルター地下鉄を訪問をすることにした。

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これは終点の真駒内駅で撮影をしたものだ。真駒内は札幌オリンピックが1972年に行われた際のメイン会場だった場所だ。またここからは定山渓方面へのバスなども出ている。真駒内には札幌オリンピックが開催されたメイン会場のセキスイハイムアイスアリーナもあり、ここでは著名な歌手による北海道公演の会場ということも多く、知っている限りではPerfumeやコブクロやジャニーズのグループなどがここでライブを行った。

起点の方の駅名は「麻生」と書いてあさぶと読む。こちらはJR札沼線(学園都市線)の新琴似駅の近くにある。

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これが雪の真駒内だ。この辺りは札幌市のベッドタウンになっている。セキスイハイムアイスアリーナなどは駅から少し離れた場所にある。

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札幌市営地下鉄南北線に使っている車両は5000系で、1995年以降走っているゴムタイヤの車両だ。南北線で緑といえば東京も同じだ。この札幌の南北線は、2013年にホームドアが設置された。

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真駒内駅の2つさっぽろ寄りの澄川駅で一回途中下車をする。この駅の近くにあるみよしのという餃子屋に行きたかったからだ。この駅では外からシェルターを撮影をした。この日は雪の日だったので雪がシェルターにも積もっていた。

他の地域では高架にシェルターは使わないが、札幌では豪雪地帯であるのでシェルターを使うことで雪を防いでいる側面もある。澄川駅は郊外住宅地の駅だ。

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札幌の地下鉄の東豊線は、史上初めて乗る路線だった。この路線は、東区の栄町(何だかあるアイドルのメンバーを半分連想させそうだな)駅から豊平区の福住駅を結ぶ。東区と豊平区で東豊線だ。終点の福住駅の近くには札幌ドームがあり、野球観戦やサッカー観戦、ライブなどで札幌ドームを訪問をするときに乗車をする為に、他の地域から札幌へ行く時は乗車機会のある路線かもしれない。札幌の地下鉄では唯一ホームドアのない路線だ。

東豊線は、さっぽろ駅の位置がJRさっぽろ駅から東側にあり、少しわかりにくい点もある。東京でいうとJRの池袋駅と副都心線の池袋駅のような位置にある。

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さっぽろ駅からは栄町でなく、福住方面を目指してみた。東豊線の7000系にはドアなどに札幌市等の名所が書かれている。福住駅で降りることにした。東豊線の7000系は1988年の開通以降走っている車両で一部車両は老朽化が進み、今後は9000系という新車が導入をされそうだ。

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福住駅は札幌ドームの最寄り駅だ。駅には北海道日本ハムファイターズとコンサドーレ札幌の選手が紹介をされている。まさに到着をした時から野球やサッカー観戦が行われているようだ。

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こちらが札幌ドームの写真だ。ここの特徴と何といっても日ハムを中心とした野球の試合では人工芝、コンサドーレを中心としたサッカーの試合では天然芝に変えることができることだ。これで北海道で野球やサッカーが身近な存在になったのかもしれない。それ以外にも、AKB48やMr.Children、B'z、嵐やSMAPなどのライブもこの札幌ドームで行われ、冬にはTOYOTA BIG AIRというウィンターイベントも行われている。もはや北海道最大のイベント施設だ。

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福住駅では、入口のところに「応援ありがとう!」と日ハムとコンサドーレの選手が書かれた広告がある。やはりこの駅は駅に戻るまで野球やサッカーが楽しめることかもしれない。福住駅にはヨ―カド―があり、その中にはバスターミナルもあり、ここからは住宅地や札幌市の中心部へバスも出ている。

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東豊線の車両は大通駅にある連絡線を経由をして、東西線にある車庫へ戻る。これは東西線の駅で撮影をした東豊線7000系だ。東京でいえば、南北線や有楽町線の車両が綾瀬の車両基地で検査をするために通る市ヶ谷や桜田門〜霞ヶ関にある線路と同じようなものだ。しかし東西線の駅で東豊線を見るとは思わなかった。

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最後に東西線。この路線も初めての乗車だった。この路線は厚別区の新さっぽろ駅と西区の宮の沢駅を結ぶ。車両は8000系に統一されている。

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東西線も新さっぽろから東側で乗車をしたが、駅が少し古くなっている場所が多いように見えた。3路線に共通をすることであるが、札幌の地下鉄はゴムタイヤの独特の走行音などが大きな特徴ではないかと思う。その為に高加減速が東京などの地下鉄に比べて高く感じるところもある。駅の設備はバリアフリーなどがあまり進んでいないように見えた。というよりも東京が積極的なのかなと思う。名古屋や大阪などにも共通をするが、市が運営をする地下鉄なのでバリアフリーを施すとしても、財政的な問題などもあるのかもしれない。札幌の地下鉄は今回は南北線のさっぽろ以北、東西線の西11丁目以西、東豊線はさっぽろ以北は乗車をしなかったが、次行く時は残りの区間も制覇をしたいと思った(南北線はさっぽろ〜麻生間は既に乗車をしている)

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札幌市交通局は路面電車もすすきの〜西四丁目間で運行をしている。写真はA1200形という2013年にデビューをした新型車両で、ポラリスと呼ばれている。この車両には乗れなかったが写真を収めることができたのは良かった。


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札幌の路面電車といえば除雪車のササラ電車があまりにも有名であるが、先進的な路面電車もあり、なかなか面白い交通機関だ。

札幌の地下鉄と路面電車を主に紹介をしたが、共に雪への対策が十分に施され、本州とは違う面白さなどを発見ができるのが魅力的ではないかと思う。記事のタイトルは日ハムの応援歌のファイターズ賛歌をもじったものだ。ファイターズ賛歌は日ハムの2軍の本拠地球場のある千葉県鎌ケ谷市の東武野田線の新鎌ケ谷駅と鎌ケ谷駅の発車メロディであるが、現在は北海道を拠点としているロックバンドのTHE TON−UP MOTORSのボーカルの上杉周大さんが歌っている。上杉さんは北海道ではブギウギ専務という番組で人気を博しているそうだ。