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4月29日の撮影は、東武線(伊勢崎線・スカイツリーライン)を中心に行った。その最大の目的は金色の東武100系スペーシアの撮影だった。

この東武100系スペーシアの103Fは、日光東照宮の400年の式年大祭に合わせる形で色を金色にした。それは日光の二社一寺の荘厳さなどに合わせたものだ。金色に重厚感に合わせた黒色、そして艶やかな朱色を配した色となった。(詳しくはこちらへ)

東武の100系スペーシアは今では東京スカイツリーのネオンの色に合わせた形になっているが、はっきり言えばこの色よりも過去の1720系のDRCをもイメージをしたこの色の方がなかなかイメージがよく早いうちに撮影をしたいと思い、29日に撮影をした。

実はこの東武の金色のスペーシアは、運用が東武のホームページで公表されている。4月29日は浅草発のきぬ113号と鬼怒川温泉発のきぬ112号・鬼怒川公園発のきぬ126号にて走ることになっていた。

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きぬ112号をまずは撮影をすることにした。今回の撮影地は、東武線の鐘ヶ淵駅のすぐ北側にある荒川沿いの堤防から撮影をすることにした。この列車は北千住発11時2分で浅草着11時15分なのであるが、30分前に到着をした。その間に構図を確認をすることにした。まずは10000系で確認をする。浅草〜北千住間はこの区間のみを走る列車と浅草〜竹ノ塚間を走る列車があるが、そのほとんどが10000系で走る。

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こちらは特急りょうもう18号の200系だ。後ろは少し見にくくなるかもしれないが、ストレートで撮影ができる。東武200系は東武鉄道の特急車両では最も好きな車両だ。

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こちらは50050系の半蔵門線直通の急行だ。東武線の曳舟からは半蔵門線に入るこの列車は東武線内は急行運転となる。最終的な行き先は半蔵門線から更に乗り入れ、東急田園都市線の中央林間駅だ。最終的には多摩川まで越えることになる。それにしてもこの急行は立ち席もあり乗車率がかなり高かったようだ。

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この撮影地は上り線用に近い状況であるが、下りもカーブを曲がってくる姿を撮影ができる。望遠をさらに利かせれば鐘ヶ淵駅の通過シーンを撮ることもできる。しかし柱の処理がかなり難しい点もある。写真は半蔵門線からの東京メトロ8000系と10000系のすれ違い、10000系の各駅停車、6050系の区間快速だ。区間快速は浅草〜東武日光・会津田島間で走る長距離列車で、日光線の新大平下駅からは各駅に止まる。

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逆に下りの後追いであれば、ストレートに撮ることもできる。写真は6050系のフル編成と東急8500系だ。東急8500系は半蔵門線経由で東急田園都市線からやってくる。トンネルの向こうは世田谷区や川崎市高津区や宮前区などだ。

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この列車の前に634形のスカイツリートレイン2号だ。この列車は、6050形の1編成を改造をした車両で、スカイツリートレイン2号は館林始発だ。時刻を調べていなかったので撮影ができるとは思っていなかった。

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そして特急きぬ112号がやってきた。それにしても存在感のある編成だ。一度生で見てみたかったのだ・・・。

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編成としては往年の名車両の1720形もすぐにイメージができるのは予想通りだった。この色に朱色を抜いて、リバイバルカラーにしてもおかしくないと正直思った。予想通りの存在感のある塗装だ。


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そしてきぬ111号とすぐにすれ違った。何だか裏被りがないだけでもよかった気がした。スペーシアは前から見ても後ろから見てもいい車両だ。

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ここでの撮影の最後を飾ったのは東急5000系だ。東急の車両が荒川の堤防沿いを走っている。この辺りはTBSテレビの名作ドラマの「3年B組金八先生」の舞台だ。東急田園都市線沿線が舞台のドラマといえば、金八先生と同時期にTBSテレビで放送をしていた「金曜日の妻たちへ」が思い浮かぶ。まさに金曜日の妻たちへの舞台を走る車両が金八先生の舞台を走るのだ。もうこの乗り入れから10数年の日々が経つが、往年のTBSの名作ドラマの舞台が半蔵門線を通じてつながっているのだ。TBSは赤坂にあるが、半蔵門線からは遠くもない。2つのドラマの放送当時にはあまり考えられなかったのだろうなと思う・・・

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ここでの撮影は終了。次の撮影地へは荒川沿いを自転車全力でペダルをこいで次の撮影地へと向かう。次の撮影地は小菅駅の付近だ。きぬ113号の姿を撮影をするのだ。北千住の出発は11時42分なので、残り35分しか時間がない。とりあえずスカイツリーラインらしく?東京スカイツリーと半蔵門線の8000系にしてみた。
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小菅駅は予想通り混雑をしているので、荒川の河川敷から狙うことにした。そしてきぬ113号がやってきた。この時期らしく新緑と金色のスペーシアを撮影をすることにした。一月前は桜が咲いていた場所も今は新緑になった。やはり荒川と金色のスペーシアは撮影をしたかった図だ。それにしても微妙な天気だ・・・午前中はずっと曇っていた。

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ここでは流し撮りなどを練習をするがなかなかうまくいかない。東武線は本格的には撮影をしていないのでのちに小菅駅のホームで撮影をすることにした。荒川を越える東急8500系8514Fの伊豆のなつ塗装の車両もやってきた。この車両には清涼感がある。東武伊勢崎線荒川放水路橋梁と書かれている標識と東急の車両を入れてみた。東急の車両が荒川を橋で渡るのはこの東武線だけだ。東急の車両が荒川を越えるもう一つの路線の埼玉高速鉄道線(地下鉄南北線経由)は荒川を地下で潜る。

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小菅駅での撮影を行う。本線からはほぼ撤退をした8000系であるが、なぜ荒川を越えるのだろうか。詳しくは次の記事で書いていくことにする。小菅駅には入場券を購入をして入ることにした。