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6月3日の朝、ツイッターを見ていたら、一つの衝撃的なツイートを目にした。2015年度の東京都交通局の車両調達計画に都営新宿線の新車だけでなく、都営浅草線の新車というものも目に付いたのだ。



これには驚いてしまった。え?都営浅草線に5編成の新型車両の投入?都営5300形は1991年以降、都営浅草線の主力車両で、京成線や北総線、京急線にも乗り入れ、浅草線系統の乗り入れの主役車両だ。私も長年なじんでいる車両の一つだ。まだ長いこと使えるのではないかと思うくらいだ。(詳しくはこちらへ)

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しかし初期の車両は、来年で25年を迎える。それで老朽化なども進んでいるのかもしれないと考えた。別のフォロワーさんによると車体の老朽化なども進んでいるそうだ。特に側面のLEDの表示が故障をしている編成がたまにある。それだけでなく、前面が日本語での行き先しか出ないことや3色LEDというのもあるのかもしれない。都営5300形は京急線の三崎口、京成線の成田、北総線の印旛日本医大まで乗り入れをする。京急の車両と違い、京成線と北総線の両方の江戸川を越える車両だ。

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5300形には最大の問題がある。それは北総線の乗り入れが印旛日本医大までで、その先の成田スカイアクセスの区間には乗り入れができないのだ。それは位置情報システムが設置をされていないことと1編成を除いて最高速度が110km/hで、特に高速運転を求められる印旛日本医大〜成田空港間の成田スカイアクセスの区間では対応をしていないからだ。

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考えられることとしては車両置き換えになるのか、それとともに成田スカイアクセスへと対応をさせるのかということになりそうだ。成田スカイアクセスの本格進出であれば、1編成ではなく、複数の編成を作るはずではないかと思う。それだけでないと思う。2020年の東京オリンピックの開催の事もあるが、都営浅草線は羽田空港・成田空港を結ぶだけでなく、沿線には多くの観光客を集める東京スカイツリーや浅草、銀座などもある。それを見据えたイメージアップを向上をさせるのではないかと思う。都営5300形も新しい車両に見えてもこの10年くらいでの都営浅草線の環境の変化には対応をしてない点があるのかもしれないと考えざるを得ない点もあるかもしれない。

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この車両は必然的に荒川を越え、京成線で葛飾方面にもやってくる。その為にこの車両への期待も本当に強い。いつになるかはわからないがそれが楽しみしかない。千代田線16000系の追加投入もあり、葛飾区を走る地下鉄の車両はこの数年でいろいろ動きがありそうだ。

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都営地下鉄では都営新宿線・都営大江戸線でも新車の導入をしている。大江戸線の12−000形は63・64編成が4月から営業運転を開始をしている。12−600形はこれまでの12−000形の初期車を置き換えていく予定だ。(詳しい写真はGoogleプラスのこのページへ)

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都営新宿線では10−500形が追加で製造されている。先日52番目の編成が登場をした。それに伴い、8両編成から10両編成になる列車も増えるそうだ。その一方で10−300形には廃車の編成も出たそうだ。都営新宿線には先頭車両の2両は新車、それ以外の中間の6両は既存の車両という編成があるが、その編成の1編成が廃車になった。何と先頭車両はわずか10年で姿を消したことになった。

浅草線を中心に都営地下鉄の新車についての記事を書いたが、車両の老朽化や東京オリンピックなどに向けて車両面から動き出すことになったのは注目をしたいところだ。