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6月21日の朝は岩手県の盛岡で迎えた。20日から岩手県内にいるからだ。21日は盛岡から東京へ向けて帰ることになるが、途中で寄り道をしたのでその模様を中心に書いていく。

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午前中は盛岡市内を自転車で回った。盛岡市の中心地は、駅から北上川を挟んだ向かい側にある。写真は盛岡市にある盛岡銀行の旧庁舎と旭橋で撮影をした盛岡市内での岩手山だ。岩手山が見事に雲にかかっている。冬の岩手山は雪をかぶるが夏の岩手山は雲をかぶっている・・・

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盛岡からは11時8分発の平泉まで普通列車で行くが、途中、北上駅で一回下車をし、横手から北上線を通り、一ノ関まで行くキハ100形の普通列車に乗る。乗車券については盛岡〜小牛田間の乗車券をすでに買っている。小牛田駅は、週末パスの在来線の最北の有効駅だからだ。

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12時44分に平泉駅に着いた。降りるのは2002年以来13年ぶりだ。ここは2011年の東日本大震災の直後に世界遺産に登録された。この平泉といえば、中尊寺や毛越寺などの有名な寺院がある。奥州藤原氏の本拠地だ。中尊寺金色堂などを通じてジパングと呼ばれていたそうなのだ。この平泉は奥の細道で松尾芭蕉も訪れている。世界遺産登録は東日本大震災後の岩手県を活気づけた点がある。

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平泉では毛越寺へはいったことがなかったので、毛越寺を目指すことにした。この毛越寺では、あやめ祭りが行われ、あやめや花菖蒲が満開だからだ。

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これが毛越寺の花菖蒲やあやめだ。花菖蒲やあやめといえば葛飾区の堀切菖蒲園や水元公園、足立区のしょうぶ沼公園、江戸川区の小岩菖蒲園などが有名だが、今日の花菖蒲やあやめは寺院や池などをバックにしたものだ。これは東京では撮ることのできない花菖蒲やあやめの写真だ。ここでは一部だけを出し、Googleプラスに詳しい写真を出したのでこちらも参照をしていただきたい。

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さて、平泉での滞在時間は約2時間弱だった。その間に毛越寺だけに行き、平泉駅からは485系の快速仙台ジパング平泉号に乗車をする。ジパングは盛岡支社が所有をし、岩手県内、特に平泉をフューチャーをしたジョイフルトレインだ。この列車に平泉から仙台まで乗車をすることにした。

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仙台ジパング平泉号の平泉駅の発車は15時5分だ。全席指定席で既に券は買っていた。しかし乗車をしているのはわずかだった。ジパングを見るのは2014年11月の尾久車両センターでのイベント以来だ。このジパングは先頭車2両は展望車両で、座席は横向きになっている。また先頭車にはオープンスペースの展望車両もある。中間の2両は485系が特急列車として走っていた時代と同じく、リクライニングシートの座席が並んでいる。車内のデッキには平泉や岩手県を宣伝をするような映像が流れる。

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展望車両のオープンスペースへ行ってみた。私以外では1人しかいない。展望席から窓の向こうを撮影をした。これは梅ヶ沢駅の通過シーンだ。その後は直線の姿を撮影をした。この辺りは一面に水田が広がっている。東北本線も東北新幹線の開通をする1982年までは多くの列車が走っていたが、今は貨物列車とローカル輸送が中心だ。なんか第三セクターにならなくてよかったと思う。

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小牛田駅を出て、オープンスペースから指定をしていた座席に戻った。この列車は平泉〜仙台間では、一ノ関・小牛田・松島・塩釜しか止まらない。特急列車や急行列車並みだ。485系ということも考えると、30年以上前までの特急列車を彷彿をさせてしまった。途中から雨が降ってきたようだ。しかし仙台ジパング平泉号は4両でも20人くらいしか乗車をしていなかった。なのでゆったりをして過ごしている。

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16時33分に仙台駅に到着をした。1時間28分のジパングの紀行だった。展望スペースに往年の特急のような走りだったり、特急車両としての485系をも感じさせるものだった。この車両は岩手県特に平泉をイメージをした車両であるが、観光振興だけでなく、懐かしさもあった。国鉄色などで走る485系もいいが、このような遊び五ゴロのある485系もまた違った意味でいい車両だと思う。仙台の天気は雨になっている・・・

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この後、仙台駅に古豪のあの車両がやってくるのだ。そして5月30日に開通をしたあの路線にも乗る。新旧の気動車が時間をおいて杜の都へとやってきた。この記事については次に紹介をしていく。