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この記事では、常磐線を中心にした特急列車を紹介をすることにする。常磐線の特急列車は今はE657系に統一をされているが、これまでではない場所で撮影ができたり臨時列車や団体専用列車などで思わぬ車両が乗り入れたりもしたのでこちらも紹介をしていきたい。

上野東京ラインの開通で、常磐線の特急列車は大きく変わった。それは全体の3分の2近い列車が、品川駅に乗り入れ、特急ひたち(品川〜いわき間)・特急ときわ(品川〜勝田・高萩間)として運転されている。まず紹介をするのが、7月26日に浜松町の世界貿易センタービルから撮影をした常磐線の特急だ。貿易センタービルから撮影をしたドクターイエロー編はこちらだ。

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まずはカメラを南側に向けて東京湾とレインボーブリッジと常磐線特急列車だ。その手前には東芝と東京ガスの本社がある。国内における大企業の本社がこの辺りにはある。レインボーブリッジといえば東京の名所の一つであるが、まさか常磐線と海とレインボーブリッジというこれまでに見られなかった姿を撮れるようになったのは新鮮だ。これこそ東京都港区を走る常磐線なのかなと思う。
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その展望台から望遠で撮影をすると見えたのが東京モノレールと常磐線特急の出逢いのシーンだ。今回は羽田空港へのアクセス路線で、HKT48のメンバーがCMにも出演をしている東京モノレールとの共演を撮った。でも浜松町駅からは常磐線の直通列車は停車をしないので東京モノレールには使いにくいのが弱点かもしれない。それどころか北千住駅などには品川駅への直通列車があることを理由に、北千住〜羽田空港は品川乗換の京急利用を促すポスターもあるくらいだ。

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こちらは東京モノレールの最新鋭の10000形とE657系の出会いのシーンだ。常磐線・東京モノレールの最新鋭車両同士がここでは出逢う。東京モノレールも全ての車両を10000形と同じ緑色と青の塗装に変えていく予定だ。(詳しくはこちらへ)東京モノレールのHKT48を起用をした広告は概ね彼女たちの本拠地の九州では好評なようだ。常磐線とモノレールの間には、そのHKT48の本拠地の福岡を最終的に目指す東海道新幹線が平行をして走っている。次はこちらを紹介をしよう。

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以前、田町駅付近で撮影をしたことがあるが東海道新幹線と常磐線特急列車が平行をして走る姿だ。常磐線と東海道新幹線が品川駅に向けて競争をしているようだ。

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逆に東京駅方面に向かって走る姿だ。東海道新幹線は大阪や福岡辺りからの長旅がまもなく終わり、常磐線の特急列車はこれから茨城方面へと向かう。始発列車と終着列車が共存をする姿だ。


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東海道新幹線と同じ場所から撮るのは次は常磐線特急とゆりかもめの併走シーンだ。東京モノレールもゆりかもめの東京の臨海部への主要交通アクセスだ。これまで上野で止まっていては、このような姿は全く見ることができなかった。東京駅が終点でも同じだった。品川まで乗り入れたからこそゆりかもめと東京モノレールというシーンが撮ることができるのだろう。

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常磐線の特急列車が品川まで乗り入れるとこれまでにない様々な出会いがある。これは品川へ向かうE657系と東京駅へ向かう185系だ。このような出会いも以前に比べて増加をした気がする。

次はその185系を常磐線で撮影をしたシーンを中心にお届けをする。

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3月から上野東京ラインの開通後に我孫子〜伊豆急下田間を走る185系の特急踊り子161号・162号が週末を中心に運転をしている。全席指定席で運転される。常磐線から伊豆だけでなく、横浜や小田原などを目指していく。写真は7月26日に亀有駅で撮影をしたストライプの185系だ。

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こちらは6月27日に松戸駅で撮影をした踊り子161号だ。東京方面へ向かうにもかかわらず、下り列車の奇数が付けられている。これは我孫子始発だからかもしれない。撮影をしたのは185系のOM9編成だ。これは主に群馬方面の特急列車で使用をしていた色で、今ではストライプへの塗装が進み、貴重なものになっている。

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こちらは松戸駅の3番線に到着をし、2番線に停車をするE231系との並びだ。このエメラルドのE231系と並ぶことで常磐線に乗り入れる踊り子という姿を撮ることができた。

そして最後に紹介をするのは、8月4日に長野〜我孫子間を走った団体専用列車に使われた189系だ。この列車の撮影を北小金駅で行った。
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やってきたのは189系の豊田車両センターのM51編成の国鉄色だ。グレードアップあずさ色のM52編成を期待をしていたが、国鉄色の編成がやってきた。この189系は北小金駅から武蔵野線の連絡線を通過をし、武蔵野線を通過をし、豊田まで向かう。先日の山梨の撮影でこのM51編成には会えなかった(新宿発着のホリデー快速富士山1・2号に充当をしていた)ので、ここで撮影をすることになった。

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一応ズーム流しもやってみた。100分の1であるが、まだまだ完全なものではないようだ。上のE531系は少しはましかもしれないが、下のE231系は少し難しかった。ズーム流しの完成にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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各駅停車では夕方の時間帯は取手行きや柏行きなど昼間には走らない行き先も走る。各駅停車は千代田線として乗り入れる赤坂駅や乃木坂駅などは港区にある。この車両は昔から港区を走るが、地下なのだ。なので港区の地上を走る常磐線快速、地下を走る常磐線各駅停車(千代田線)という図式が生まれたのだ。港区だけなく、千代田区でも同じ現象が見られる。(千代田区は東京駅に快速や特急が乗り入れ、大手町駅や日比谷駅などには各駅停車の千代田線が乗り入れる)

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また、千代田線では06系車両が8月8日の深夜に綾瀬から新木場に回送をされたという話が出ているがこれは何が起きたのだろうか。全容がわかるまではこちらについては深く言及をしないでおく。ただ06系は2015年の初頭以降、ずっと綾瀬の車庫に入っていて運用には全く入っていないという話もあった。1編成しかないレアもののこの車両ももうおしまいなのか?それともまだ走るのか・・・

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常磐線の特急列車はE657系に統一されて久しいが、これまでにない場所で撮影ができるようになったり、時折、我孫子や取手までは直流の車両が乗り入れることもある。今回は世界貿易センタービルからはゆりかもめだったり東京モノレールだったり、東海道新幹線だったり、レインボーブリッジだったりさまざまな視点で撮影ができた。常磐線とドクターイエローの夢写真が撮れるのはいつになるのだろうか。