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いよいよ21日の上野発・22日の札幌発をもって最後の運転となる寝台特急北斗星。ここでは、これまで公開をしたものがないものを中心にした北斗星の写真を紹介をしよう。

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2014年1月10日に東十条駅で撮影をしたものだ。この日は寝台特急あけぼのを撮影を行く時であったが北斗星も遅れていたので撮影をした。しかしこの写真は超ギリギリで撮影ができたものだった。

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その直後には211系が下りに迫ってきている。もはや被るところだった。その211系も今では活躍の場を群馬や長野・山梨へ移し、東京で見られる機会は今はない。これは貴重な組み合わせだったのかな・・・

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これが後ろから見た北斗星だ。最後尾の電源車には雪をかぶっている。季節らしい写真といえばこれかもしれない。関東地方はあまり雪が降らないが、これをみると北斗星の通過地は、雪との戦いであるのだなと良く思ってしまう。

盛岡に北斗星??
今から12年前の2003年に盛岡駅で撮影をしたEF81形牽引の寝台特急北斗星だ。この日もどこかで遅れていたので盛岡の到着が早朝になり、偶然にも盛岡駅での北斗星を逆光でありながら撮影をした。今思えばかなり貴重な写真だ。

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それから12年後、今年の6月20日に同じ盛岡駅で撮影をした寝台特急北斗星だ。12年前の逆光の雪辱を晴らしたかったのもある。このとき、北斗星を撮影をしたのは貴重な写真になったかもしれない。12年前も盛岡〜八戸間は東北本線ではなく、第三セクターのIGRいわて銀河鉄道だったのか。特にこの鉄道と青森県の青い森鉄道には北斗星は貴重な収入源になったのかもしれない。そして北斗星であれば必ず撮影をする食堂車も少しぶれてしまったが、夜の雰囲気を出していた。この時間帯の北斗星はパブタイムの時間かもしれない。北斗星は豪華なディナータイム以外にもパブタイムもあり、食堂車をフルに生かしていたようだった。

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初めての公開になるが、これが4月11日に撮影をした東北本線蓮田〜白岡間の元荒川の橋梁で撮影をした札幌行きの北斗星だ。側面からの撮影になったが、桜と菜の花とチューリップの写真だ。青い機関車だけでなく、どうしてもロビーカーと食堂車を撮影をしたかったのだ。天気は曇りであったが春らしさがそろっている写真だ。元荒川は、越谷の辺りで中川と合流をする。従って、葛飾区の青戸や高砂、新中川として江戸川区内とつながっている。

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もう一度掲載をしたい北斗星の写真といえば何かといえば、何といっても食堂車のシーンだろう。これは今から1年前の2014年8月16日に上野駅で撮影をしたものであるが、この写真では北斗星の豪華な食事の待つテーブルとシャンデリアを外から撮影をし、そして夏休みということもあって、食堂車の中に並ぶ人たちには親子連れがいる。何だかこの写真を見ると北斗星自体が他のブルートレイン等と違い食事などを味わえる特別な列車なのかなと思う。トワイライトエクスプレスが入線時のシェフたちの大阪駅でのお辞儀が特徴であったが北斗星の場合は食堂車の中で待つ人たちというのが一つの特徴だったのかもしれない。

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これは青森駅での寝台特急北斗星上野行きだ。2013年9月1日に青森駅で撮影をしたものだ。この日は北海道と東北地方の豪雨で北斗星自体が何時間も遅れていた時だった。この日も食堂車を撮影をしたが、食堂車は少し空きがあったが、なかなか動かない寝台特急北斗星を不安そうに見ていたのかもしれない。

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これはこの青森駅で撮影をした北斗星のエンブレムだ。これにはSAPPORO 539 TOKYOという表記がされている。539とは青函トンネルの長さだ。しかしエンブレムもかなり色褪せていて禿げている部分もあった。このエンブレムはJR北海道の車両にのみ連結をされていた。2013年当時寝台特急北斗星は、東日本と北海道の車両の混合編成で運転され、ロビーカーとソロはJR北海道の車両だった。2015年3月14日の定期列車終了後は、JR東日本の車両でのみ運転をされ、このようなエンブレムは見られなくなった。あの時、撮っておいて貴重だったなと心から思う・・・この青森駅ではトワイライトエクスプレスも撮影ができたので今思えばとんでもなく貴重な機会だった。

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北斗星は2008年以降は1往復に減り、車両も東日本と北海道の車両の混成になった。昔、上野駅に見に行った時は、1号が北海道の担当、3号が東日本の担当で特に1号の北海道の編成の豪華さが際立ったのが覚えている。これはEF510形のカシオペア仕様の銀の機関車と北斗星仕様の青の機関車で走った時の時の北斗星だ。

北斗星は宮城県以外すべての通過都道県で撮影をした。宮城県では上りが早朝で撮影ができるのが夏至の頃に限られることと下りの仙台駅の通過が遅かったことなどもあるかもしれない。あとは偶然仙台駅のこの時間帯に立ち会えなかったかもある。この北斗星の写真館はGoogleプラスでも開催をしてる。第1弾はこちらから。
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タイトルの夢であるように・・・とは1997年のDEENのヒット曲だ。北斗星の走った27年間、この列車は様々な点で夢を与えたのではないかと思う。車両の老朽化、そして北海道新幹線の開通などの時代の流れには勝てなかったが、多くの心とロマンを響かせた列車ではないかと思った。最後の北斗星を撮影をしようと19日の東十条駅付近の撮影地には下り列車の撮影に150人もいたそうだ・・・。くれぐれも安全に最後の運行を見守りたいと思う・・・。