8月31日の近鉄のしまかぜの近鉄名古屋からの鳥羽までの乗車。前の記事では近鉄名古屋からの乗車を少しだけ取り上げたが、次の記事ではしまかぜで味わった衝撃的なサービスについて記事にしていく。


しまかぜには4号車にカフェカーがあり、3号車には和風個室と洋風個室がある。3号車はサロンカーという扱いだ。なお、名古屋発のしまかぜは6号車が賢島よりの先頭車でハイデッカーパノラマカー、5号車と2号車がプレミアムシート、1号車が後頭部でハイデッカーパノラマカーになる。まるで名鉄のお株を奪うかのような活躍ぶりだ。また大阪や京都発の場合は1号車が先頭車でカフェカーは3号車、サロンカーは4号車になる。


しまかぜにはカフェカーには松阪牛のカレーやうな重、サンドウィッチなどがカレーが食べられる。これはカフェカーでしか食べられない。他にはビールやワインや日本酒などのアルコール類やジュース、コーヒーなどの飲料やおつまみ、お弁当、スイーツなども食べられる。これらは販売カウンターで購入し、シートサービスなどが可能だ。私はシートサービスで赤福とコーヒーだけで済ませた。なんともったいないことをしたかと思えば。というかホテルのバイキングでお腹があまり空いていなかったからだ。もっと何か思い切ったことをすれば良かったと思うがこれは再乗車の時に取っておこう。

さて、しまかぜの史上最大の衝撃のサービスはカフェカーではない。答えはWi-Fiだ。しまかぜには二つのWi-Fiがあり、一つがインターネット接続のしまかぜWi-Fiで、もう一つがしまかぜチャンネルというものだ。

特にこちらではしまかぜチャンネルについてを取り上げたい。こちらは車内映像サービスでスマートフォンなどでWi-Fiのこのチャンネルにつなげれば、なんと車内案内や観光地ガイド、現在の走行地、そして運転台カメラ映像が見られるのだ。こちらをスクリーンショットをしたものを何枚か紹介する。


これは走行地点の表示だ。津駅の手前を115kmで走行している。

津駅は主要駅であるためにLCDでも案内される。しまかぜは津駅は通過だ。アテンダント嬢の横顔も入れてみた。

そして車内展望の走行映像。こちらもスクリーンショットで写してみた。これは津駅の手前だ。


これは津駅の先でアーバンライナーとのすれ違いだ。タイミングは少し遅れたが、しまかぜとアーバンライナーのすれ違いのシーンだ。

これは久居駅の近くの雲出川の鉄橋だ。久居はレスリング女子の第一人者の吉田沙保里選手の出身地でも知られる。三重県出身の女性といえば真っ先に思いつくのが、SKE48の一部のメンバーでも西野カナさんでもなく吉田選手だ。


そして伊勢中川駅の通過シーンだ。本来は名古屋線から大阪線の連絡線を撮影したかったがタイミングが合わなかった。しかし伊勢中川駅ホームに通過したシーンは撮影ができた。



このシーンでは近鉄の普通列車とのすれ違いのシーンだ。すれ違いのタイミングでスクリーンショットをするのは本当に難しい。

続いて松阪駅の通過シーンはこちらだ。しまかぜはなんと松阪駅も通過してしまうのだ。

次は別の観点から見た松阪駅付近だ。松阪の先の伊勢市駅に止まる。



これは伊勢市駅に近い宮川の鉄橋だ。ここでしまかぜを撮影したこともある。トラスがないので鉄橋らしさを感じさせる。
伊勢市駅に止まり、宇治山田駅に止まるシーンだ。伊勢市駅や宇治山田駅は鉄道で伊勢神宮を訪れるときのバスへの乗り換え駅だ。自転車で行くことも可能だ。しかし伊勢神宮は観光バスでの利用が特に多いような気がするが・・・

そのあとは五十鈴川駅をすぎ、トンネルに入るシーンだ。この丘陵を抜ければ鳥羽だ。

そして鳥羽駅手前で降車準備にかかる。四日市駅停車後はずっとこのwifiでの前面展望を写したシーンに夢中だった。このようなシーンをしまかぜの車内で見られるのは本当に他の列車にはないサービスともいえよう。その為に観光案内などは見たもののスクリーンショットに写さなかった。wifiだけで、ネット接続でなくこのような取組が行われるのは他の特急列車にも採用をしてほしいと思った。特にLCDモニターで展望シーンを写す京成のスカイライナーや小田急のVSEロマンスカーやMSEロマンスカー辺りにもほしいものだ。

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そして鳥羽駅に11時54分に到着をする。名古屋駅から約1時間30分の紀行だった。ドラマチックな紀行ともいえよう。カフェカーに乗ってグルメを味わうもよし、前面展望をwifiのチャンネルで楽しむもよし、そしてリクライニングシートでくつろぐもよし、まさにしまかぜは乗る点でも過剰なほどのサービスがされている。毎週必ず撮影をするといった熱狂的なファンもいるこの車両、乗っていてもすぐにファンになってしまうような仕掛けが尽くされているのではないかと思った。

2016年の初夏には伊勢志摩でサミットが開催される。ゴールデンウィーク後に賢島駅はサミットが終わるまでテロ対策で封鎖をするような話もあるが、しまかぜは諸外国の方に鉄道の素晴らしさを味わってほしいと思う。既に昨年の春にはお召列車でも使われたので、VIP利用にはこれ以上にない列車ではないかとも思う。

これは京成の青砥駅にあった近鉄のポスターだ。京成の駅には近鉄のしまかぜのポスターが定期的に貼られている。しまかぜは関東へこのような形で売り込んでいる。

こちらは京葉線の車内だ。 来年サミットの行われるこの三重県の伊勢志摩地方。特に伊勢神宮は知名度はあってもどこにあるかわからない人もいるかもしれない。また志摩半島については知名度があまり高くないのではないかと思う。東京の鉄道で宣伝を出すことで来年の伊勢志摩サミットを今から盛り上げていくのではないかと思う。本当であれば、名古屋や大阪からも近いということでSKE48やNMB48のメンバーにも宣伝をしてほしいのであるが・・・君と出会って僕は変わったとはしまかぜが出発をする駅の一つの大阪の難波に劇場のあるNMB48の楽曲の一つだ。特にしまかぜのwifiを使ったサービスには衝撃が強く、いろいろ特急のサービスが変わったと思った点がある。

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近鉄のしまかぜ、次に乗れるのはいつだろうか。撮影についても大阪線の山を越える名所などでも撮影をしたい。桜の名所や奈良県内の橿原線では奈良県らしくため池や寺のシーンも撮影をしたい。名古屋や関西へ行く機会があれば再び撮影をしてみたいものだ。どのようなシーンでも撮っても面白いかもしれない。