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北陸新幹線を走るE2系車両が2015年12月24日にもって定期運用を離脱をすることになった。

北陸新幹線が長野新幹線と呼ばれていた1997年10月の開通からの最主力車両で、主に東京〜長野間を走ったこの車両。昨年から北陸新幹線のE7系が運転を開始しだすと廃車が進行をしつつあり、今では14編成中4編成しか残っていない。3月の北陸新幹線の長野〜金沢間の開通後も長野新幹線区間だった東京〜長野間で少ないながら走っていた。なお、北陸新幹線のE2系はN編成でここではN編成という言葉でも表記する。ちなみに東北新幹線・上越新幹線のE2系はJ編成だ。なおここでは一部の駅での北陸新幹線の案内表示の北陸新幹線(長野経由)という形でタイトルを書くことにした。

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北陸新幹線のE2系の運用は東京〜長野間であり、なおかつグランクラスなしと書いてある列車がそれに該当をするが、これらの列車がE2系だ。

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しかし新幹線の車両の寿命は短いものだ。わずか18年しかたっていないこの車両が全て定期運用から離脱をしてしまうのだ。こちらは北とぴあで撮影をした桜とE2系N編成だ。桜とE2系N編成も今年が最後になってしまった。

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実はであるが、私はE2系のN編成のグリーン車に乗車をしている。その時の写真を紹介をしよう。グリーン車に乗ったのは2014年のクリスマスイブの12月24日に長野〜東京間だ。まさにクリスマスプレゼントなのかもしれない?当時は新幹線に乗ったとあっさり書いただけだったが、ここでは少し詳しく書いていきたい。その記事はこちらより

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これがグリーン車の室内だ。編成はN4編成だった。乗車をしたのは長野17時30分発のあさま542号だ。グリーン車にはカーペットが敷いてあり、黄色いヘッドレストなどもE2系N編成の大きな特徴だ。しかしながら、秋田新幹線のE6系など最新鋭の新幹線と違うのは、フットレストなどが電動で動くものでないことやコンセントがないことなどがある。

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碓氷峠は下り坂を快適に越えていくが、上る時の下り線と違うのは、上りは精一杯越えていくが、下りはブレーキ音を響かせながら降りていく。いかにして碓氷峠が新幹線でも大変な場所かがわかる気がする。E2系が碓氷峠を越える姿はまさに長野へ行く時の風物詩だった。そして大宮を出て、荒川を越えるときは「夢の河」を聞いて越えた。この車両が18年間荒川を越えたのだった。そして東京駅に着く。

デビュー当時は東京〜長野を最短で1時間19分で結び、これまで碓氷峠などの影響で遠い地域だった長野県と東京を結んだこのE2系N編成、あさまとしての夢物語は長野新幹線が北陸新幹線となったその年に終わりを告げることになりそうだ。最後の最後、北陸新幹線の撮影名所でこの車両の雄姿を撮影をしたい。E2系の撮影企画はPerfumeの新曲のStar Trainというタイトルのシリーズで記事を書きたい。(類例はE7系の未来とはシリーズ)E2系はまさに長野新幹線・北陸新幹線のスターにふさわしいからだ。