3月26日の北海道新幹線開通に伴い、青春18きっぷなどの扱いなどが大きく変わることになったのでそれについて説明をしていきたい。(詳しくはこちらへ)

北海道新幹線の開通に伴い、青函トンネルは北海道新幹線のみが通過をすることになり、特急白鳥などの在来線列車が通らないことになった。それに伴い、青春18きっぷの扱いなども変わることになった。

現在、青函トンネルを挟む区間は旅客列車は特急白鳥(スーパー白鳥)と急行はまなすのみで、この区間を青春18きっぷで通過をする場合は、蟹田〜木古内の間は特急券がなしで特急白鳥の自由席に乗車をすることができる。幣記事は特急スーパー白鳥も含めて特急白鳥として扱うことにしている。しかし急行はまなすには乗車をすることができない。

北海道新幹線の開通後は、この区間には新幹線のみが走るのみになる。では、その区間はどうなるかといえば、「北海道新幹線オプション券」を片道2300円で販売をすることになる。これは津軽線津軽二股駅と新幹線の奥津軽いまべつ駅を乗り継ぎ、奥津軽いまべつ〜木古内間は北海道新幹線を使用をし、木古内〜函館間はJR江差線から転換される道南いさりび鉄道に乗車ができる。ただし、木古内〜五稜郭間では降車ができない。北海道新幹線の奥津軽いまべつ〜木古内間は新幹線の空いている座席に着席ができる。この乗車券は青春18きっぷを携行をしないと販売ができず、さらに乗車当日のみの使用が可能となる。

北海道東日本パスも北海道新幹線の開通後も引き続き販売をすることになった。価格は10850円で連続をする7日間になるが、この場合、北海道新幹線に乗る場合は新青森〜新函館北斗間では特定特急券を買えば、新幹線の空いた座席に乗ることができる。(新函館北斗へ行く新幹線は全席指定席なので、このような形となる)ただし、木古内や奥津軽いまべつでは降りることができないのでここは注意が必要だ。

北海道とは関係がないが、北海道東日本パスは、北陸新幹線の並行在来線のしなの鉄道・えちごときめき鉄道には乗ることができない。

これまで北海道の函館にわたることもできた三連休乗車券も14050円に値上げをしたうえで新函館北斗駅並びにその周辺も行くことができる。いかめしで有名な森駅まで行くことができる。函館本線の大沼公園経由も渡島砂原経由も両方とも乗れることができる。こちらは北陸新幹線関連の在来線のうち、新潟のえちごときめき鉄道は直江津〜新井間は可能だが、しなの鉄道は全面的に使用ができないのでここも注意が必要だ。

北海道新幹線の開通に伴う青函鉄道大組閣祭りの実行によって、北海道新幹線を挟む区間の青春18きっぷや北海道東日本パスの利用がどうなるかわからなかったが、北海道東日本パスの場合は特急券を購入をして、青函トンネルをくぐれることが可能になったことや青春18きっぷの場合は別のオプションを購入をすることで渡れるようになったのはよかった。

しかし、青森〜函館間はフェリーもある。この場合、3000円以内(最繁忙期除く)でわたることができる。しかしながら、青森側のターミナルが青森駅や新青森駅からやや遠いのが難点かもしれない。一方の函館側は七重浜駅からも遠くなくバス便もある。したがって船を使う場合はタクシー代を含めると最繁忙期以外は4000円程度とみてもいいかもしれない。(津軽海峡フェリーについてはこちらへ)

一日わずかの新幹線停車駅とのオプションを買って使うか、それとも特定特急券を買えば新幹線も乗れるフリーパスを使うか、更に言えばフェリーに乗るか、北海道新幹線の開通による青函大組閣でどのような形で津軽海峡を越えるかはいろいろ選択の余地があるが、いずれにして北海道へ行く場合は別料金を払うことになりそうだ。青森と函館だけでなく、東北側では八戸や仙台、北海道側では苫小牧や小樽などの船も選択肢の一つかもしれない。ちなみに八戸〜苫小牧間の船は2等寝台5000円となる(ターミナルへのアクセス代を除く)

ちなみに私は青春18きっぷで津軽海峡を越えたことがない。なぜならば一言でいえばこの区間、蟹田駅や木古内駅などでわざわざ降りなければならず、それが面倒だからだ。だから2013年9月に渡道をしたときは特急白鳥に青森駅から函館駅まで自由席特急券で乗り、2015年3月は急行はまなすに乗ったがこの時は青森〜札幌間はわざわざ乗車券を買った。この区間は特急が走ってなく、今後は特急すら走らないので創意工夫が必要になるかもしれないと改めて感じた。