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1月9日に撮影をした特別なトワイライトエクスプレスの山陰コース。JR東海ツアーズの主催で行われたこのツアー。まずは山陽本線の和気〜熊山間で撮影をした。続いて熊山駅の2つ先の岡山市の瀬戸駅での撮影について紹介をしていきたい。

この瀬戸駅では、機関車の交換などが行われるために長時間停車をする。その間、ツアー参加客は、和気駅で降車をし、備前焼の窯元や工房へ行くツアーが組まれている。その後に瀬戸駅に戻るそうだ。

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瀬戸駅では、列車から降りるとトワイライトエクスプレスが止まっていた。先ほどは撮影のために緊張をしたが、やはりこの列車はいるだけでも堂々として、緊張をしてしまう。10か月ぶりに見たトワイライトエクスプレス。この瀬戸駅には多くの人たちでにぎわっている。なおこの記事では、2015年3月まで走っていた大阪〜札幌間のトワイライトエクスプレスは札幌発着時代という表記に統一をする。

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まずは機関車だ。逆光になってしまったが、EF65形の1124号機がトワイライトエクスプレスのカラーになった。この色といえば、EF81形のイメージが強いが、直流機関車のこの車両がこの色になっても似合っている。一時期は現色の青とクリームだったが、この色に変わって、トワイライトエクスプレスのイメージを作り出している。

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そしてこれがヘッドマークだ。大阪〜札幌間で走っていた時と同じヘッドマークだ。それでこそトワイライトエクスプレスだ。再びこのヘッドマークが撮影ができてよかった。札幌発着時代は、日本海と北海道の噴火湾の夕日をイメージをしたヘッドマークだったが、団体専用列車では瀬戸内海と山陰日本海の夕日なのかなと思う。

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これはトワイライトエクスプレスの札幌発着時代では、札幌行きの場合、最後尾に連結をされて、プラチナチケットだった展望スイートだ。瀬戸駅では、機関車の交換のためにこのスイートを撮ることができた。この展望スイートはトワイライトエクスプレスの看板車両だ。青い空と濃い緑という素晴らしい色合いだ。しかし、特別なトワイライトエクスプレスでは、後ろに機関車が取り付けられるので展望が楽しめなくなる。

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この特別なトワイライトエクスプレスは、1号車から4号車がスイートとロイヤル付きの個室4両とロビーカーのサロンデュノールの5号車、食堂車ダイナープレヤデスの6号車、7号車が乗務員専用のB寝台、8号車が電源車の8両で構成される。

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スイートとロイヤルのみという編成は、特に2〜4号車では、スイートは車両のセンターにあり、窓が一段と高い位置にある。1号車はスイートが展望車であるが、2号車から4号車は札幌行き時代は派手さに欠けていたかもしれないが、ここではスイートが3両というだけでも圧巻だ。

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そしてこちらは5号車のサロンデュノールだ。日本海側は5枚窓、瀬戸内海側は8枚窓というのは変わっていない。特に山陰コースでは日本海が5枚窓から楽しめるのかもしれない。

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6号車は、ダイナープレヤデスだ。ここでは、トワイライトエクスプレスの札幌発着時代同様に、豪華な食事が出される。ツアーでは1行程につき朝食1回、昼食2回、夕食1回の合計4回の食事が出される。1日目の昼食は和食を中心とした懐石料理、そして夕食は札幌発着時代と同様にフランス料理のディナーが待っている。特に夕食は瀬戸内海や山陰の海の幸や但馬牛のステーキなど西日本にこだわった食材を使用をしているそうだ。デザートには関西の有名店でのメニューが出るそうだ。2日目は朝食と昼食が出る。それ以外にもアルコールなども味わうことができる。

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特別なトワイライトエクスプレスはいずれも代金が30万円から50万円をするツアーだ(関東発の場合)。そして超人気のツアーで倍率も非常に高く、本当に高嶺の花になった。それゆえに特にディナーでは札幌発着時代とはまた違った高級料理、そして客層の多くが年配の方であることから年配の方にも配慮をしたような食事になっているそうだ。

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7号車はB寝台でコンパートメイトであるが一般の利用はできず、添乗員やクルー、シェフたちなどの仮眠スペースだ。札幌発着時代と違い、こちらがまとまった乗務員の休憩スペースになりそうだ。(札幌発着時代もわずかながらあったそうだが、1両丸ごとということではなかったらしい)

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8号車の電源車を含めて、後ろから撮った編成だ。やはり、6号車の食堂車のダイナープレヤデスの車体の低さがよくわかる。札幌発着時代は、ソロなどがあり、日本海に向けた2段窓などなどが特徴であったが、このような車両は連結をされていない。札幌発着時代とは全く違うトワイライトエクスプレスになっているのだ。

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この瀬戸駅では、機関車を朱色のDD51形の重連に変えた。少し光って白く映ってしまった部分があるのは申し訳ないが、札幌発着時代はJR北海道の青色のDD51形が北海道内では牽引をしていたが、特別なトワイライトエクスプレスでは山陰コースのみ、EF65形からDD51形に変える。ヘッドマークの装着のシーンを撮影をした。やはりトワイライトエクスプレスにDD51形は欠かせないものかもしれない。

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そして瀬戸駅を後にする。やはり朱色のDD51形牽引のトワイライトエクスプレスの走行も撮影がしたい。その前に、トワイライトエクスプレスらしい写真を紹介をする。

行き先は、普通列車岩国行きだ。岡山を越えるどころか、一気に広島の先まで行ってしまう。岡山駅はいったん通過をして、倉敷までの間に有名な撮影地がある。そこでDD51形のトワイライトエクスプレスを撮る。倉敷を過ぎれば伯備線に入るからだ。

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この記事の最後は、6号車の食堂車の明かりを撮影をした。食堂車のこのような明かりのついた風景は食堂車らしさを感じさせるからだ。しかし、昼間なので光が反射をしてうまく撮影ができなかったのも確かだ。次の記事ではDD51形のトワイライトエクスプレスを中心にお届けをしたい。タイトルは瀬戸駅と名曲の瀬戸の花嫁を少しだけひっかけて作った。