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1月9日のJR東海ツアーズ主催の特別なトワイライトエクスプレス山陰コースの撮影。午後1時過ぎに山陽本線の岡山県内の和気〜熊山間で撮影をし(詳しくはこちらへ)、そして瀬戸駅で形式写真を撮った。そしてその後は、岡山駅を越えて、山陽本線の庭瀬〜中庄間の名所へ行くことにした。

特別なトワイライトエクスプレスの山陰コースは、山陽本線の和気駅の到着後、参加者は和気駅に近い備前焼の工房や窯元を見学をし、その間列車は、和気駅の3駅先の瀬戸駅へ行き、ここで長時間停車をし、機関車の交換などを行った。(詳しくはこちらへ)

瀬戸駅から岩国行きの普通列車に乗り、中庄駅へ。ここは岡山と倉敷の間にある。撮影地の前を通過をしたら、すでに30人以上の人がいた。この撮影地では岡山から米子や島根県松江や出雲へ行く特急やくもも走り、様々な列車が撮影ができるからだ。

中庄駅の近くには倉敷マスカットスタジアムという毎年阪神タイガースの試合を数試合行う野球場がある。地方都市で野球場に駅が近いのは大変珍しい。この中庄駅から歩いて15分くらいの場所にある。

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撮影場所には30人どころではなかった・・・とにかく人がいる。なので構図が決まってしまう・・・まず紹介をするのが115系だ。この地域の115系は多くが黄色一色の115系に変わってしまった。

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岡山地区に走る213系車両だ。213系は今年、ラ・マル・ド・ボアという観光列車が宇野線を中心に走る予定だ。車内は全席グリーン車になり、自転車を持ち込めるスペースもあるそうだ。ラ・マル・ド・ボアとは旅行鞄という意味のフランス語だ。

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こちらは117系車両だ。117系は、岡山〜福山間を走る快速サンライナーを中心に使われている。117系は今はJR西日本のみで残り、岡山だけでなく、和歌山・京都・山口の4か所で走っている。特に岡山地区では117系が快速電車で使われ、快速で主に入っていたJR東海の名古屋地区での廃止以来、貴重なものだ。しかしこれも黄色一色になっている。

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こちらは4両の115系だ。特に岡山〜倉敷間は山陽本線の福山方面だけでなく、伯備線の備中高梁・新見方面の列車も乗り入れる。

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この115系は、4両のうち、真ん中の2両が2ドアの車両になっている。115系の中でも2ドア・3ドアがある。この撮影地は望遠では遠くまで撮ることができる。

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そしてついに特別なトワイライトエクスプレス山陰コースがやってきた。先ほどの瀬戸駅で連結をしたDD51形の朱色の車両2両の重連が引いている。この色のトワイライトエクスプレスは初めての組み合わせだ。

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特別なトワイライトエクスプレス山陰コースは、倉敷駅から伯備線に入り、米子方面に向かい、米子駅から山陰本線に入り、東萩などを通り、下関へと向かう。伯備線は中国地方の山陽と山陰とを結ぶ最重要幹線だ。

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こちらから撮影をするとロイヤルとスイートの特徴的な外見はあまり見られないが、それでも1号車の展望スイートや4号車のロイヤル・スイートには窓が5箇所だけで特徴はあると思う。そして5号車のサロンデュノールは8枚窓があるのも変わっていない。中庄駅で少し停車をするので、通過速度が少しゆっくりだったのでいろいろ撮影をしてみた。単にトワイライトエクスプレスを風景で撮るのでなく、窓の形などの違いなどで撮影をするとなかなか面白いかも知れない。

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この特別なトワイライトエクスプレスの撮影が最後のトワイライトエクスプレスの24系客車としての最後の撮影になってしまうのか・・・乗客たちは超高い倍率で当選をして乗車をしているのかなと思う・・・

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山陽本線の撮影をまだ続ける。こちらは山陽本線を走る103系ではなく、115系の切妻式のワンマン車両だ。JR西日本には和歌山地区にもそうだが、このような車両もいる。おもにこの車両は岡山地区では伯備線への直通列車に使われるようだ。

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岡山と山陰方面とりわけ米子・松江・出雲方面を結ぶのが381系の特急やくもだ。特急くろしおなき後、最後の381系として走る特急列車がこのやくもだ。先頭車はパノラマグリーン車の車両が使われるのは、くろしおとも同じだ。やくもの場合はくろしおと違い、381系の全列車がパノラマグリーン車というわけではない。色については賛否があるが、貴重な国鉄型車両の特急車両なので今後の動向なども気になるところだ。

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岡山地区には115系の湘南色も残っている。黄色だけかと思ったら、この色も残っていた。今や貴重な色のこの色。全国的な115系の減少の中、岡山ではいつまで走るのか。

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もう一本115系を紹介をするが、こちらは2ドアの編成だ。この編成は下関の車両らしく、主に広島県・山口県を中心に走っている。乗車をしたときは転換クロスシートの編成だった。

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同じ115系でも2ドアがあったり、中間2ドアがあったり、ワンマンがあったり、湘南色があったり、岡山地区の115系は色こそ統一されているが、様々な形態の車両がいて、同じ115系でもいろいろいるのかと思うこともある。これまで乗車がメインであった時代はそのような際に気づきにくかったが、撮影を主体にしているといろいろな種類の車両がいるということは大変良くわかる。特に岡山周辺は運転本数も多いので、同じ色だからといって飽きるという事は少ないように見える。となりの広島地区では227系の導入が次々進んでいるが、岡山ではまだまだ国鉄車両の天下のようだ。

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撮影をしていた方の情報で、この色が来た。117系のサンライナーのオリジナルカラーだ。この色こそが爽快感があり、117系の中でも最も好きな色の一つだ。この色も例の黄色一色の変更によって、最後の1編成だそうだ。よかった。この色が撮影ができた。

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こちらは特急やくもの381系であとおいで撮影をした。この編成は9両と長い。やはり3連休の初日なので輸送量があるのではないかと思う。そういえば名古屋拠点の某アイドルの既に卒業をしたあるメンバーがこの381系を「おじいさんのような車両」と発言をしたことがある。なぜかといえば、そのアイドルグループはかつて鳥取の米子でライブを行い、名古屋への帰りで、この列車に乗ったそうだ。とはいえ、1982年から走っているので古さは隠せないのかもしれない。というかやくもの381系は1982年頃に製造をされたので、くろしおと違い、まだ置き換えの時期になっていないのかもしれない。

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中庄駅へ戻る途中、川崎医療大学をバックに213系を携帯で撮影をした。この213系もマリンライナー時代と違い、前面が少し変わったものがある。この岡山地区はいろいろ奥が深いことがわかった。

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このあと、倉敷へ向かい、ホテルにチェックインをする。そして岡山に戻り、長年乗りたかったあの車両もある。さあ、勇気100倍で岡山へ行こう。