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ここでは3月14日の午前中の行動を紹介をする。この日は朝の4時過ぎに青森のホテルを起きる。その理由は、急行はまなすを撮影をしたいからだ。

急行はまなすは、北海道新幹線工事の影響で到着時間が繰り下げられ、青森駅到着が6時19分と、提示より40分繰り下げられている。今回目指すのは、津軽線の油川〜津軽宮田間のいわゆる西田沢という撮影地だ。昨夜からのレンタカーで行き、西田沢には青森駅から約15分で着いた。はっきり言えば、この撮影地で、急行はまなすを狙えるのは夏くらいであるが、運転時間の繰り下げで、6時前に日がのぼる3月も青森県内では明るい時間帯で撮影が可能になったのだ。

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朝5時の青森市、気温はマイナス1.6度。この時間帯にも関わらず10人近い人がいる。前日は未明から撮影をしている人もいて、この撮影地だけでも50人近くいたそうだ。今日はそれよりも少なかったくらいだ。だんだん明るくなってくる。まだ26cmの雪が積もっているこの青森。雪景色を撮ることができそうだ。時間に連れて、露出などを変えていかなければならず、本番ではどれくらいのシャッタースピードと露出で切るかがなかなか難しい。

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EH500形の貨物列車が通過をし、いよいよはまなすの本番だ。EH500形も貴重な思い出になる。

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そしてはまなすがED79形の牽引でやってきた。今回のダイヤ改正で廃止になった急行はまなす。B寝台・指定席にドリームカーという深く倒れるリクライニングシート、そして昨年乗車をしたのびのびカーペットカーなどを用意をし、多彩な編成ぶりが魅力的だった。また、最後のブルートレインということで、今回のダイヤ改正の話題をカシオペアとともに独占をしていた点もある。

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最後の最後に走行シーンを撮ることができたこの列車。この列車は、急行券や指定席券などを買えば、北海道東日本パスで乗車ができ、さらに札幌まで行くことができるために北海道東日本パスの利用者からは強い人気があった。上は少しスカスカになってしまったが、記録的な点もあるからこれで十分かと思う。

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これが後ろから撮ったはまなすだ。防音壁でこれしか撮れなかったが、ヘッドマークもばっちり写っている。最後の夜行急行はまなす。何から何まで過去のものを引き継いできた。急行列車・機関車牽引の客車列車・夜行の定期の座席車などそのような点から古き良き時代を引き継ぐという点で、魅力的な列車で、今回のダイヤ改正では、最も名残惜しい列車として選ぶ人も多い。しかし、人気があるのは一部の鉄道ファンだけで、一般の利用者はあまり浸透をしていなかったような気がする。普段は特急白鳥と比較して、利用者があまり多くなかったとも聞いている。

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そして、青森市内のホテルに戻るが、北海道新幹線の線路も撮影地の周辺から見えた。北海道新幹線は新青森駅出発後、直線が長く続く。これが北海道新幹線のルートとして北海道への夢の道となるのかもしれない。

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幹線道路を挟み、八甲田連山など青森の山が見えた。北海道新幹線からは八甲田連山などがよく見えるのかなと思う。青森県を代表をする八甲田連山。朝焼けの八甲田は美しい。そして青森駅近くのホテルに戻り、荷物を置き、新青森駅の近くのレンタカー屋に返しに行く。

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新青森を出て、次の目的地は津軽海峡を渡り、函館だ。前日に青函フリー乗車券を購入をした。特急券を買えば、特急列車に乗れる。今回は特急白鳥93号の1号車を取った。この1号車は指定席とグリーン車の半室車両だ。いわゆるクロハと呼ばれている車両だ。クロハに特急列車で乗れるのはもうこれしかないと思い、白鳥93号の指定席を取った。白鳥93号は盛岡始発のはやてと接続をするので、指定席はそれほど乗っていない・・・しかし2013年9月のあの日は、指定席が早期に完売で、自由席に激しい混雑が発生をした。2年半前のあの日が嘘かのようだ。

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白鳥93号は8時25分に青森駅を出発をする。函館という行き先表示は、本当に遠くの町へ行くのだなという旅情を強く感じさせる。青森駅でも、東北新幹線新青森開業前の八戸駅でも、東北新幹線八戸開業前の盛岡駅でも「函館」という行き先には遠くの街だなという感じが強く感じさせる。それだけ「函館」という行き先には強い求心力があるのかもしれない。

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青森車両センターには急行はまなすの客車が止まっていた。座席車と寝台車の連結などもう見られない。最後の客車急行の急行はまなすの車両を1両ずつ撮ることができた。


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まず蟹田駅に停車をし、いよいよ青函トンネルが近い。その途中で新幹線と在来線の共用区間に入る。写真は共用区間の入り口付近だ。左手に見えるのは津軽線かな・・・。蟹田駅をすぎればトンネルが続く。そして津軽今別駅(奥津軽いまべつ駅)を通過をする。この駅は新幹線開通に合わせて、奥津軽いまべつという駅名にしたが、単に今別・津軽今別でも良かった気がする。この駅は道の駅が併設をされ、津軽線の津軽二股駅と隣接をしている。この駅は、NHK仙台で制作され、ローカル直送便で全国放送された東北Zいう番組の東北の鉄道を取り上げる特集(詳しくはこちらへ)では、この駅が地域に呼び込むための地域おこしを紹介をしていた。

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そして青函トンネルに入る。485系での青函トンネル越えは2005年以来だ。当時は龍飛海底駅の見学オプションを購入をしたので、485系の白鳥で青森から龍飛海底へ向かい、龍飛海底から函館へ同じく485系の別の列車に乗った。青函トンネルでは最高速度140km/hを出す。ただ789系と違い、LEDで青函トンネルのどのあたりを通過をしているのかというマッピングがない・・・。もう485系で北海道へ行くことはないだろう。長いトンネルを抜けて北海道へ行くのは本当にワクワクする・・・あの先が北海道なのだと・・・青函トンネルにはこのような旅情や楽しみがある。新幹線にも引き継がれて欲しい・・・

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そして北海道に突入をする。青森と同じく、雪が積もっている。これが木古内駅だ。木古内駅は新幹線も停車をする。この木古内は相撲の名横綱の千代の富士の出身地としても知られている。まさにこのあたりは、函館出身の歌手のGLAYの曲のホワイトロードという言葉が似合っているだろう。

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木古内駅を出ると、函館までは海沿いの区間をひたすら走る。私はこの海沿いの区間から函館山が見えるこの区間は好きな区間だ。北海道新幹線開通後は、第三セクターの道南いさりび鉄道の路線に変わる。この区間は風光明媚であるとともに、気候の厳しい区間かも知れない。前にトワイライトエクスプレスがあった時に、このあたりの暴風雪の影響で、トワイライトエクスプレスが木古内駅で長時間停車をし、到着が遅れたこともあったそうだ。青函トンネルを越えたあとの爽快感と函館山の見えるこの風景、列車で北海道を訪れるときは本当に魅力的な風景だ。今日は晴天で函館山がよく見える。新幹線では函館山は見えるのだろうか・・・新函館北斗まで行かずに木古内で降りて、道南いさりび鉄道に乗りたいくらいだ。

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そして函館駅に到着をする。函館を代表をする歌手のGLAYの曲の「軌跡の果て」という言葉がここではよく似合う。青森から2時間、やはりここは軌跡の果てなのかもしれない。

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ここは函館だ。新幹線ができるのは、函館市の郊外の新函館北斗駅だが、やはりこの函館が身近になるのは確かかも知れない。そして485系は特急北斗で使われるキハ183系と共演をする。国鉄型の特急形車両の共演だ。これが長いこと函館駅での当たり前の景色だった。白鳥は青森、その昔は八戸、もっと昔は特急はつかりとして盛岡を目指した。そして北斗は、北海道の首都札幌へと洞爺や室蘭などを経由をして目指す。

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君に会うまではという曲は、浜田省吾氏の名曲でつるの剛士氏などがカバーをしたが、急行はまなすも485系の白鳥もまさに君に会うまではだった。そしてその後、タイミングよく、新函館北斗駅となる渡島大野駅への列車に接続をするので、コインロッカーに荷物を預け、その新函館北斗駅を目指すことにする。